フォーク

Simon & Garfunkel Live in Tokyo Dome (7/10/2009)

サイモン&ガーファンクルの東京ドーム公演に行ってきました。

ドームということで、躊躇したのですが、
友人の「最後かもしれないから是非行こう!」との言葉に決意。

過度な期待はしていなかったのですが、これがすばらしかった!

2003年のライブのDVDを見たのですが、この時よりも今回の方が
コンディションがよいのではないでしょうか。


Old_friends

(2003年のライブを収めた2CD+DVD。バンドメンバーもかなり同じなので、
今回のライブの予習にはこれです)


ポール・サイモンはいつも腕利きミュージシャンを集めますが、
今回のバンドもすばらしく、原曲のイメージを崩さないように適度にアレンジ
しつつも、かなりロック的なサウンドで、けっして懐メロになっていなかったですね。

バンドは、2003年のツアーからドラムとベースが変わっているようです。
前ツアーはジム・ケルトナーがドラムだったのですが、
今回は若い黒人ミュージシャンだったせいもあり、全体により
リズミカルになっていました。

30年前に初めて聴いた時は、耳障りの良いポップスとして
親しんでいたわけですが、この歳になってようやく
サイモン&ガーファンクルの曲は、フォーク、ソウル・R&B、カントリー、
ジャズ、ラテンなど様々な音楽がミックスされていてこんなに複雑な曲
だったんだと、今更ながらその凄みに気づかされました。

しかし、2人とも1941年生まれの68歳ですよ。
時代を作ったひとはやはり違いますね。

会見ではこれでS&Gとしては最後のツアーと言っているようなので、
ドーム公演だからと躊躇されている方は、見ておいた方がいいと
進言させていただきます。

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Marissa Nadler / Little Hells (2009)

マリッサ・ナドラー
幽玄フォークをやらせたらこの人の右に出るものはいないでしょう。


彼女の4thアルバム「Little Hells」がようやく日本盤(Pヴァイン)で出ました。


Marrisa

2006年に出た「Songs III: Bird On The Water」も素晴らしい作品でしたが、
新作は世界観はそのままにスケールアップした感じで、彼女の代表作になる
こと間違いなしでしょう。

マリッサ・ナドラーは、ボストン出身のギタリスト&シンガーで、
彼女のつまびくギターにドリーミーな声という黄金パターンがあるのですが、
今回は、バンドサウンドもあり、ポスト・ロック・ファンにもうけるのでは
ないでしょうか。

また、③や⑩なんかは、スラップ・ハッピーの世界にも近いので、
カンタベリー好きにもおすすめです。

マリッサの歌を聴いていると、一瞬にしてどこか違う世界に連れて行かれる
ようで、ちょっと怖い面もあるのですが、これがはまると非常にクセになります。


マリッサは、自身で弾くギターを元に歌うというスタイルから外れることなく、
それでいて非常に自由という一見矛盾した不思議な感覚を聞き手にあたえる
アーティストですね。

簡単に言えば、シンプルなのに奥が深いということなんですが。

この微妙な感覚は聴いてもらった方が早いので、是非このアルバムで
マリッサ・ナドラーの世界に触れてみてください。

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Judy Collins / Who Knows Where The Time Goes (1968)

円高の恩恵を受けて、アマゾンの輸入版が安いので、今までスルーしていた
気になるアルバムをポチっとしてしまう今日この頃なのですが、
そんな中で購入したのが、このアルバム。

ステファン・スティルスの全面参加というだけで品質を保証されたもの。
この清楚な歌姫のアルバムを初めて聴きました。


Judy_collins


スティルスがこのアルバムに参加したことで、恋が芽生え、CSNの名曲
「青い瞳のジュディ」が生まれることになります。

スティルスのギターが素晴らしいのはもちろん、ジュディの歌もさることながら
選曲がナイス。

ボブ・ディランのJohn Wesley Harding収録の「Poor Immigrant」、
サンディ・デニーのタイトル曲「Who Knows Where The Time Goes」
レナード・コーエンの「Story Of Isaac」、「Bird On The Wire」と渋くも
メロディアスな曲で、シンガー/ジュディ・コリンズの魅力を引き出しています。
(バックも、エルビス・プレスリーバンドのギター、ジィムズ・バートン、
ピアノにヴァン・ダイク・パークスと一流どころを起用しています)

ジュディはジョニ・ミッチェルの「青春の光と陰」をいち早く取り上げヒットさせて
いますし、そのあたりの臭覚が優れているのでしょう。

今の耳で聴くと、ボーカルの無難さがちょっと物足りないところもありますが、
シンガーソングライターの新時代にはジャストフィットだったんでしょうね。
(なにせ、ルックスが抜群ですから!)

そんな時代性を考えながら聴くと、色んな味わいがある一枚です。

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Simon & Garfunkel / The Collection

初めてギターを手にして、コードをいつくか覚えた時にチャレンジした洋楽が
ビートルズとサイモン&ガーファンクル。

ビートルズはギターだけコピーしても、レコードと一緒にプレイしないと
楽しめないのに対して、サイモン&ガーファンクルはギター1本でも成立するので、
カポをつけたらポール・サイモンと同じ音で弾ける「スカボロフェア」などを
必死でコピーしたものでした。

たしかベスト盤のLPをカセットにコピーして、それを何度も聴いて練習していたと思います。

そして社会人になって、たくさんのCD・レコードを買うようになって、
たまにはS&Gでも聴くかと部屋を見渡してもサイモン&ガーファンクルの音源が
一枚もない!
あんなにお世話になったのに申し訳ないので、ベスト盤を購入。
あぁ、みんな知っている曲だなとひとり納得。

そして月日が流れ、昨年紙ジャケでリリースされた「Bookebds」を
オリジナルアルバムとして初めて聴いたら、ベスト盤では味わえない時代背景が
強く反映されていて、曲のイメージが大きく変わりました!

自分がフォークからロックに興味が変わったので、S&Gを深く聴き込もうと
しなかったんですね。

そんな私のようなS&Gのオリジナルアルバムを、きちんと聴いていない人に
もってこいのブツがこれです。


Sg

オリジナルアルバム5枚と、81年のセントラルパークでのライブDVDが入った
ボックスセットが、格安で出ているじゃないですか!
(私は、アマゾンで3,000円ちょっとで購入しました。DVDはPALなので
パソコンで見ましょう)

紙ジャケはチープなのですが、音はボーナストラックを含む最新のリマスター盤
なので問題無しです。(1枚500円ちょっとですから)


ベスト盤だけ聴いて、知ったつもりでいたことが恥ずかしいです。
いまさらですが、「勉強させていただきます!」という気持ちです。

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Tyrannosaurus Rex / My People Were Fair And Had Sky In Their Hair... But Now They're Content To Wear Stars On Their Brows (1968)

このなが〜いタイトルのアルバムと出会ったのは、たしか大学の卒業間際
だったと思います。

SPOOKY ELECTRICのギタリスト甲斐君の運転する車に乗せてもらっていた
ときに、カーステレオから流れて来た呪術的な歌に、私は「これ誰?」と
甲斐君に尋ねると、「ティラノザウルス・レックス」という名前が。

「T・レックス?」と面食らう私。

T・レックスと言えば、「ゲット・イット・オン」や「テレグラム・サム」など
ポップでグラムなロックスター。
このサウンドとのあまりにも大きなギャップに、すぐに結びつきませんでした。


Tyranosaurusrex

それからしばらくして、ティラノザウルス・レックス/T・レックスの一連の
アルバムがCD化されてようやくT・レックスの全貌が見えてきました。

T・レックスの前身であるティラノザウルス・レックスは、マーク・ボランと
スティーヴ・トゥックの2人。

当時でもめずらしい、ギター+パーカッションという組み合わせです。

このデビューアルバムは、アコースティック・ギターとボンゴなどのパーカションと
ボラン歌とスティーヴのコーラスだけ。
後年のT・レックスを期待して聴くとずっこけます。

いかに人と違うことをやるかということに命を賭けているという感じで、
かなり奇抜なサウンドではありますが、ドノヴァンの影響も見えますし、
後のT・レックスを予見するようなポップなメロディーもすでに見られます。

今の耳で聴くと、サイケデリック・フォークの傑作として魅力的な作品でありますが、
当時はかなりヘンテコな音楽と写ったでしょうね。


このCDは、2004年に出たリマスター版ですが、①〜⑫は、オリジナルモノラル版。
⑬がシングル「Debora」のステレオ。⑭以降がアルバムのステレオ版と
アウトテイクスで、このステレオ版をヘッドフォンで聴くとかなりトリップできます。

このデビューアルバム時で、マーク・ボラン21歳。
プロデュースしたトニー・ヴィスコンティはなんと20歳。
早熟すぎでしょう!

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