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2011年5月

2011年5月28日 (土)

Bruce Springsteen & The E Street Band /Live At The Main Point, 1975

これ、普通にタワーレコードで売っていたんですけど。
(アマゾンやHMVでも取り扱っているので、表の流通ものなのですが)

ボスには申し訳ないのですが、この音源が「Born To Run」リリース直前の
ライブと知り、買ってしまいました。

Estreetband1975

音はまさかのサウンドボード。ラジオ収録のための音源だったのでしょうか。
最初、ライン録音独特の空気感のなさと、ミックスのバランスの悪さが
気になっていたのですが、演奏のエンジンがかかってきたら、
細かいことは気にならなくなりました。

この時点では未発表の「Born To Run」収録曲は、一部アレンジが
完成形と違ってます。そのあたりも興味深いですね。


ボブ・ディランやチャック・ベリーのカバーを含んでの150分。
もし、当時のライブの現場にいたら、鼻血ブーですな。
(古くてすみません!)

Disc 1
01 Intro
02 Incident on 57th Street
03 Mountain Of Love (Harold Dorman)
04 Born To Run
05 The 'E' Street Shuffle
06 Wings for wheels (Thunder Road)
07 I Want You (Bob Dylan)
08 Spirit In The Night
09 She's The One
10 Growin' Up
11 It's Hard To Be A Saint In The City
12 Jungleland

Disc 2
01 Kitty's Back
02 New York City Serenade
03 Rosalita (Come Out Tonight)
04 4th Of July, Asbury Park (Sandy)
05 A Love So Fine / Shout
06 For You
07 Back In The USA (Chuck Berry)


音声だけですが、このCDの音源がYouTubeにアップされていました。
「Jungleland」

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2011年5月25日 (水)

The Cars / Move Like This (2011)

2006年にトッド・ラングレンを迎え、New Carsと名乗り、
ツアー、CDリリースをした時には、もうリック・オケイセックが
カーズに戻るなんてないと思ってました。

オリジナルメンバーでの再結成ですが、名曲「Drive」を歌った
ベンジャミン・オールは亡くなってしまているので、残り4人での再始動です。


Thecars_reunion_2


私たちMTV世代には、カーズといれば、80's特有のシンセとギターにPOPな
メロディーが印象的なのですが、再結成にあたり、ナツメロっぽくならないかが
心配だったのですが、そのあたりは、R.E.M.やU2のお仕事で有名な、
ジャックナイフ・リーがうまくまとめくれているので、問題無し。

ただ、全10曲中、ジャックナイフ・リーのプロデュースは5曲で、
他の半分はバンドのプロデュースになっているのですが、ジャックナイフ・リーの
プロデュースの曲の方が、エッジの立った音になっているので、
全部任せた方が良かったのではと思ってしまいます。

といっても、期待以上のカーズ・サウンドを聴かせてくれたので、
文句をつけるつもりはないのですが。
ニュー「Drive」ともいえる、「Soon」にもグッときましたし。


アルバムのTV CM。これ見たら昔のファンは聴きたくなりますね。うまいな。


MTVの象徴バンドらしく、すごく凝ったPVも作っています。「Sad Song」

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2011年5月23日 (月)

Ben Harper / Give Till It's Gone (2011)

久々のソロ名義作品。
最大の売り文句は、リンゴ・スター参加でしょう。

ジョージ・ハリスンの息子、ダニーと組んだ「Fistful Of Marcy」も、
最初なぜこの組み合わせ?と思いましたが、リンゴとの繋がりも
意外な感じがします。

(と思って調べたら、リンゴとベン・ハーパーとのジョイントライブが
2010年に実現していました)

http://youtu.be/UD1pJ_RzNyY

Benharper_2011

リンゴは、「Spilling Faith」と「Get There From Here」に参加。
「Get There From Here」は「Spilling Faith」ジャム・バージョンの
インストなので2曲で1つと考えた方がよいでしょう。

途中から段々、マジカル・ミステリー・ツアーあたりのサイケなサウンドに
なって行くのですが、リンゴの独特のドラムが絶妙にマッチしています。
(元祖だから当たり前か)

リンゴ参加の2曲は、セッションで作り込んだらしく、
作者のクレジットにリンゴも入っています。

また、「Rock N' Roll Is Free」という、いかにもニール・ヤング風な曲が
あるのですが、ニールの前座を務めたベン・ハーパーが
ニールのパフォーマンスに感銘をうけて、作った曲だそうです。

近年、ファンキー度が減っているのですが、
本人は今ロック/シンガーソングライターのモードなんでしょう。
(Fistful Of MarcyもCS&Nを明らかに意識していたし)

ちなみに、このアルバムの大半は、ジャクソン・ブラウンのスタジオで
制作されたので、ジャクソンも1曲「Pray That Our Love Sees The Dawn」
にコーラスで参加しています。

自由にジャンルの壁を乗り越え、好きな人と組み、好きなことをやる、
ベン・ハーパーさん。素敵です!

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2011年5月20日 (金)

The Smithreens / 2011 (2011)

最近は、カバーアルバムや企画ものばかりで、
オリジナルのアルバムとしては、なんと12年ぶり!

インターバルが空いたのは、バンドが停滞していたともとれるので、
危機感があったのでしょう。
プロデューサーに盟友ドン・ディクソン、レコーディングにはミッチ・イースターを
むかえ、パワーポップ界の役者を招集。
(2006年からベースが、Severo "The Thrilla" Jornacionという方に
変わっています。PVにも写っているどう見ても日本人にしか見えない人です。)

昔からのファンなら泣いて喜ぶアルバムを作ってくれました!
個人的には「Green Thoughts」以来の傑作だと思います。


Smithereens2011_2

(ジャケットは1989年リリースの「11」のデザインを流用。思わずニヤリ)

いつものスミザリーンズ節の中にも、今までとちょっと違うセンスを
入れているところが、頼もしいですね。最後の曲なんて、モロにThe Whoだし。
(The Whoのカバーアルバムのことは、ここに書いてます

結成31年。継続は力なりです。


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2011年5月17日 (火)

Playlist: the Very Best of Matthew Sweet (2011)

Zoo、Volcano時代のベスト盤が出ました。
(今回はソニーのレガシーシリーズの一環としてのリリースです)
アルバムで言えば、「Girlfriend」から「In Reverse」まで。


Matthew_best


未発表音源はありませんが、シングルやコンピ収録バージョンが入っていて、
ちょっとマニアック。
初めてマシューを聴く人にとっては、もっと入れるべき曲があると思いますが・・・

しかし、アマゾンで838円と激安なので、「Girlfriend」しか聴いたことのない
人にはよいかもしれませんね。


01. I've Been Waiting / Girlfriend
02. Girlfriend / Girlfriend
03. Sick of Myself /100% Fan
04. Superdeformed / No Alternative (Compilation)
05. The Ugly Truth / Altered Beast
06. Walk Out / 100% Fan
07. Faith In You / In Reverse
08. Where You Get Love / Blue Sky On Mars
09. Time Capsule [Demo] / Single (Time Capsule)
10. We're the Same / 100% Fan
11. Falling / Altered Beast
12. Evangeline / Girlfriend
13. Don't Cry No Tears [Live] / Son Of Altered Beast
14. Looking At The Sun / Girlfriend Legacy Edition

個人的には、ニール・ヤングのカバーなら「Don't Cry No Tears」よりも、
レガシー・エディションに入っていた「Cortez The Killer」の方が、
シングル収録曲なら「Devil With The Green Eyes」収録の「Eskimo」が
おすすめです。

(以前マシューのシングルやプロモ盤を紹介した記事はこちら


今は亡き、ロバート・クワィンがギターを弾いている映像がありました。(渋い!)
マシューもまだ巨大化する前で、凛々しいです!

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2011年5月15日 (日)

Panda Bear / Tomboy (2011)

アニマル・コレクティヴの中心人物、ノア・レノックスのプロジェクト、
「パンダ・ベア」の4枚目。

アニコレは、聴いたとこがあったのですが、パンダ・ベアは初めて聴きました。

私のアンテナにひっかかったのは、ミックスがソニック・ブームだから。


Panda_bear

(US盤を購入したのですが、15曲入りのライブアルバムがダウンロード
できるカードが入っていました)

この浮遊感、スペーシーなサイケ感、まさしくソニック・ブームのお仕事です。
同じくソニック・ブームを起用したMGMTの「Congratulations」よりも
こちらの方が好みです。

あきらかに、ビーチ・ボーイズを意識した、コーラスやフレージングが
私の琴線に触れるからでしょう。


パンダ・ベアの過去の作品も聴きたくなってきました。


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2011年5月13日 (金)

The Waterboys / In a Special Place (the piano demos for This Is The Sea)

ふらっと立ち寄ったタワーレコードで、これを発見。
This Is The Sea」に感銘をうけたものとすれば、無視はできません。


Piano_demo_3


このCDは、マイク・スコットが、「This Is The Sea」用に録音した
デモなのですが、ほとんどは、マイクのピアノと歌だけです。
(Extraトラックとして2曲、バンドの音源が入っています。)

最初、「This Is The Sea」制作時に、キーボード担当だった
カール・ウォーリンガー(World Party)がピアノを弾いているのかと
思いましたが、マイク・スコットがピアノを弾きながら歌っています。

(「This Is The Sea」のクレジットを見直したら、アルバムもピアノは
マイクが弾いていました。)

デモながら、これがいいんですよ。
(スタジオで録っているので、歌も真剣に歌っています。)

マイクの中では、この時点でもう出来上がっていているので、
完成度が高いです。
ジョン・レノンのデモも、その時点で完全に仕上がりのイメージが
できているデモでしたが、マイクのデモにも似たイメージがあります。


YouTubeに音源が上がっていました。


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2011年5月 7日 (土)

The Baby Huey Story: The Living Legend (1971)

ベイビー・ヒューイ。
このFat man が気になったのは、このアルバムのプロデューサーが、
カーティス・メイフィールドだから。

ベイビー・ヒューイは、このアルバムがリリースされる前に、
ドラッグが原因で26歳という若さで亡くなっています。


Baby_huey_2


インストが多いのは、アルバムの完成途中でベイビー・ヒューイが
亡くなったので、前身バンドの曲を持ってきたり、カーティスのレーベル
「カートム」のミュージシャンを集めたりして、なんとか仕上げたからのようです。

時代的にかなりサイケ色が強いのですが、ホーン・アレンジやパーカッションに
カーティス色が出ているのはそのせいですね。

このアルバムを再発したレーベルは、ジュディ・シルのリイシューも行った「Water」。
わかってらっしゃる!

ベイビー・ヒューイは、ジミ・ヘンドリクスとも、交遊関係にあったそうです。
このアルバムを聴けば2人が意気投合したことも、なんとなくわかります。

もともと、DJネタとしてこのアルバムは有名だったようですが、
カーティスのお仕事として、もっと語り継がれるべきアルバムと思います。


1. Listen to Me (M.Johnson)
2. Mama Get Yourself Together (J.Ramey)
3. A Change Is Gonna Come (S.Cooke)
4. Mighty Mighty (C.Mayfield)
5. Hard Times (C.Mayfield)
6. California Dreamin' (J.Phillips)
7. Running (C.Mayfield)
8. One Dragon Two Dragon (J.Ramey)

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2011年5月 4日 (水)

k.d. lang & The Siss Boom Bang / Sing it Loud (2011)

バンクバー・オリンピックでの、感動的なレナード・コーエンの「ハレルヤ」の
パフォーマンスが記憶に新しい、k.d.ラングのニューアルバム。
(その映像を見た時、あまりにも恰幅のよさに目を疑いましたが・・・)


Kd_lang_sbb


バンド名義に現れているように、バンドメンバーとがっぷり組み合った、
バンドサウンドが堪能できます。

このバンドサウンドが、実に気持ちよいのです。

元々、この人をカントリーに括るのは無理があるのですが、
無骨なギターサウンドが美メロに絶妙にマッチング。
かなり、ロック色が強いです。

さらに、カバー名人の本領も発揮して、トーキング・ヘッズのカバー
「Heaven」も貫禄の出来。素晴らしいです。

(「ハレルヤ」収録のカバーアルバム「Hymns of the 49th Parallel 」は
最高のカバーアルバムです。)

ボーカリストとして、表現者として、凄まじい高みにいると思います。


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2011年5月 1日 (日)

Paul Simon / So Beautiful Or So What (2011)

御年69歳、ポール・サイモンの新作。

ある意味、ビートルズやストーンズなど、同世代のミュージシャンの中で
一番過激なのはこの人かもしれません。


So_beautiful


リズムに敏感なこの方らしく、凝ったリズムがベースになっているのですが、
ちまたのポップミュージックとは一線を画す複雑な曲が続きます。
リズムを際立てるためと思いますが、ベースがほとんど入っていません。

もうワールド・ミュージックの搾取とか、目くじらを立てる人もいないでしょう。
それくらい、独自のサウンドに消化されて、ポール・サイモン印になっています。

最初、難解に聴こえるものの、すぐに気持ちよくなって、
繰り返し聴きたくなってきます。

ライナーノーツに、エルヴィス・コステロが寄稿しています。
「この見事で、考え深く、そして楽しいアルバムはポール・サイモンの
最高傑作のひとつと呼ばれるに値する」

あと、数十回聴かないと、このアルバムの本当の凄さは
分からないのかもしれません。

やっぱり時代を作った人は凄いです。


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