2018年7月16日 (月)

The Jayhawks / Back Roads And Abandoned Motels (2018)

米オルタナ・カントリーロック・バンド、ジェイホークス2年ぶりのニューアルバム。

ジェイホークスは大好きなバンドなので、アルバムが出れば必ず買いますが、やはりよく聴くのは、マーク・オルソンが在籍した90年代のアルバム。

しかし、このニューアルバムは良いです!
私的には、マーク・オルソンがいないアルバムの中ではダントツの1位です。

Jayhawks2018

(アナログにはDL付いています。ジャケはヴィム・ヴェンダース!)

本作は、バンドのメインソングライターであるゲイリー・ルーリスが、ディキシー・チックスのナタリー・メインやジェイコブ・ディランなど、バンド外で共作した曲のリメイクと新曲をコンパイルしたもの。

どの曲も素晴らしく、アレンジも統一しているので、寄せ集め感は全くなくし。

今までメインボーカルを取ってこなかった、キーボード奏者カレン・グロットバーグが歌う2曲もアルバムのアクセントになっていて良いです。
(1曲目がカレンのボーカル曲なのでびっくり。ドラムのティム・オレーガンも2曲メインボーカルで歌っています。)

前作は元R.E.M.のピーター・バックをプロデューサーに迎え路線を変えたものの、今ひとつしっくりこなかった印象。

ジェイホークスは、キンクスのレイ・デイヴィスのアルバム(アメリカーナとアクト2)のバックを担当。

イギリス人が考えるアメリカーナに触れたことで、改めて自分たちの進む道が明確になったのでしょう、これぞジェイホークスというアルバムに仕上がっています。

7月25日には邦題「寂れたモーテルとズッと続く道と」で国内盤も出ます。

YouTubeには「Everybody Knows」と「Backwards Women」が公開されています。(音声のみ)


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2018年7月 8日 (日)

Ann Peebles / I Can’t Stand The Rain (1974)

ハイ・レコードのベストセレクションが最新リマスターで千円でリリース!

ということで、アル・グリーンの持っていないアルバムを2枚購入。

アン・ピーブルスのことは知らなかったのですが、一緒にリリースされていた「I Can’t Stand The Rain」をジャケ買い。

Ann_peebles

これが大傑作!
こういう出会いが一番嬉しい!

本作はアン・ピーブルスの4thアルバム。

ハイ・レコード専属バンドとの融合が最高で、アルバムタイトル曲「I Can’t Stand The Rain」はジョン・レノンが「ソウル・レコードの最高傑作」と絶賛したそう。
確かにジョンが好きそうなサウンドで、特にドラムのサウンドが最高であります。

その後多くのアーティストがこの曲をカバーし、サンプリングに使用するのも納得です。
ちなみにこの曲以外の曲もすごく良いです!

ハイ・レコードのベストセレクションでは、アン・ピーブルスのアルバムは他に3枚出ているので、なくならないうちにゲットします。

こちらがジョン・レノンが絶賛した「I Can’t Stand The Rain」です!

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2018年6月24日 (日)

Lily Allen / No Shame (2018)

リリー・アレン、4年ぶりのニューアルバム。

私は2006年のファーストアルバムが大好きで、その後のアルバムも聴いてきましたが、結局リリー・アレンを聴く時はファーストばかり。

New Waveリバイバルの先駆けとなったファーストは、懐かしさと新しさのバランスが絶妙で、我々の世代には凄く響いたわけですが、その後はメインストリームに寄り添いすぎた感じがあってあまり馴染めず。

No_shame

(アナログはDL付いていません。)

本作は原点回帰ブラスアルファーの出来で「これを待ってました!」という感じ。

ライナーノーツによると、この4年間で離婚、ストーカー被害を経験し、また政治的発言で叩かれたりとプライベートではかなり大変だったらしく、音楽面でも売れる曲を作らなくてはならないプレッシャーで自分を見失ったと。

そのような負の部分を乗り越え、自分をさらけ出して作ったのがこのアルバム。だからタイトルが「ノー・シェイム」。

スカやカリビアン・ミュージックを取り入れた曲が復活したのも嬉しいですが、私が一番強く惹かれるのは、とてもイギリス的で美しいメロディー。

一番グッときた曲「Family Man」は、ジョン・レノンが頭をよぎりました。
本人がどこまで意識しているかわかりませんが、本作はリリーにとっての「ジョンの魂」ですね。

これからも我が道を貫いて、リリー・アレンにしか作れない音楽を追求して欲しいです。

「Family Man」が、YouTubeになかったので、オフィシャルViDEO「Lost My Mind」を貼っておきます。


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2018年6月17日 (日)

Natalie Prass / The Future And The Past (2018)

ナタリー・プラス。

全く知らない方でしたが、ジャケットに引っかかってApple Musicで聴いたら、ウェンディ&リサに通じるクールなソウル・ポップがすごく良くて。

Natalie_prass

(アナログはゴールド・ヴァイナル。DL付いています)

バイオによると、「86年オハイオ州クリーブランド生まれ。西海岸でビーチ・カルチャーに触れながら音楽教育を受ける。バークレー音楽大学に入学するが1年で退学。その後ナッシュビルに移り住み音楽活動を始める。」とあり、2015年にマシューE・ホワイトをプロデューサーに迎え、デビューアルバムを発表。このアルバムは2ndで再びマシューE・ホワイトがプロデュースしています。

80年代を意識しながらも今の音として機能しているサウンドがとても気持ち良いのですが、これは絶妙のバランスのミックスの効果が大きいですね。

リード曲の「Short Court Style」はソランジュのミックスを手がけたブルー(Mikaelin Bluespruce)がミックスしていました。

そしてマスタリングは巨匠ボブ・ラディック。
音がいいわけです。

バラエティーに富んだ曲も良いし、アルバムトータルとしてすごく良く出来ているで同業者からの支持を得そうですが、今の若い人がこれを聴いてどう思うのかすごく気になります。

我々の世代にはジャストフィットで中毒性高しです。

オフィシャル・ビデオ「Short Court Style」

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2018年6月10日 (日)

Corduroy / Return Of The Fabric Four (2018)

祝復活!
コーデュロイ、18年ぶりのニューアルバム!

Corduroy

(限定アナログはホワイト・ビニール!DLはなしですが、このサウンドはアナログ映えします!)

私は1992年作の「Dad Man Cat」が大好きで、いまだに年に何回かすごく聴きたくなります。

そんな私も、実はレコードショップに本作が並んでいるのを見て初めて再結成を知った次第。

なので、18年ぶりの新作はかなり不安だったのですが、これは往年のファンも納得の出来でしょう。

「Dad Man Cat」の荒々しさはないものの、原点回帰というかモッズ的かつスタイリッシュなサウンドにグッと来ます。

よく考えたら今までコーデュロイのライブ、1度も見てなかったので、今の熟成コーデュロイを見たいです。

アルバム唯一のボーカル曲で、ザ・フーへのオマージュ曲「Saturday Club」。

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2018年6月 9日 (土)

Neko Case / Hell-On (2018)

米シンガーソングライター、ニーコ・ケース5年ぶりのニューアルバム。

最初にApple Musicで先行リリースの曲をを聴いた時は、ちょっと?だったのですが、アルバムトータルで聴くと新境地に挑戦したサウンドが素晴らしく、ソングライティングも冴えていて文句なしの出来。
カントリーの要素は薄くなりましたが、個人的には彼女の最高傑作だと思います。

Hell_on

ニーコは昨年自宅が消失したそうで、アートワークや歌詞にもその事が反映されています。

プロデュースは、ニーコとピーター・ビヨーン・アンド・ジョンのピーター・ビヨーン。
制作はスウェーデンのストックホルムで行われたそうですが、音がすごく良いです。

case/lang/veirsでユニットを組んだ、K.D.ラングとローラ・ヴェイアーズも参加しています。

LPは2枚組の重量盤で、ジャケットのニス加工など印刷も凝っていて、ゴージャスな仕上がり。
ただしDLカードは入っていませんでした。
外出先でも良い音で聴きたいので、CDも購入。

今年の10枚入り決定です。

マーク・ラネガンとのデュエット曲「Curse of the I-5 Corridor」。
沁みます。


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2018年5月29日 (火)

Gas Coombes / World’s Strongest Man (2018)

元スーパーグラスのフロントマン、ギャズ・クームスのサードアルバム。

今回も自宅とオックスフォードのスタジオで、ほぼエンジニアとギャズの2人で制作。

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(限定ピンクビニールをゲット!DLコード付きです。)

全く時代のトレンドを狙ったものがなく、我が道を貫いているサウンドですが、かっこいいです。

ヴォーカリスト、ソングライター、トラックメイカーとして全て凄いし、今油が乗り切っている感じ。

もっともっと評価されるべき人だと思うのですが、浮世離れしすぎているのか、スーパーグラスの時代に比べて地味な感じになっているのが勿体無いです。

彼のソロの作品は、ファーストも、セカンド・アルバムもすごく良いです。
あとスーパーグラスの後期はセールスが落ちてしまいましたが、5thアルバム「Road to Rouen」は傑作なのでこれも要チェックです。

Gaz Coombes - Walk The Walk (Official Video)

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2018年5月19日 (土)

Glen Phillips / Swallowed By The New (2018)

トード・ザ・ウェット・スプロケットのフロントマン、グレン・フィリップスの10年ぶりのニューアルバム。

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グレンは、バンド以外ではルーツミュージックに根ざした作品を出しており、私は特に2005年作「Winter Pays For Summer」がお気に入りで、それ以来彼の作品を追いかけています。

グレンのソロ作は、フォーク・ロックなサウンドに、切なく美しいメロディが特徴で、私はジャクソン・ブラウンに近いものを感じます。

本作も美メロ満載で、バックもLAの一流ミュージシャンが素晴らしいサウンドで支えています。

日本ではトード・ザ・ウェット・スプロケットさえもあまり知られていませんが、私はバンドよりソロの方が断然好みで、本作も大プッシュです。


またグレンは2004年にニッケル・クリーク(クリス・シーリ、サラ・ワトキンス、ショーン、ワトキンス)と組んだユニット「Mutual Admiration Society」でフォーク・ブルーグラス・アルバムを出しており、これは今こそ聴かれるべき素晴らしいアルバム。そちらの続編もぜひお願いしたいです。

アルバムオープニングナンバー、「Go」。

こちらは、Mutual Admiration Societyの「Sake Of The World」。

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2018年5月 6日 (日)

Bonny Doon / Long Wave (2018)

デトロイト出身の4人組バンド、ボニー・ドゥーンのセカンドアルバム。

ジャンルとしてはオルタナ・カントリーと紹介されているようですが、なんかしっくりこない。
自分の感覚で一番近いと思ったのは、フォークっぽいペイヴメント。
あとキラキラしていないリアル・エステイト。

Longwave

(アナログを購入しましたが、DLコードはなしでした。)

かなりユルいし、何か特別な個性が突出しているわけでもないのですが、これがクセになるサウンドで、ひたすら気持ちが良いのです。

誰にでもオススメというわけにはいきませんが、ペイヴメント、リアル・エステイト、カート・ヴァイル、マック・デマルコが好きな方なら、ジャストフィット間違いなしです。

ファーストアルバムを聴くと、セカンドほどゆるくないし、まだ引き出しがあると思うので、今後どう変化していくか楽しみです。

しかし、このアルバムがあまりにも自分の好みにぴったりなので、こればっかり聴きそうな予感もありますが。

アルバムタイトルナンバー「Long Wave」

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2018年4月30日 (月)

Johnny Cash: Forever Words / V.A. (2018)

このアルバムは、ジョニー・キャッシュが亡くなった後に発見された詩を元にレコーディングされた曲を集めたもの。

参加メンバーにI’m With Her名前があったので、早速注文。
今彼女たちの音源はなんでも聴きたい!

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(アナログは2枚組、DLコード付き。)

その他、コステロ、Tボーン・バーネット、ジョン・メレンキャンプ、ジェイホークスなどの私のお気に入りの方々が多く参加していますが、カーレン・カーターと結婚していたことでジョニー・キャッシュの義理の息子だったニック・ロウが入っていない!
(ニックがジョニー・キャッシュに提供した「The Beast In Me」は名曲!)
ニック・ロウが参加していたらもっと最高だったのですが。

I’m With Herとコステロの新曲だけでも元をとった感じですが、Tボーン・バーネットの曲が最高で、この感じで1枚アルバムを作っていただきたいと強く思いました。

YouTubeにはこのアルバムのチャンネルができていて収録曲のメーキング映像が見られます。
(曲はバックで流れる程度)
https://www.youtube.com/channel/UCsi5FYDzbQw9Gh0Gdv1GOeg

I’m With Herの「Chinky Pin Hill 」はフルで聴けます。


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