Japanese

2011年3月18日 (金)

Miho Hatori / ecdysis (2005)

地震発生から1週間。
こんな気分の時に聴きたくなったのがこれ。

チボマットのハトリ・ミホのソロアルバム「ecdysis 」。
現在のところ、唯一のソロアルバムです。


Miho_hatori


彼女の特長は、ビースティ・ボーイズやゴリラズに登用されたことが
証明しているように、攻撃的でもあり、癒し効果もある「声」。
最近のはやりの言葉でいうと、「持ってる声」ですね。

このアルバムは、ヒップホップ、ブラジル、ガムラン、沖縄など
世界の音楽をごちゃまぜにしながらも、みことに彼女のセンスで
まとめられています。

その持ってる声とバックトラックの一体感は、まさに、ハトリ・ミホ・ワールド。
セルフプロデュースで作ったなんて本当にすごいです。

ひさしぶりに彼女のオフィシャルサイトをのぞいたら、
今回の震災のチャリティーコンサートを開催とありました。

そのメンバーがすごい!

Cibo Matto
Sonic Youth
Yoko Ono
Mike Patton
Sean Lennon
Mephista
Marc Ribot
Uri Caine
Aleph Trio
John Zone

今後も日米の架け橋になっていただきたいです。

冒頭の「いくよ!」ってところが最高。「A Song for Kids」

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2009年12月 2日 (水)

Carnation / Velvet Velvet (2009)

私が新譜を必ずチェックしている数少ない日本のバンドがカーネーション。

2002年にバンドが5人から3人になった時は、パワートリオ編成という
新しいスタイルで乗り越えたカーネーションですが、
ドラムスが脱退し2人になってしまったと聞き、さすがに心配になってしまいました。

そんな状況の中、リリースされたニューアルバム。


Velvet_velvet

これが素晴らしい!!

カーネーションは、FMでパワープレイされるような、さわやかでメロウな曲と、
ロック魂あふれるヘビーな曲の両方を、卓越したセンスと演奏力で
聴かせるバンドですが、今回はよりロックに振れているものの、
抜群のバランス感覚でどの曲も出色の出来!

思わずニヤリとする、マニアックなネタを混ぜつつ、
完全にカーネーションのカラーに染め上げているところが素晴らしいですね。

私は「Edo River」でファンになったのですが、以降のアルバムの中では
間違いなくNo.1です。

直枝さん、これからも日本のロックバンドの指針として、先頭を走ってください!

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2009年5月27日 (水)

屋根裏 1980

数年前、友人(私よりちょっと上のお姉様)から1本のカセットテープを
手渡されました。

この方は学生時代から熱心に、和・洋のロックを聴いていて、エルビス・コステロの
初来日もパルコで見たとのことで、この方の語る80年代の東京の音楽シーンの
お話は、たいへんおもしろい。

それで、このカセットテープの中身は1980年の渋谷屋根裏での
RCサクセションのLive。
そう、あの伝説のライブだったんです。


「いまカセットが聴けないので、CDにできないかしら?」
私、「できます。」

ということで、あくまで「個人の思い出」の復刻のお手伝いの為に、CDを制作。

80年のRCといえば、ようやく全国区の人気になりつつあった時期。
この音源は、そんな昇り調子のバンドの雰囲気を見事にとらえた歴史的な音です。

MCではちょうど、数日前にポール・マッカートニーが大麻で逮捕されたことにも
ふれられており、とても放送できないあぶないな内容満載。
今から約30年前のライブを聴いても、清志郎は全くかわっていないことが
わかります。


SPOOKY ELECTRICが屋根裏(下北沢ですが)に出演することが決まり、
久々にこの音源を聴いた次第であります。
燃えてきました!

出番は21時20分頃予定です。
熱いライブやりますので、よろしくお願いします!


5.28(木)下北沢『屋根裏』「FREEDOM TRAIN vol.1」

open 18:00 / strat 18:30
前売り 1.500yen / 当日 1,800yen(ドリンク代別)

出演:SPOOKY ELECTRIC / ザ・なつやすみバンド /
音移民 / telephpnica / Dear DadA / くらげ

http://www.shimoyane.com/main.htm

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2008年12月29日 (月)

キリンジ / KIRINJI 1998-2008 10th Anniversary Celebration

キリンジ、もうデビュー10年なんですね。
最初にデビューアルバム『ペイパードライヴァーズミュージック』
を聴いた時はとうとう自分たちの下の世代にもこんな色々な音楽を咀嚼でき、
センスの良いミュージシャンが出て来たと思ったものです。

この手の音楽は、山下達郎氏など先輩方の得意とするところで、
若いミュージシャンには分が悪いと思っていたもので。

いつも気になるアーティストだったのですが、オリジナルアルバムをきちんと
聴いていませんでした。ちょっとショートカットして申し訳ないですが、
デビュー10周年記念のベスト盤を聴いてみました。


Kirinji

この2枚組ベスト盤、1枚目が堀込兄弟の弟、掘込泰行の作品、
2枚目が兄、堀込高樹の作品とそれぞれの作品を分けて収録されています。

キリンジは、メインボーカルを弟の掘込泰行がとっているのせいもあるのですが、
どちらが作った曲もどう切り取っても「キリンジ」なのは、やはりDNAの
なせる業なのでしょうか。
(ファンの方だと明確な作風が理解できているのかもしれませんが・・・)

驚いたのは、アルバムを聴いたのはファーストだけなのに、
かなりの曲は聴いた覚えがあること。
そんなにテレビやラジオでシングルが頻繁にオンエアされていたとは
思えないのですが、印象に残っているんですよね。

そして、改めて良い曲書くなと。
ボーカルもどんどんうまくなっているのが、わかります。

ロック/ブラック・ミュージックの要素を加えながら、
とぼけた味を入れるのも忘れず、独自のポップスを完成させているのは
すごいですね。

今まではどうしても洋楽中心で、和物を後回しにしていたのですが、
ちょっと反省です。
それぐらいキリンジはこの10年でかなりの地点まで到達しています。

すごいぞ!キリンジ

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2008年10月25日 (土)

矢野顕子 / akiko (2008)

矢野顕子27作目のニューアルバム。
私は、92年の「スーパー・フォークソング」以来久々に彼女の新譜を
買いました。

その理由は、プロデューサーが、以前紹介したTボーン・バーネットだから。

1曲目の「When I Die」のピアノの弾き語りからバンドが入る瞬間から
もうTボーンの音です。
これが、思った以上に相性がいいんです。

バンドメンバーは、ギターにマーク・リボーと、Tボーン・バーネット、
ドラムにジェイ・べラルース+矢野顕子のピアノと、Tボーンの最新アルバムと
同様にベースはなしで最小限の音で勝負してます。
(ベースらしき音が聞こえるのですが、ギターでカバーしているのでしょうか?)

Akiko_3


(限定版は全編英語バージョンのCDと、Tボーンとのインタビューと
「変わるし」のPVが入ったDVD付の3枚セット)

収録曲は矢野顕子の曲が7曲とTボーン・バーネットの曲が1曲、カバーが2曲。
カバー曲が、なんと意外なツェッペリンの「Whole Lotta Love」とドアーズの
「People Are Strange」で、なんともオルタナでフリーなアレンジが、
かっこいいです。

他の曲も、無国籍なTボーンのサウンドに矢野顕子の強烈な個性が入ることで、
なんとも表現しにくいエキゾチックなサウンドになっているのですが、
あまりフリーキーになりすぎることもないので心地よく聴けます。

このアルバムは、矢野顕子のポップでお茶目な部分が好きな人には不評でしょう。

逆にTボーン・バーネットのプロデュース作品(コステロやロス・ロボス、
サム・フリップスなど)を追いかけているようなオルタナ・ロックファンには、
大傑作と感じるとおもいます。

30年以上のキャリアを持っていながら、こんな過激なアルバムを作るなんて
矢野顕子恐るべしです。

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2008年7月30日 (水)

SPOOKY ELECTRIC iTunesデビューの日

本日より、iTunes Storeで私たちのファーストアルバム
「SPOOKY ELECTRIC」が配信されております。

30秒ですが、全曲試聴できますので、是非お立ち寄りください!

SPOOKY ELECTRIC - SPOOKY ELECTRIC

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2008年7月24日 (木)

スプーキー・エレクトリック、iTunes Store 22ヵ国で配信!

今日は、私のバンド「SPOOKY ELECTRIC」のトピックスを紹介させてください。

ブログの左上に「iTunes World Release 7.30 」の画像が上がっているけど、
SPOOKY ELECTRICのファーストアルバム「SPOOKY ELECTRIC」が
iTunes Storeで世界22カ国で配信されることになりました!
(7月30日より配信開始します)

我々のバンドは英語で歌っていることもあって、ホームページやマイスペース、
YouTubeに海外からのアクセスを多数いただきました。

我々も知らなかったのですが、Amazonドイツで扱っていただたりしています。
(現在品切れ中ですが)

Spooky_pop

また、アメリカの方からYouTubeのビデオの感想として、
「I love this sound. it rocks and has that sly funk grove for all us to swing to!」
(みんなを揺り動かすスライ的グルーヴがある)なんてコメントをもらったりして
とても励みになっております!

バンドメンバー一同、今回のワールドワイドの配信はとてもワクワクしています。

音楽ニュースサイト「Barks」でもiTunes世界配信の件を取り上げていただきました。
ありがとうございます!
(Yahoo Musicにもこの記事が転載されています!)

Barksの記事


Yahoo Musicの記事

秋にはセカンドアルバムの制作に入りますので応援よろしくお願いします!


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2008年7月12日 (土)

小山卓治/NG! (1983)

このアルバムに出会ったのは、私が浪人生の頃。
鬱積した日々のなか、自分だけが知っている宝物を見つけたような気分で
日々聴いていました。

大学に入り、洋楽を追っかけるようになると邦楽はあまり聴かなくなり、
彼の新譜もリアルタイムでは聴かなくなっていきました。

先日、朝起きると、「あんた地下鉄の匂いがする 君はオイルの匂いがするよ」
というこのアルバムの1曲目のフレーズが頭にめぐって、
このアルバムが無性に聴きたくなりました。

レコード棚を探すと・・・

ない!

誰かに貸したままになっているのか・・・記憶が・・・

仕方がないので、ネットで買おうと探していたら、
小山卓治のオフィシャルサイトでリマスターされたCDが売っている
じゃないですか! (オフィシャルサイトのみの販売)

Ng


10数年ぶりに聴いたのですが、やっぱり小山卓治はすごい!
アレンジに多少の古さは感じるものの、今聴いてもグッとくるタイムレスな
輝きがあります。
このアルバムに小山卓治のすべてが詰まっているといってもよいでしょう。

小山卓治は、スプリングスティーンやトム・ウエイツばりのストリーテーラー
ぶりがよく取り上げられますが私にとって彼の最大の魅力は、
シャウター小山卓治です。

こんなにかっこよくシャウトできる人は、そんなにいません。

「フィルム ガ〜ル!(Film Girl#2)」「幻のような半端な夢を見続ける(Illusion)」
「この町では誰もが東を目指している(西からのたより)」などリアルな歌詞で
歌われるシャウトにぐっときます。

もちろん歌詞もすごいんですけどね。殺人者の心情を綴った「Aの調書」なんて
初めて聴いた時は、ほんとうにびっくりしました。

このアルバムのジャケットは、ジョン・レノンが殺された時のダコタアパートの
模様をテレビが映し出している写真だし、歌詞の中にも「おれはジョン、君はヨーコ」
なんて出てくるし、4曲目の「Illusion」なんてまるで「ジョンの魂」のサウンドで
すからアルバム丸ごとジョン・レノンに捧げられているのでしょう。
(83年といえばまだ、ジョンの暗殺が生々しい記憶として残っている時ですから)

再発CDのことばかり書いていますが、6月には久々のニューアルバム「Circle Game」もリリースしています。
(こちらは、一般のCDショップでも購入できます)

彼も50歳なんですね。わたしも同じく年をとる訳です。
日本で希有な存在の、このロッカーを見届けていきたいと思います。

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2008年7月 5日 (土)

佐野元春/VISITORS (1984)

洋楽ばかり紹介していますが、もちろん日本の音楽も聴いてきました。
(歌謡曲〜フォーク・ニューミュージック〜ロックという流れですね)

その中で、今でも新しいアルバムを心待ちにているアーティストの
一人が佐野元春です。

このVISITORSは、前作サムディが大ヒットし、この路線で次もいくの
かなと思われていた時にニューヨークで作られた問題作でした。

Visitors

急に、日本からいなくなったものの、彼がDJを担当していた番組
「元春レディオショウ」はニューヨークから放送していたので、
そんなに忽然と消えたという感じはしませんでしたが。
(この番組からそれまで知らなかったたくさんのアーティストを
教えてもらいました)

このアルバムは、日本で最初のヒップホップレコードと、
今では歴史に名を残していますが、私にとっては、
「Sunday Morning Blue」 「 Shame」 「 New Age」の3曲に尽きます。

「Sunday Morning Blue」 「 Shame」 は、完全にジョン・レノン
フレーバーが漂っています。

元春は、色んな曲の端々にジョン・レノンの影響が見られますが、
ここまで確信的なのはあまりありません。

「Shame」はライブエイドの時に、日本代表として、このPVが
世界に流れたんですね。

(これは誇らしかったです。各国からも反響があったと聞きました。)

「New Age」は同名の曲がルー・リードにありますが、たぶん意識
したのでしょう。

(この曲の歌い方はヒップホップというより、ルー・リード的な
スポークン・ワードに近いし)

「数えきれない痛みのKISS 星屑みたいに降ってくる」このフレーズはすごいな。
名曲です。

アルバム全体では、パブロックの猛者たち(アトラクションズのメンバー含む)
と作った「ナポレオンフィシュと泳ぐ日」を一番良く聴くのですが、
この3曲は時々、無性に聴きたくなります。

どうも学生時代の記憶がフラッシュバックするようです。
「歌と記憶の結びつき」ってすごいですね。

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