« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »

2011年6月

2011年6月28日 (火)

Marissa Nadler / Marissa Nadler (2011)

マリッサ・ナドラーの約2年ぶり5作目のアルバムは、自主レーベルと
自身の名前のセルフタイトルということで、新しい方向に踏み出した感じがします。


Marissa_2011

前作をブログで紹介したときに、私は彼女の作風を「幽玄フォーク」と
書いたのですが、今作はその幽玄さが一歩後退し、よりストレートなサウンドになっています。


といっても彼女の声とギターが一体となった、ドリーミーなサウンドは健在
なのですが、深淵な森の中から聴こえてきそうな従来の音とはあきらかに違っています。

彼女自身も 「このアルバムは、もっとも正直で、そして自然体で作った作品」と
語っているので、加工されすぎない自分を表現したかったのでしょう。

たぶん、何年か後にこの作品を振り返ると、一度は通らなければならない道だった
ことがわかるはず。

私は彼女にはこれからも、どんどん進化した作品を作って欲しいので、この路線も断然支持です。


日本盤がリリースされる気配がないのですが、P-Vineさん、出さないのでしょうか?


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月23日 (木)

SPOOKY ELECTRIC Live Info 8月28日(日)Blue(滋賀・守山)

Spooky3disc


SPOOKY ELECTRIC、8月28日(日)Blue(滋賀・守山)でのライヴが決定!

サックスのチャーリーが加わり5人になって初めてのBlueです。

ヤマムラヤスヒロ(Vo、KB)
甲斐亘(G)
丸山ヨシオ(B)
Charlie(Sax)
RYAN(Drs)

関西方面の方、よろしくお願いします!


Blueのオーナーでもある、甲斐亘が読売新聞(滋賀版)に載っているという情報が!
(情報提供Shihoさん。Thank You !)

音楽スタジオを始めてはや16年。
Blueは、今では守山音楽シーンに欠かせない場所になっています。

Kai_kiji_2


滋賀を盛り上げる名士としても活躍中の甲斐くんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月22日 (水)

Paul McCartney / McCartney (1970)

ポール・マッカートニーのアーカイブ・コレクションがリリース。
まずは、「マッカートニー」と「マッカートニーⅡ」。

DVD付きデラックス・エディションも発売になっていますが、
予算の都合上、ボーナスディスク付き2枚組を選択。
近年、増々聴くようになったファーストアルバム「マッカートニー」を
早速聴きました。


Mccartney


リマスターは、ビートルズやジョン・レノンのリマスターを行った
アビーロード・チームが担当。
4チャンネルの自宅録音なので、ハイファイなサウンドは期待していません
でしたが、やっぱりもとの音が良い音で録られていたんですね、
期待以上の生々しいサウンドになっています。

このアルバムは、「レット・イット・ビー」が発売される3週間前に
リリースされたのですが、当時はデモのようなラフなサウンドと、
インストが多かったせいもあり、酷評されました。
そりゃ、「アビーロード」の次にこれがきたら「?」になりますよね。

しかし、90年代に入り、ローファイや宅録などのキーワードが流行るにしたがい、
このアルバムの価値もアップ。
今もしコアなポールのファンに好きなアルバムのアンケートをとれば、
結構上位にくると思います。

なんといっても、「Every Night」「Junk」「Maybe I'm Amazed」と、
ポールの全作品の中でもベストの曲が入っているし、
レット・イット・ビーのセッションで仕上げられなかった「Teddy Boy」、
ビートルズの幻のアルバムタイトル「Hot As Sun」と
ビートルズ関連資料としても価値ある曲も入っているので。


気になるボーナスディスクですが、「スーサイド」のフルバージョンが
目玉なんでしょうが、全貌を見ない方がよかったような気分です。
(Hot As Sun / Glassesの最後に一瞬入っている歌が「スーザイド」です。)

あと、アルバム収録曲の79年のライブを入れたのはちょっと?ですね。
この時期のライブが貴重なのはわかりますが、断片でもよいので、
「マッカートニー」のデモを入れて欲しかったですね。
まぁ、ファンとは欲張りなものです。

 
CD 1 – Remastered Album



01.The Lovely Linda                                                                     

02.That Would Be Something            

03.Valentine Day                                                              

04.Every Night                                                                 

05. Hot As Sun / Glasses                                                   
06.Junk                                                                 

07.Man We Was Lonely                                                    

08.Oo You                                               

09.Momma Miss America

10.Teddy Boy

11.Singalong Junk 

12.Maybe I’m Amazed

13.Kreen-Akrore  




CD 2 – Bonus Audio Tracks



01. Suicide [Out-take] 

02.Maybe I’m Amazed [From One Hand Clapping] 

03.Every Night [Live At Glasgow, 1979] 

04.Hot As Sun [Live At Glasgow, 1979]

05.Maybe I’m Amazed [Live At Glasgow, 1979] 

06.Don’t Cry Baby [Out-take]
07.Women Kind (Demo) [Mono]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月20日 (月)

追悼 クラレンス・クレモンズ

Clarence_2


私が大学時代に組んでいたバンドにサックスがいました。
SPOOKY ELECTRICにもメンバーにサックスがおります。

ロック・バンドにサックス・プレイヤーが定着したのは、
まさにこの方のおかげ。

みんなEストリートバンドにあこがれていた訳です。

2009年のハイドパークのビデオで、椅子に座りながらサックスを吹いている
シーンをみて愕然としたのですが、まさかこんな早く訃報が届くなんて。

今日は1985年に大阪城ホールで見たライブを思い出しながら、
追悼したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月17日 (金)

Death Cab For Cutie / Codes And Keys (2011)

デス・キャブ・フォー・キューティーとの出会いは2000年発売の
「We Have the Facts and We're Voting Yes」。

その時は、アメリカの良質なインディーバンドという印象でしたが、
ここ10年で全米チャートインするような大物バンドに変身してました。


Codes_and_keys_2


久々に彼らのアルバムを聴いたのですが、ギター・ポップ・バンドとして
最高の出来ではないでしょうか。

昔のアルバムに比べてシンセの割合が大きくなってますが、
とても効果的に使ってます。

キーボードの導入とクリエイティビティの昇華という点で、
Unforgettable FireをリリースしたころのU2を彷彿させます。

(あとで見たバンドの記事で、このアルバムのことを「ブライアン・イーノの
「Another Green World」に通じる世界観」と言っていたので、私の直感も
結構あたってました。)

良い音で録音されているし、バランスもばっちり。
この手のギターバンドのサウンド作りの手本になると思います。

本日のビルボードのチャートをみたら「Codes And Keys 」は、
総合で10位、ロック・アルバムで2位!

このアルバムが売れているということは、アメリカのチャートも案外健全なのかも。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月15日 (水)

Spectacle Elvis Costello with...Season Two (DVD)

エルヴィス・コステロが司会を務める音楽番組「スペクタクル」
のシーズン2がDVD・ブルーレイ化。

日本では1が出たばかりなので、当分2は出ないと思ったので、
輸入盤をチョイス。

Spectacle2


英語字幕があれば、なんとか理解できるかと思ったのですが、
なんと字幕なし・・・(泣き!)

U2のボノとエッジとのやりとりや、ブルース・スプリングスティーンとの
濃い会話に頭の中はもやもや状態に・・・
(アマゾンのDVDは、リージョン1となっていますが、
国内のDVDプレーヤーで再生可能)

でも、興味深い組み合わせのアーティストによる演奏シーンだけでも
充分もとがとれます。


シーズン2収録のアーティストは以下です。

コステロを起点に、色んなジャンルの音楽を聴いていた私のような
リスナーにとってはたまらない人選です。

■Elvis Costello with Bono and The Edge (U2)

■Elvis Costello with Sheryl Crow, Neko Case, Ron Sexsmith and Jesse Winchester

■Elvis Costello with Levon Helm, Nick Lowe, Richard Thompson and Allen Toussaint

■Elvis Costello with... Mary -Louise Parker(女優、音楽ライター)

■Elvis Costello with Lyle Lovett, Ray LaMontagne, and John Prine

■Elvis Costello with Bruce Springsteen(Party1&2)

さすがに若手は出てきませんが、各年代に活躍したアーティストを
バランスよく配置し、コステロがうまくまとめています。
(バックのインポスターズの演奏にも注目!)

私的ハイライトは以下です。

コステロ&ボノ&ジ・エッジ(U2) 「Pump It Up + Get On Your Boots」

コステロ&ロン・セクスミス「Everyday I Write The Book」

コステロ&レヴォン・ヘルム、リチャード・トンプソン、ニック・ロウ、
アラン・トゥーサント、レイ・ラモンタニュ「The Weight」

コステロ&ブルース・スプリングスティーン、コステロの持ち歌
サム&デイヴのカバー「 I Can't Stand Up For Falling Down」

でも、ボスとコステロの会話の内容はきちんと理解したいので、
日本盤が出たら買い直しですかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月12日 (日)

Nick Lowe / Untouched Takeaway (2004)

ニック・ロウ来日決定!
それも久々のフルバンです。
ライ・クーダーとのジョイントライブもよかったですが、
やっぱり単独で見たかった!

こんなときに来てくれて感謝です。
これは行かんといけません。

日程
8/10(水) 〜 8/11(木) Billboard Live TOKYO
8/12(金) Billboard Live OSAKA

メンバーは以下。
ニック・ロウ(Vocals,Guitar)/ゲラント・ワトキンズ(Keyboards)/
ジョナサン・スコット(Guitar)/マシュー・ラドフォード(Bass)/
ロバート・トレハーン(Drums)


Nick_lowe_live

このCDは公式アルバムとしては唯一のライブ盤。
予習に最適な音源です。

①〜⑩がThe Convincersのツアーでの演奏、
⑪〜⑰がThe Impossible Birdsのツアーの演奏で、
近年のニック先生の渋いライブが堪能できます。

来日メンバーのゲラント・ワトキンズとロバート・トレハーンは、
このCDでも全て演奏してますので、ほぼこんな感じの演奏になると思います。

このCDは現在入手困難なのですが、ダウンロードでしたら iTunes Storeで買えます。

Untouched Takeaway - Nick Lowe


Part 1 The Convincers
01. What's Shaking On The Hill
02. Faithless Lover
03. I Live On A Battlefield
04. You Inspire Me
05. Cruel To Be Kind
06. Indian Queens
07. Let's Stay In
08. Shting Shtang
09. The Beast In Me
10. What's So Funny Bout Peace, Love and Understanding?

Part 2 The Impossible Birds
11. 12 Step Program
12. Dream Girl
13. Without Love
14. 14 Days
15. Tombstone Every Mile
16. Shelley My Love
17. I'll Be There

8月が待ち遠しいです!

昨年グランストンベリーでのニック先生のステージ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月10日 (金)

Peter Case / The Case Files (2011)

知らないうちに出てました。

前アルバムをリリースしたyep rocからでなく、Alive Naturalsound Records
というレーベルから出ていたのでノーマークでした。
(このAlive Naturalsound Recordsは、プリムソウルズやナーヴスのCDを
出しているので繋がりはあったのですが)

てっきりニューアルバムかと思ったのですが、
デモやライブ、アウトテイクスの企画ものでした。

Case_files

しかし、これが良いのですよ。
なんでこれがお蔵になっていたか理解に苦しむご機嫌なロックチューンの
①、②、⑫やファーストアルバム収録のデモ⑨など興味深いトラックが並びます。

そして、このアルバムの価値を高めているのが、ローリング・ストーンズ、
ボブ・ディラン、アレハンドロ・エスコベドのカバー。
これが、素晴らしい!

ぜひカバーアルバムを作って欲しいですね。
心あるロック・ファンのハートを射止めること間違い無し。
Tボーン・バーネットのプロデュースで、カバーアルバムを作ったら
絶対売れると思うのですが。

勝手に応援隊としては、ピーターに予算の心配をしないで
レコーディングをしていただきたいので、もっと売れて欲しいのです。

ピーター・ケイスのカバーアルバム、誰か企画してくれませんかね。


01. (Give Me) One More Mile
02. Let's Turn This Thing Around
03. Anything (Closing Credits)
04. The End(Alejandro Escovedo Cover)
05. Good Times, Bad Times (Rolling Stones Cover)
06. Milkcow Blues
07. Kokomo Prayer Vigil
08. Ballad of the Minimum Wage
09. Steel Strings No. 1
10. Trusted Friend
11. Black Crow Blues (Bob Dylan Cover)
12. Round Trip Stranger Blues

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月 7日 (火)

David Byrne / Ride Rise Roar (Blue-ray)

輸入盤のDVDとブルーレイの価格差が、かなり無くなってきたので、
再生専用でいいのでブルーレイ・プレイヤーが欲しいなと思っていたところに、
1万円を切る機種を発見。
元々はコンピュータ周辺機器の製造・販売を行っているグリーンハウスの
GHV-BD110K」という製品です。
この価格なので過度の期待は禁物ですが、充分使えます。


ということで、最初に買ったブルーレイがこれ。

デヴィッド・バーンとブライアン・イーノが共同制作した
Everything That Happens Will Happen Today』のツアーの模様を中心に
撮影されたドキュメンタリー。
ドキュメンタリーといっても、大半は演奏シーンなので、
ライブフィルムといってよいでしょう。

Ride_rise_roar


ツアーは、イーノ先生とのジョイントだと思っていたら、イーノ先生は不参加。
(ドキュメンタリー部分には出てきます。アルバムも顔はあわせず、
データのやりとりで制作されました。)

ダンサー、ミュージシャンをすべて白い服で統一したステージング
(デヴィッド・バーンも踊っている)は、凝っているものの、
私の興味は、ギタリスト、デヴィッド・バーン。

トーキング・ヘッズが大所帯になってからは、パフォーマンスしながら
ハンドマイクで歌うことが多く、たまにアコースティック・ギターを持つぐらいな
印象だったのですが、このライブではずっとギターを弾いています。
そしてうまい。

ライブの半分以上はトーキング・ヘッズの曲なので、これらの曲でのプレイも
気になるところですが、こまかいフレーズも自分で弾いているし、
リズム・ギタリストとしても凄いです。

勉強させていただきました。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月 4日 (土)

Thurston Moore / Demolished Thoughts (2011)

ベックがプロデュースした、ソニック・ユースのサーストン・ムーアのソロ3作目。
前作「Trees Outside the Academy」もよかったですが、こちらもよいです。


Demolished_thoughts


エレキに持ちかえればそのままソニック・ユースの曲になりそうな③のような
曲もありますが、ストリングスも加わり、全体的にアコースティック度が増してます。

たしかに、ベックの「Mutation」や「Sea Change」の感触に近いです。
(ベックは、ボーカル、ギター、ベース、シンセでも参加しています)

これをベックのオーバー・プロデュースと見る向きもあると思いますが、
「Mutation」や「Sea Change」が大好きな私には問題無し。
純粋にサイケデリック・フォークとして気持ちよく聴いております。

特にストリングスと12弦ギターのからみが最高に気持ちいいですね。
著しく勤労意欲がなくなります。(最高の褒め言葉です)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月 1日 (水)

Damon & Naomi / False Beats And True Hearts (2011)

元ギャラクシー500のリズム隊だった、デーモン&ナオミの新作。
ジャケットを見たときからアタリを確信しました。
(ジャケットデザインはナオミが担当)


Damonnaomi


私は、ギャラクシー500のメイン・ソングライターだったディーン・ウェアラム
が作ったルナも好きなのですが、ギャラクシー500の白昼夢サウンドを
受継いでいるのは、デーモン&ナオミの方ですね。

プロデビューしてから25年も経っているのに、この「危うさ」をキープ
しているのは凄いです。
レコーディングを重ねると、どうしてもうまくなってしまうのですが、
この手のバンドは、うまくなることで失われていくものもあると思います。
デーモン&ナオミも、もちろん洗練されてきているのですが、
そのバランスが素晴らしいですね。
このあたりは、バンドを始めるまで全く楽器が出来なかったナオミのベースに
よるところも大きいと思います。

エレクトリック・ギターは、ゴーストの栗原道夫氏が弾いているのですが、
これが非常に効果的に挿入されていてギャラクシー500のファンなら号泣もの。
1曲目なんて、あきらかにギャラクシーの「Fourth Of July」と地繋がりですから。

元ギャラクシー500としては、ルナに比べてジミな印象がだったのですが、
このアルバムで一気に反撃した感じですね。ルナは既に解散してしまったし。

しかし、ルナのディーンは、デーモン&ナオミを追うように、ディーン&ブリッタ
というデュオを開始しており、こちらも良いアルバムを作っています。

この2組の胸中が気になるところです。
(umiくん教えて!)


| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »