Alternative

2012年4月30日 (月)

Jack White / Blunderbuss (2012)

ホワイト・ストライプス、ラカンターズ、デッド・ウェザー。
彼が関わったバンドはみんなかっこいいですが、私は、このソロが
一番ストライクです。


Jack_white
(アナログはMP3ダウンロード・コード付き)


ひょっとしたら、ホワイト・ストライプが好きな人には、
このアルバムは中庸に感じるかもしれませんが、
私はブルース、フォーク、カントリーなどの影響を
素直にジャック・ホワイト流に料理したこのサウンドに痺れます。

あまり成熟の方向に向かわず、一気に仕上げたようなライブ感のある
ミックスもよいですね。

ソロのライブでは、ジャックは、予定調和を嫌い、女性だけのバンドと
男性だけのバンドを使い分けてステージに立っています。

この2つのバンドのパフォーマンスを見るとジャックの狙いが理解できる
と思います。




日本盤のボーナストラックに入っている、U2のカバー「Love is Blindness」。
最高のカバーなので貼っております。


| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年4月27日 (金)

Spiritualized / Sweet Heart Sweet Light (2012)

スピリチュアライズド=ジェイソン・ピアースの新作が素晴らしいです。

過去の作品に比べると、スぺーシー&ドラッギ―感は薄くなりましたが、
何よりメロディーが立ってて曲がよいです。


Huh


インタビューでも「POPを意識して作った」と言っていたし、
キャリアを積んでいくと、どこかでそういうモードになるんでしょうね。


POPといっても、バンドの特徴であるサイケデリックなサウンドは、
失われていないので、Spacemen 3時代からのファンも大丈夫だと思います。


傑作アルバム「Ladies & Gentlemen We Are Floating in Space」と並ぶ、
スピリチュアライズドの代表作になるのではないでしょうか。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月22日 (水)

Chuck Prophet / Temple Beautiful (2012)

チャック・プロフェットの新作は、ブラッド・ジョーンズが
プロデュース&ミックスを担当。
(前々回紹介した、コットン・メイザーの「Kontiki」と同じ方)

ブラッド・ジョーンズとの組み合わせは意外でしたが、
これがチャック・プロフェットの新境地を切り開いていて、凄く良いです。


Temple_beautiful

(中身にあわせてジャケはもっと派手にした方が良かったと思います)


チャック・プロフェットは、元グリーン・オン・レッドのメンバーで、
ソロになってからも「デザート・ロック」(砂漠ロック)と
よく形容されていました。
荒涼とした景色が浮かんできそうなサウンド。

今回は「砂漠度合い」は程々で、チャック・プロフェットのアルバムの
中で最もポップな仕上がり。
でも、特別売れ線に走った印象は全くなくて、いい具合に力が抜けていている感じ。

ブラッド・ジョーンズの作るギター・サウンドもかっこいいです。

ウィルコがアメリカで受けるなら、チャック・プロフェットも
受けると思うんですねどね。
(私が知らないだけで、アメリカではビックなのかもしれないですが・・・)

なにせ日本では全く無視状態で、日本盤も出ないみたいだし、
雑誌やネットの記事も今のところ見当たらないので・・・

ピーター・ケイスに続き、チャック・プロフェットも勝手に
応援させていただいており、当ブログでも過去に記事しております。
(毎回不当な評価を嘆いてますね)

http://spookyelectric3.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/chuck-prophet-h.html

http://spookyelectric3.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/chuck-prophet-l.html



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年2月 6日 (月)

Guided By Voices / Let's Go Eat The Factory (2012)

ガイデッド・バイ・ヴォイシズ復活!!

2004年の活動停止から8年、ついにアルバムを出してくれました。


Gbv2012


私がこのバンドを最初に知ったのは96年の「Under the Bushes Under the Stars」。

曲は良いのに、ぶっ壊れている、そのサウンドがめちゃめちゃ新鮮でした。

その後もずっと追いかけていたのですが、プロデューサーに
リック・オケイセックを迎えた「Do The Collapse」あたりから、
ちょっと正統派になりすぎたかな、と思ったのも事実。

このアルバムは、そのぶっ壊れ具合が復活。
マタドール時代のDIY精神と共によみがえった感じがします。

メージャーにいたバンドで、ここまで初期の精神性を維持してカムバック
できるのはガイデッド・バイ・ヴォイシズしかありえないでしょう。


なんと今年1月に再結成メンバーで、レターマン・ショーに出ています!

みなさん歳をとりましたが、このメンバーで演奏できる喜びが画面から
にじみ出ています。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月19日 (木)

Daniel Lanois @ Billboard Live Tokyo

ダニエル・ラノワのライブに行ってきました。

実は直前まで行こうか迷っていたのですが、行って大正解。
この10年で見たライブでは、文句なしのベストなライブでした。

バンドは、ドラムにソロアルバムも素晴らしかったブライアン・ブレイド
と、ベースにロリンズ・バンドのジム・ウィルソン。

トリオ編成なので、アグレッシブなサウンドになると思っていましたが、
ラノワがニール・ヤングばりにギターを弾きまくり想像以上にロックな展開に。

しかし、曲によっては繊細さを保ちつつ、ジム・ウィルソンが完璧な
コーラスをつける歌もの、そしてインストの曲、すべてにおいて抜群の
バランスで、このあたりはラノワさんのプロデューサー気質によるので
しょうか、一瞬たりとも飽きることがなかったです。

2階席でみていたのですが、曲が進むにつれ観客がバンドに引き込まれて
いき、箱の空気が変わっていく様子がよくわかりました。

最後の曲は、Black Dubの「Ring The Alarm」。
ブライアン・ブレイドのもの凄いドラムとラノワの空気を切り裂くギターが
炸裂。この終わり方も完璧。
みなさん「凄いものを見た!」と思っていたとおもいます。


機器も気になったので、チェックしていたのですが、U2のエッジほどでは
ないにしろ、ラノワもある程度複雑なエフェクターを使うのかと
思ったのですが、びっくりするほどシンプル。

足元に4つ程しかエフェクターはなかったし、曲によっての音の微調整は、
自らアンプのつまみをいじるなど、超アナログ。
やはりこれが経験に基づいた最良の結果なんでしょうね。

Lanois_2012

写真左は、会場で販売していたCD「Rockets」。
これ、当初ラノワのオフィシャルサイトとライブ会場でしか販売されて
いなかったものなのですが、現在は、アマゾンでも扱っています。
(でも先ほどチェックしたら品切れだったので、入手できてラッキーでした。)

中身は、ライブやデモなのですが、今回演奏してくれた曲も、
ライブバージョンで入っているので、これを聴いてライブの感動を思い出すことにします。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年1月 7日 (土)

Kurt Vile / Smoke Ring For My Halo (2011)

新世代のSSWとして、すでに頭角をあらわしているカート・ヴァイル。
サーストン・ムーアJマスキスが絶賛しているそうですが、
このアルバムを聴けばさもありなん。
(以前書いた記事のリンクをつけました)

両氏の最新アルバムをチェックしている方なら、このアルバムを
気に入ること間違いなしです。

Kurt_vile

(マタドールからのリリースです)

ギタリストとしてのカートの特徴からにじみでる、ナチュラルな
サイケ感が素晴らしいです。
あと、メロディも結構ポップで、マニアックに走りすぎていない点もよいですね。

(ボーナスディスクとして付いていたEPには、スプリングスティーンの
「Downbound Train」をカバーしています)

本作も十分素晴らしい出来ですが、あと数年したらとんでもない傑作を
作る可能性を感じます。

カート・ヴァイル、要チェックです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月15日 (木)

Heatmiser / Mic City Sons (1996)

タワレコのクリアランスで発見!
ラッキーでした。


Mic_city_sons


Heatmiserは、私が90年代以降のソングライターの中では
最高峰の一人だと思う、エリオット・スミスがいたバンドです。

以前、Yellow No.5というEPを聴いた時にあまり印象に残らな
かったので、他のアルバムをチェックしていなかったのですが、
このアルバム(3rd)は、エリオット・スミスのソロに入っていても
おかしくない曲が入っているじゃないですか!

このバンドサウンドで奏でられる曲が素晴らしいです。

Heatmiserは、すべてエリオットが唄っている訳でなく、
相棒のニール・ガストがメインボーカルをとっている曲もあります。

やっぱり、エリオットの唄う曲に注目してしまいますが、他の曲も悪くないです。

私は、Heatmiserの1st、2ndは聴いていないのですが、
ネットのレビューを見たら、やはりエリオットのソロに近いのは
この3rdのみのようです。(このアルバムがHeatmiserのラストアルバム)

アルバム収録曲のPVがありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年11月16日 (水)

Dirty Projectors + Bjork / Mount Witternberg Orca (2011)

シュガーキューブス時代からビョークは聴いているが、
最近の作品は高尚すぎてちょっと…という方
(私です)には、こちらがおすすめです。

Dp_bjork

ダーティー・プロジェクターズとビョークとのコラボ作品。
これは、彼らがニューヨークで行ったチャリティー・コンサートで
演奏した曲を改めてスタジオ録音したものです。

この作品は、あくまでもダーティー・プロジェクターズが主で、
ビョークがゲスト。

ビョークのボーカルに、ダーティー・プロジェクターズの
独特のコーラスが絡むことで、実験的でありながらも、
ポップなサウンドになっています。

最近のビョークの作品にはない感触が新鮮で、やっぱりビョークには
下界におりてきてポップな作品を作って欲しいと実感。

このCD、初回限定版らしいので、気になった方はお早めに。


ライブの時の映像

スタジオバージョン


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月23日 (金)

R.E.M. / Life's Rich Pageant (1986)

R.E.M.解散。

驚きましたが、メンバーのコメントを読むとその気持ちもよくわかります。
ドラムのビル・ヘイリーが脱退した後は、あきらかにバンドの方向性を
見失っていたけど、最新アルバムで、R.E.M.の軌跡を総括したような
素晴らしいアルバムを作ったことで、踏ん切りがついたのかもしれませんね。

「Life's Rich Pageant」。
リアルタイムで初めて聴いたR.E.M. のアルバムがこれでした。
当時やたらとザ・スミスと比較されていて、その流れで聴いたと思います。


Rem_4th

最初聴いた時は?だったのですが、何度も聴くうちに魅力を発見する
タイプのアルバムで、いまだにその印象は変わらないですね。

ピーター・バックのフォーク・ロック指向とオルタナ加減が
一番うまくミックスされたのがこのアルバムなのではないでしょうか。
当時はこれが最新のオルタナティブ・ロックだったのですよ。

ピーター・バックは、すでに別バンドを持っているし、マイク・ミルズは、
お友達がたくさんいそうなので、すぐに音楽活動を再開しそうですが、
マイケル・スタイプが心配ですね。

以前ブログにこんなことを書きました。

R.E.M.は、ボーカルの、マイケル・スタイプのバンドと思われがちですが、
それは違います。マイケルは、R.E.M.という器ではじめて自分の才能が
発揮できると悟っていて、バンドの方向性はギターのピーター・バックに
任せていることがよくわかります。
でなければ、ピーターの趣味でいきなりビーチボーイズになってしまった
「Reveal」なんて受け入れられないはず。

http://spookyelectric3.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/rem_road_movie1_4491.html

マイケルには、そんなまわりの心配を吹き飛ばすような作品を
産み出してくれることを期待したいと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年6月 4日 (土)

Thurston Moore / Demolished Thoughts (2011)

ベックがプロデュースした、ソニック・ユースのサーストン・ムーアのソロ3作目。
前作「Trees Outside the Academy」もよかったですが、こちらもよいです。


Demolished_thoughts


エレキに持ちかえればそのままソニック・ユースの曲になりそうな③のような
曲もありますが、ストリングスも加わり、全体的にアコースティック度が増してます。

たしかに、ベックの「Mutation」や「Sea Change」の感触に近いです。
(ベックは、ボーカル、ギター、ベース、シンセでも参加しています)

これをベックのオーバー・プロデュースと見る向きもあると思いますが、
「Mutation」や「Sea Change」が大好きな私には問題無し。
純粋にサイケデリック・フォークとして気持ちよく聴いております。

特にストリングスと12弦ギターのからみが最高に気持ちいいですね。
著しく勤労意欲がなくなります。(最高の褒め言葉です)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧