ポストロック

LOOSE FUR/BORN AGAIN IN THE USA(2006)

ウィルコのジェフ・トゥイーディーとグレン・コッチェにジム・オルークが
加わったユニットがルース・ファー。

ファーストはどちらかと言えば、ジム・オルークよりのポスト・ロック的な
サウンドでしたが、このセカンドアルバムはロックしてます。

Loosefur

いきなりギターリフから始まる①なんか、70年代風のサウンドですが、
リズムがやっぱり複雑な今のサウンドなので、古くささは感じません。

他の曲も60、70年代のテイストは残しながら、彼らの現代的なセンスを
投入することでみごとなミクスチャー・ロックになっています。

基本、3人で「せーの」で演奏して、後から必要な音を足していったように、
見受けられます。
ベースは曲によってジェフとジムが弾いています。
元々、2人ともギタリストであるのでギター的なベースですね。

ツインギターをおもしろがって取り入れてますが、シン・リジーとか、
キッスとかけっこうベタな影響が見えます。
あまり私と歳が違わない人たちの思考はなんとなくわかるので、面白いです。

日本盤にはボーナストラックとして20分を超えるライブでのインスト曲
「Prelude To 110,220,Or Chelsea Walls」が入っており、
これがジェフとジムの2本のギターとグレンのドラム3人演奏される壮大な曲で
圧倒されます。

本編の「好きなものをぶちこんだ歌のもアルバム」とは違う路線ですが、
あまりに凄い演奏なので日本盤をお勧めします。

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The Sea And Cake / Car Alarm (2008)

昨年リリースされたシー・アンド・ケイクのニューアルバムをようやく購入。

このバンド、どうしてもポスト・ロックの文脈で語られてしまいますが、
私は、ネオアコにも通じる純粋なギター・ポップとして接してます。

Seacake


今回はかなりストレートなサウンドできました。

まず、ジョン・マッケンタイアのドラムが生々しい音でびっくり。
他の楽器もアナログで暖かみのある音で、気持ちよく聞けます。
(アーチャーの叩く、スティール・ドラムが大活躍してます)

ボーカルのサム・プレコップ、ギターのアーチャー・プレウィットは
ソロでも活動していて2人とも歌心あふれる素晴らしい作品をリリース
していますが、それをバンドに持ち帰ったような歌中心の作品になっています。

巷では「原点回帰」的なレビューが多いようですが、私はキャリアを重ねて
たどり着いた職人技を駆使し完成させた、めちゃくちゃレベルの高い
作品だと思います。

ちなみに、このアルバムは、ジョン・マッキンタイアのスタジオで
レコーディングされ、録音・ミックスともにジョンがおこなっています。
ジャケットのデザインもメンバーが担当。
まさに、DIYです。

ジョン・マッケンタイアはプロデューサー/ミキサーとして、
サム・プレコップとアーチャー・プレウィットはソロと各メンバーが
精力的に活動しており、それぞれの成果をバンドに持ち寄るといった
理想的なバンド状態になっています。

これからも、マイペースでいいので、充実した作品を届けて欲しいものです。

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ガスター・デル・ソル/Camoufleur (1998)

デイヴィッド・グラップスとジム・オルークによるユニット、
ガスター・デル・ソルのラストアルバムにして最高傑作(私はそう思う)


ガスター・デル・ソルといえば、前衛的なイメージがあって取っ付き
にくかったのですが、このアルバムで一気に解消。

この2人、共に優秀なギタリストなんですが、ギターのみならず、
ありとあらゆる楽器、ノイズを使って唯一無比のサウンドを聴かせてくれます。

Camoufleur


③、④、⑤なんか、ヴァン・ダイク・パークスやブライアン・ウイルソンが探求
していた世界を自分たちの世界観で再構築した感じだし、アメリカンミュージックに
真正面からチャレンジした作品になっています。

このあと、2人のソロも聴き始めるのですが、私はやっぱり2人の
「うたもの」が好きですね。

うたとギターが堪能できる作品として、ジム・オルークの「Halfway to a Threeway
(カエルのぬいぐるみのジャケット)と、デイヴィッド・グラップスの
A Guess at The Riddle 」をおすすめしたいと思います。


Jim_david

こちらから入って、ガスター・デル・ソルに戻った方が、
より理解できるかもしれません。

ガスター・デル・ソルを再結成して、うたものアルバムを作ってくれたら
狂喜するのですが無理かな・・・

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