ブリティッシュ・フォーク

Donovan / Wear Your Love Like Heaven (1967)

ジャケットの美しさに魅かれてジャケ買いした中古LP。

針を落としてしばらくしたら「あれ?この曲順のアルバム聴いたことあるな」と。

てっきり編集盤と思っていたんですが、調べたらオリジナルLPでは2枚組だった
「A Gift From A Flower To A Garden」の1枚目でした。


Donovan1


アメリカでは当初2枚組では売れないと判断され、1枚ものとして別々に
発売されたそうでこれはその時の1枚ものLPのようです。

「A Gift From A Flower To A Garden」は以前CDで聴いていたのですが、
良い曲が入っているものの、22曲1時間のボリュームは少々集中力が
持ちませんでした。

このLPは5曲目で裏返すことも含め、非常に1曲、1曲を堪能でき、
それぞれが非常に良い曲であることがよくわかります。

「A Gift From A Flower To A Garden」は、1枚目がエレクトリックサイドの
「Wear Your Love Like Heaven」で、2枚目の「For Little One」が
アコースティックサイドになっており、わけて聴くとコンセプトの違いが
よくわかります。

68年にドノヴァンとビートルズは一緒にインドを訪れており、その際に、
ドノヴァンがジョンとポールにフィンガーピック奏法を教えたため
ホワイトアルバムは、フィンガーピックの曲が多くなったのは有名な話ですね。

「Julia」「Dear Prudence」「I Will」「Blackbird」、「Happiness Is A Warm Gun」
の前半もフィンガーピック奏法ですね。
(ドノヴァンのフィンガーピックは「For Little One」の方で堪能できます。)


Donovan2

「Wear Your Love Like Heaven」が単独アルバムとして好きな人がいると
判断したのか、ドノヴァンの代表アルバム「Mellow Yellow」との2in1のCDも出ています。

「Wear Your Love Like Heaven」のLPはプレミアはついていませんが
あまり見かけないので、「A Gift From A Flower To A Garden」のCDを
2枚のCDに分けて、サイケロックの名盤「Wear Your Love Like Heaven」
を発見してください。

【Wear Your Love Like Heaven】

1. Wear Your Love Like Heaven
2. Mad John's Escape
3. Skip-A-Long Sam
4. Sun
5. There Was a Time
6. Oh Gosh
7. Little Boy in Corduroy
8. Under the Greenwood Tree
9. Land of Doesn't Have to Be
10. Someone Singing

【For Little One】

11. Song of the Naturalist's Wife
12. Enchanted Gypsy
13. Voyage into the Golden Screen
14. Isle of Islay
15. Mandolin Man and His Secret
16. Lay of the Last Tinker
17. Tinker and the Crab
18. Widow With Shawl (A Portrait)
19. Lullaby of Spring
20. Magpie
21. Starfish-On-The-Toast
22. Epistle to Derroll

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Fotheringay / 2 (2008)

サンデイ・デニーがフェアポート・コンベンション脱退後、夫トレヴァー・ルーカスと
組んだバンドがフォザリンゲイ。

1970年にファーストアルバムを出したのですが、1枚で解散
サンディはソロに転向します。

そのフォザリンゲイがセカンドアルバム用に残した音源を、メンバーがミックスし、
38年後にリリースされたのがこの「2」です。


2


「2」を聴くとこれはデモではなく、あきらかに次のアルバムのために録音されたもの
であるとわかります。

実際、サンディのファーストソロアルバムには、フォザリンゲイのメンバーが
参加していますし、仲違いが原因で解散したわけではなさそうなので、
バンドよりサンディを売った方がいいとマネジメント側が判断したのかも知れません。

「2」ですが、レコーディングの余ったマテリアルを集めた訳でないので、
クオリティもばっちりです。

⑤の「Late November」はサンディのファースト「The North Star Grassman
And The Ravens」の1曲目に収録されたもののバージョン違いですが、
こちらのバージョンの方がシンプルなアレンジです。
(ソロではリチャード・トンプソンがギターを弾いています)


フォザリンゲイは、サンデイ・デニーとトレヴァー・ルーカスが交互にヴォーカルを
とるのですが、どうしてもサンディの曲に耳が行ってしまいます。
(トレヴァーの歌も悪くないのですが・・・⑧なんてグラム・パーソンズがやりそうな
カントリーロックでかっこいいですし)

サンディのヴォーカルを6曲(①、③、⑤、⑦、⑨、⑪)も聴けるのですから大満足であります。

サンディ・デニーのファンの方、このCDあまり流通していないので今のうちに入手してください!

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サンディ・デニー/Like An Old Fashioned Waltz (1973)

フェアポート・コンベンションの歌姫サンディ・デニーの3rdソロアルバム。

この人のアルバムはどれもすばらしいのですが、このアルバムが一番等身大の
サンディをあらわしているのではないでしょうか。


Sandy


アコースティック楽器を中心としたシンプルな演奏に、サンディ独特なコブシを
効かせた「うた」が心に染みます。

しかし、良い声ですね。作詞・作曲能力もすばらしいし、「ブリティッシュ・
フォーク界の至宝」と言われるわけです。


2曲の古いスタンダードのカバーもあり、タイトルどおり1973年当時では
オールド・ファッションな作風ですが、ジャンルに関係なく幅広い音楽ファンに
おすすめしたい作品です。

バックは、フェアポート・コンベンション、ペンタグルなどのメンバーがサポート
しており、すばらしい演奏を聴かせてくれます。
(リチャード・トンプソンのギターは、いつも最高ですね!)
あと、録音がすばらしく、音がめっちゃいいです!


サンディ・デニーは、レッド・ツェッペリンからのラヴコールを受けて、「Ⅳ」の
レコーディングに参加。「The Battle Of Evermore」でボーカルをとっており
一部のロック好きには有名ですが、ブリティッシュ・フォークのファン以外には
案外知られていないのが残念です。
(ロックファンの皆さん、もっとサンディ・デニーを聴きましょう!)

サンディは31歳という若さで亡くなっており、ソロアルバムも4枚しかありません。

リンダ・トンプソンの最新作がすばらしかったので、サンディも生きていたら
きっとすばらしいアルバムを出し続けていただろうなと思ってしまいました。


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