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2011年9月

2011年9月30日 (金)

The Jayhawks / Mockingbird Time (2011)

遂に実現!マーク・オルソン復帰でのジェイホークス再結成。

名作「Tomorrow The Green Grass」のリリースが95年で、
その後、マーク・オルソンは脱退してしまったので、
16年ぶりの復活です。


Mockingbird_time

ジェイホークス再結成の前に、マーク・オルソン&ゲイリー・ルーリス
のアルバムがリリースされて、この2人のハーモニーの素晴らしさを
改めて噛みしめたところでしたが、
やはりジェイホークス名義だと期待もさらに膨らみます。

このコンビが復活するということは、ファンは
「Tomorrow The Green Grass」並の作品を期待するのですが、
それはみごとにクリアしていると思います。

しかし、ちょっと「Tomorrow The Green Grass」を意識
しすぎたかなという印象もあります。
私は、オルタナ・カントリー色の強い曲よりも、
バースやバッファロー・スプリング・フィールドのような
フォーク・ロック調の曲の方がしっくりきました。
別に無理に若返りを狙った印象はないので、私の微妙な感覚なのですが。

とにかく、ジェイホークスはこのメンバーで続けていただきたいですね。

バンドは現在、USツアー中。
(オープニングアクトがジョリー・ホーランドのステージもあり!)

来年の3月まで世界を回るようですが、残念ながら日本は
入っていませんでした。
http://www.jayhawksofficial.com/shows.html

今年8月のライブ映像。ライブみたいな。

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2011年9月27日 (火)

The Weather Prophets / Mayflower (1987)

ピーター・アスターが率いていたウェザー・プロフェッツの
ファーストアルバム。

昨年紙ジャケ化されたことは認識していたのですが、アナログを
持っていたので購入を躊躇していたのですが、久々に訪れた
新宿ユニオンさんで、未開封1,000円引きのブツを発見。
迷わず購入した次第です。(なんとSHM-CDです!)


Mayflower


やっぱりこのアルバムはいいですね。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに影響されたあまたの
ギター・バンドの中でも私は、ウェザー・プロフェッツが大のお気に入り。

プロデューサーは、パティ・スミス・グループのレニー・ケイだし、
ファーストにしてこのバンドの良さが凝縮されています。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのPOP面、特に「Loaded」が
好きな人ならこのアルバムは間違いなく楽しめます。


しばらく、ピーター・アスターの音信が途絶えているのが、気がかりです。
The Wisdom Of Harry名義ではなく、ピーター・アスターでのアルバムを
期待しているのですが。


なんと!このアルバム収録の「Almost Prayed」のTVパフォーマンスが
ありました。

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2011年9月23日 (金)

R.E.M. / Life's Rich Pageant (1986)

R.E.M.解散。

驚きましたが、メンバーのコメントを読むとその気持ちもよくわかります。
ドラムのビル・ヘイリーが脱退した後は、あきらかにバンドの方向性を
見失っていたけど、最新アルバムで、R.E.M.の軌跡を総括したような
素晴らしいアルバムを作ったことで、踏ん切りがついたのかもしれませんね。

「Life's Rich Pageant」。
リアルタイムで初めて聴いたR.E.M. のアルバムがこれでした。
当時やたらとザ・スミスと比較されていて、その流れで聴いたと思います。


Rem_4th

最初聴いた時は?だったのですが、何度も聴くうちに魅力を発見する
タイプのアルバムで、いまだにその印象は変わらないですね。

ピーター・バックのフォーク・ロック指向とオルタナ加減が
一番うまくミックスされたのがこのアルバムなのではないでしょうか。
当時はこれが最新のオルタナティブ・ロックだったのですよ。

ピーター・バックは、すでに別バンドを持っているし、マイク・ミルズは、
お友達がたくさんいそうなので、すぐに音楽活動を再開しそうですが、
マイケル・スタイプが心配ですね。

以前ブログにこんなことを書きました。

R.E.M.は、ボーカルの、マイケル・スタイプのバンドと思われがちですが、
それは違います。マイケルは、R.E.M.という器ではじめて自分の才能が
発揮できると悟っていて、バンドの方向性はギターのピーター・バックに
任せていることがよくわかります。
でなければ、ピーターの趣味でいきなりビーチボーイズになってしまった
「Reveal」なんて受け入れられないはず。

http://spookyelectric3.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/rem_road_movie1_4491.html

マイケルには、そんなまわりの心配を吹き飛ばすような作品を
産み出してくれることを期待したいと思います。

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2011年9月20日 (火)

The Drums / Portamento (2011)

すでにインディー・ロック・ファンにはおなじみのドラムス。
これは2ndフルアルバムです。


The_drums_2nd


エドウィン・コリンズの復活作にバンド全員で参加していたことから、
気にはなっていたバンドでしたが、ファーストは未聴。

今回タワーレコードの試聴機で出会った訳ですが、そのスカスカながらも
メロディックなニューウェーブ・サウンドに引き込まれました。

ニュー・オーダー、ドゥルティ・コラム、オレンジジュース、ザ・スミス
など80'sのバンドが浮かんできますが、不思議と確信犯の
リヴァイヴァリストには聴こえないところが良いですね。

その理由は、やっぱり曲が良いからでしょう。
サウンドはモロ80'sニューウェーブ・サウンドですが、
メロは当時主流のダーク調ではなく、POPなのがこのバンドの
独特な特長になっています。

あと私は、マービュゼスというバンドが大好きなのですが、
そのマービュゼスと同じ、クールさの中に潜むサイケデリアを
感じるところも、このアルバムが引っかかった理由です。


最近はなかなか若手バンドに、手が伸びないのですが、
これはよいです!
ニューウェーブを通過したリスナーならこの微妙な感覚は
わかっていただけると思います。



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2011年9月17日 (土)

Jimi Hendrix / In The West (Remaster)

ジミ・ヘンドリックスのリマスター・シリーズ、
今回は「In The West」と「Winterland」。

特に、「In The West」には思い入れがある方が
多いのではないでしょうか。

私もその一人。


In_the_west

ジミヘンを聴き始めたのは30年前ぐらいですが、
オリジナルアルバムを全部聴く前に「In The West」を聴いていました。

当時ちゃんとオフィシャルで出ていたライブ盤はこれしかなかったたず。
ビートルズの曲をやっているのが、すごく意外でした。
(サージェント・ペッパーズに感激したジミが、レコード発売直後に、
ほとんどリハもせず、即興に近い形でカバーしたそうです)

さて、今回のリマスター、音質がグーンとアップしているのは
よいのですが、色々手が加えられています。

まず、曲が3曲増えています。
「In The West」は元々、いろんなライブ音源を組み合わせているので、
まあこれはよしとしましょう。

そして曲順が変わっています。
B面頭だった英国国歌〜サージェント・ペッパーズが1曲目になっています。
これは違和感がありますね。
ライブの流れ的にはこの方がよいのでしょうが。

そして最も違和感を覚えたのは、「Little Wing」のテイクが違っていること。
(Voodoo Chileも差し替えられています)

「Bold As Love」収録バージョンより、「In The West」の
「Little Wing」方が好き方は相当多いはず。
今回は「Winterland」のバージョンが収録されています。

これが、元々入っていたバージョンよりスローで、
なんともしっくりこないのです。

なぜ変えたのか?
版権等の大人の事情?
まあ、それしか考えられませんよね。

ということで、アナログ盤をこれからも大事に聴きます。


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2011年9月14日 (水)

Billy Bremner / A Good Week's Work (1998)

ロックパイルのことを書いてから、今までビリー・ブレムナーのソロを
聴いたことがないな、と気になり始めました。

たまたま、近所の中古CDショプに入ったら、なんとこのアルバムに遭遇!


Billy_bremner


あらためて、ビリー・ブレムナーのことを紹介すると、ニック・ロウ、
デイヴ・エドモンズが結成したロックパイルのギタリスト兼ボーカリスト
だった方。ソングライターでもあり、ロック・パイル解散後は、
プリテンダーズのレコーディングなどに参加してました。

このアルバムは、ソロ2作目。
このジャケットを見て、期待する人は皆無だと思いますが、
内容はパブロックファンなら、感激の好盤です。
これだけ内容とジャケットの落差があるアルバムも珍しいです。
(制作時に、誰もなにも言わなかったことが信じられません・・・)

ビリーさんはスウェーデンに住んでいて、レコーディングは、
現地のミュージシャンを集め、たった1週間で録音からミックスまで
仕上げたそう。
だからタイトルが「A Good Week's Work」なんですね。

たしかにお金はかかっていませんが、ギター、ベース、ドラムの鳴りが
最高のバランスで気持ちがいいのです。
ボーカリスト、ギタリストとしても、デイヴ・エドモンズと遜色ないし、
やはりこの方、只者ではありません。

今気がついたのですが、ニール・イネスのアルバムでのギターもこの方でした。

ジャケットがかっこいい1stも聴かなければ。


ロックパイルでのボーカル曲「Heart」


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2011年9月12日 (月)

Ry Cooder / Pull Up Some Dust and Sit Down (2011)

もういっちょう、ニック・ロウ繋がりで。

一昨年のニックとのジョイントライブも素晴らしかった、
ライ・クーダーの新作。
(JCBホールでのライブを見ました)


Ry_cooder_pull_up


ライ・クーダーって、昔からチェックをしていたものの、
どうも敷居が高いアーティストで、リトル・ヴィレッジ参加あたりから、
ようやくついていけるようになった感じ。

まあ、これは単に私がリスナーとして、ロック以外の音楽もすんなり
聴けるようになったということなのですが。

本作は、ライブでも共演していた息子のヨキアム・クーダーを
ドラムに据え、基本2人で組み立てて、
曲によって必要な楽器のミュージシャンを加えていった模様。
(1曲だけジム・ケルトナーがドラムをたたいています)

ヨキアムがドラムをたたいていることで、ロック色が強くなっている
せいもあると思いますが、リアルタイムで聴いたアルバムの中で、
初めてなんの違和感もなくすんなり聴けました。

そして背伸びではなく、本当に素晴らしいと思いました。
(ライ・クーダーを聴くって、ロック・ファンにとって、ちょっと
ステイタス的なことがあるじゃないですか。)

あと、ブルース色が強いのものこアルバムの特徴ですね。
だからよりロックのイメージが強いのだと思います。
(「John Lee Hooker for President」というブルース曲もあります)

ちまたでは、ライの最高傑作との声もあがっているようです。

昔リトル・ヴィレッジに反応したロック者なら、間違いなく楽しめます。


※【リトル・ヴィレッジ】
ジョン・ハイアット、ニック・ロウ、ライ・クーダー、ジム・ケルトナー
によるスーパーバンド。92年アルバム「Little Village」をリリース。
ワールド・ツアーに出たが翌年解散。



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2011年9月 8日 (木)

Rockpile / Live at Montreux 1980

ニック・ロウ関連のブツをもうひとつ。

ニック・ロウとデイヴ・エドモンズが組んだパブロック界の
スーパーバンド?「ロックパイル」のライブ盤です。


Rockpile_live

(右がライブ盤、左が「Seconds Of Pleasure」)

1980年のモントレー・ジャズフェスティバルに出演した時の音源です。
ロックパイルはアルバム1枚で解散しているので、
公式ライブ盤は初出です。
(「Seconds Of Pleasure」リマスター盤のボーナストラックとして
3曲のライブ音源が発表されていますが。)

ニック・ロウの1st、2ndのレコーディングに参加していたメンバーが
そのままロックパイルになったので、ニック・ロウのソロ曲も演奏しています。
(ソロ初期のライブ音源はほとんどないので、貴重です。
これだけでニック・ロウのファンは買いですね。)

ロックパイルは、ニック、デイヴの他にギターのビリー・ブレムナーも
ボーカルがとれるのですが、ビリーさんのボーカルもかっこいいです。

私にとっては、ロックパイルが、キング・オブ・パブロック。
2011年にロックパイルのライブアルバムが出るなんて、嬉しい驚きです。

ニック・ロウは知っているけど、ロックパイルは知らない人は、
まずは、唯一のアルバム、「Seconds Of Pleasure」を聴いてから、
このライブアルバムを聴くことをお勧めします。


CD収録音源の映像がありました。ちゃんとシューティングしてたんですね。
昔、VIDEO化されたのでしょうか?
乞うDVD化!


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2011年9月 4日 (日)

Nick Lowe / The Old Magic (2011)

先日の来日公演が素晴らしかった、ニック先生のニューアルバム。

国内盤が先行発売されました。
(日本プレスではありません。輸入盤に解説、訳詞をつけただけです。)


Old_magic


ライブの感想で以下のようなことをブログに書きました。

「90年代に激渋路線になった時は、かつての毒を持ったポップミュージック
が恋しくなったものですが、ようやくニック先生の作る曲が、
実年齢に追いついたということなのでしょう、今回のパフォーマンスは、
第二の全盛期を迎えたと言っても過言ではない内容でした。」

ニューアルバムを聴いた感想もほぼ同じ。

カントリー、ロカビリー・タッチの曲が少なくなったものの、
ジャズやカリビアン・ミュージックなど、いろんなジャンルの音楽を
取り込んで、まさに90年代以降に試みたものの集大成な感じです。
(いろんなジャンルの音楽を「持ってきた感」が全くなく、
自然とニック・ロウ風になっているところが凄い!)

今回、日本盤を買ったので、訳詞を眺めながら聴いていたのですが、
歳や人生の終焉を題材にしたものが多く、それがまたウィットにとみ、
飄々としています。
ジャケットの無理に若作りしているおばさん、アルバムタイトルの
「The Old Magic」とまさに「老い」がテーマなのですが、
ニック先生から、「歳を取るのも悪くないものだよ
(君たちこんな音楽作れる?)」と挑発されているようにも感じます。

ニック先生は、やる気満々なのです。
今月13日から、Wilcoのオープニング・アクトとして全米ツアーが始まります。


東京のライブでは最後に歌ってくれた「The Beast In Me」


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2011年9月 1日 (木)

Lenny Kravitz / Black And White America (2011)

関西ライブも終わり、燃え尽き気味の私に喝を入れくれた、
レニーさんのニューアルバム。

Black_and_white_america

レニーのアルバムの中で、このアルバムが最もファンキーなのは、
間違いないのですが、最初聴いたときは、もっとファンキーな路線に
振り切っても良かったのでは?という感想を持ったのですが、
アナログのジャケットを眺めて、この音を聴いているとその考えも
変わりました。

Lenny_lp_inner

アナログ盤は、2枚組のダブルジャケットなのですが、CDとは内容が
違って、レニーの幼い頃の写真がちりばめられています。

これを見ていると、レニーがまさにタイトル通り、BlackとWhiteの間で
揺れ動きながら生きてきた様子がリアルに見え、
このブラック・ミュージックとロックの融合こそが、彼のすべてと思えてきたから。

今回は、70年代のソウルやファンクのテイストを引用している曲が多くて、
レニーと同世代の私には狙いがよくわかるので、「おぉ こうきたか!」と
すごく共感してしまいました。

ソングライティング的にも、今までとちょっと違ったテイストの曲も
あって、完全に一時の停滞から突き抜けましたね。

だからいっぱい曲ができてしまったのでしょうが、16曲66分はちょっと
長いかなと思いました。
曲を減らして50分ぐらいにまとめてくれたら、より最高のアルバムになったのでは。

駄曲はないので、削るのは難しいのですが・・・
昔みたいにシングルをいっぱい切れないから、発表の場がないというのもあるかも知れません。

とにかくセカンド・アルバム以降の中ではダントツの出来なので、
しばらくレニーから離れていた人にも是非聴いてもらいたいですね。


本人がクイズ番組のインチキ司会者を演じているPV、「Stand」。


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