Jimi Hendrix

2011年9月17日 (土)

Jimi Hendrix / In The West (Remaster)

ジミ・ヘンドリックスのリマスター・シリーズ、
今回は「In The West」と「Winterland」。

特に、「In The West」には思い入れがある方が
多いのではないでしょうか。

私もその一人。


In_the_west

ジミヘンを聴き始めたのは30年前ぐらいですが、
オリジナルアルバムを全部聴く前に「In The West」を聴いていました。

当時ちゃんとオフィシャルで出ていたライブ盤はこれしかなかったたず。
ビートルズの曲をやっているのが、すごく意外でした。
(サージェント・ペッパーズに感激したジミが、レコード発売直後に、
ほとんどリハもせず、即興に近い形でカバーしたそうです)

さて、今回のリマスター、音質がグーンとアップしているのは
よいのですが、色々手が加えられています。

まず、曲が3曲増えています。
「In The West」は元々、いろんなライブ音源を組み合わせているので、
まあこれはよしとしましょう。

そして曲順が変わっています。
B面頭だった英国国歌〜サージェント・ペッパーズが1曲目になっています。
これは違和感がありますね。
ライブの流れ的にはこの方がよいのでしょうが。

そして最も違和感を覚えたのは、「Little Wing」のテイクが違っていること。
(Voodoo Chileも差し替えられています)

「Bold As Love」収録バージョンより、「In The West」の
「Little Wing」方が好き方は相当多いはず。
今回は「Winterland」のバージョンが収録されています。

これが、元々入っていたバージョンよりスローで、
なんともしっくりこないのです。

なぜ変えたのか?
版権等の大人の事情?
まあ、それしか考えられませんよね。

ということで、アナログ盤をこれからも大事に聴きます。


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2010年12月13日 (月)

The Jimi Hendrix Anthology West Coast Seattle Boy

ここ1週間は、SPOOKY ELECTRICのニューアルバムとライブの
告知をさせていただきました。
ライブも盛況のうちに終えることができました。
参加いただいた皆様、ありがとうございました!

ということで、久々に購入したCDの話です。
本日はSPOOKY ELECTRICのメンバーも多大な影響を受けた
ジミ・ヘンドリクスです。


Jimi_anthology


このアンソロジー、ボックスセットもありますが、
聴く体力がなかったので、1CD+DVD版を購入。

しかし、こんなに未発表曲、バージョンがまだあったんですね。
あの短い期間にどれだけレコーディングしていたのでしょうか。

でも、このアンソロジーは、ビートルズのアンソロジーと同様、
すべてのオリジナルアルバムを聴いてからはじめて手を出すべきブツです。
ジミの研究には大いに役立ちますが、あくまでも参考資料として聴きましょう。

私に一番ひっかかったのは、ボブ・ディランとザ・バンドの
リチャード・マニュエルの共作曲「Tears Of Rage」のカバー。

このバージョンは、ジミのギターと歌、ジミの友人のハーモニカと
コーラスで構成されたラフなバージョンですが、
ちゃんと完成させれば、名カバーになったと思わせます。

あと、バンド・オブ・ジプシーズ(バディー・マイルス、ビリー・コックス)
の「Burning Desire」。
このタイトでファンキーな演奏を聴くと、この面子でちゃんと1枚
スタジオアルバムを作ってくれていたら、とんでもない傑作が
生まれたことを確信させます。

DVDは90分あって、ジミの生涯を俯瞰できます。
最近公開されたドアーズの映画と同じように、関係者のインタビューは無しで、
ナレーションで淡々と進んでいきます。

ナレーターは、ブーツィー・コリンズ。
ジミが生前残した言葉を淡々と語っています。

今までいくつかジミの映画はありましたが、これが決定版になるでしょう。

英語字幕では今イチ理解できない箇所があったので、
もう一度日本語字幕で見たいですね。

このDVDにも登場した12弦ギターで「Hear My Train A Comin’」
を弾く映像。痺れます。


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2010年7月27日 (火)

Blue Wild Angel : Jimi Hendrix Live At The Isle Of Wight

ジミ・ヘンドリックスが死の直前に出演したワイト島でのライブ音源。

最初にこのライブに触れたのは、90年に発売されたレーザーディスクでした。
(もっと昔にワイト島のライブの一部として見たことはありましたが)

Jimi_1


Jimi_2

一般的にワイト島での演奏は精彩に欠いているという評価がなされていて、
初めて映像を見た時は、ジミの体調が悪い様子もわかるので、
やっぱり調子わるかったんだと納得したのですが、
このアナログを聴いてぶっ飛びました。

これはたまたま売れ残っていて、すごく安く手に入れたのですが、
音の立体感がすごいです。
私はアナログ至上主義者ではありませんが、ジミのライブ音源で
こんな生々しい音は初めてでした。

この音を聴く限り、演奏が今イチなんて感想は出ないはず。
資料によると、機材トラブルや、主催者やとりまきとの軋轢で
ジミがいらついていたのは事実のようですが、
演奏の手抜きは一切なしです。
ライブ音源としては、これがベストのひとつでしょう。


メンバーは、ベースにビリー・コックス、ドラムにミッチ・ミッチェル。

アナログは3枚組で、収録曲は以下。
(英国歌〜サージェントは編集版「In The West」に入っていたやつです)

Side1
God save the queen
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
Spanish Castle Magic
All Along The Watchtower

Side2
Machine Gun

Side3
Lover Man
Freedom
Red House

Side4
Dolly Dagger
Midnight Lighting
Foxey Lady

Side5
Message to Love
Hey Baby (New Rising Sun)
Ezy Ryder

Side6
Hey Joe
Purple Haze
Voodoo Child (Slight Return)
In From The Storm


CDでは1枚ものと2枚ものが出ていますが、2枚ものが完全版(アナログと同じ)
なのでこちらがおすすめです。
(CDは持っていないのでアナログとの音の比較はできませんが)

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2010年3月11日 (木)

Jimi Hendrix / Valleys Of Neptune (2010)

こちらは、未発表音源集。

97年にリリースされた、「First Rays Of The New Rising Sun」は
ジミの思い浮かべた完成形に向かって残されたマテリアルを紡いでいったのに
対し、こちらは未加工のむき出しのジミ・ヘンドリックスです。

(エディー・クレイマーによる最新技術をつかったミックスは施されていますが)

Valleys_of_neptune

(ジャケットはリンダ・マッカートニーの写真にジミが書いた絵をコラージュしたもの)


音を聴いて、この演奏の風景は、私にはこんな風に感じます。

新曲ができました。→ジミがメンバーに構成などを教える→何度が演奏してみる
→「ちょっとテープ回してみようか?」

てな感じで録音された音に聴こえます。

ほとんど、ギター、ベース、ドラム、歌だけでオーバーダビングは最小限。
即興的でこなれていない所もありますが、非常に生々しい音です。

中でもブートでも聞いたことの無い「Valleys of Neptune」は、今まで未発表
だったのが不思議なぐらい完成度が高し、エルモア・ジェイムスのカバー
「Bleeding Heart」は超強力。
ジミのドキュメンタリー映画では、12弦ギターの弾き語りで披露された
「Hear My Train A Comin」もハイパーなエレクトリックバージョンで
収められています。

なかでもジミの新機軸だと思ったのが、「Ships Passing Through the Night」。
これは、いままでのテイストとは少し異なり、次のステップを感じる曲です。

この時点でジミの頭の中では、もう次の構想が出来上がっていたんでしょうね。
これと「First Rays Of The New Rising Sun」を聴いて想像するしかないのですが。

いずれにしても、ジミを知る上で貴重な音源であることは、間違いありません。
ビートルズのアンソロジーと同じで、これを聴くには、オリジナルアルバムを
堪能してからでないと楽しめないと思うので、ジミ・ヘンドリックスを
これから聴こうと思っている人は、後回しにしてください。


1. Stone Free
2. Valleys Of Neptune
3. Bleeding Heart
4. Hear My Train A Comin'
5. Mr. Bad Luck
6. Sunshine Of Your Love
7. Lover Man
8. Ships Passing Through The Night
9. Fire
10. Red House
11. Lullaby For The Summer
12. Crying Blue Rain

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2010年3月10日 (水)

The Jimi Hendrix Experience / Bold As Love 2010 Remaster

前回のリマスターもかなり音質アップしていたので、
あまり期待していなかったのですが、ビートルズのリマスターに匹敵する衝撃です。

2009年にビートルズのリマスターが出たことは必然みたいな記事を読んだ
のですが、それはここ数年でようやくリマスターの技術もこなれてきて現場の
エンジニアもやっと納得がいく音が得られてきたという内容でした。

ジミ・ヘンドリックスの前回のリマスターが1997年ですから、
もう13年も経っている訳です。

なので、その間の技術の向上は、家の安物のステレオで聴いても、
その差は歴然です。

Boldaslove2010

試しに、一番お気に入りのBold As LoveのCDを購入した訳ですが、
そのスペーシーな内容もあって、細かく配置された効果音が最新リマスターでは
よく聴こえ、ステレオ効果を狙った曲ほど、違った印象に聴こえます。
オリジナルもトリップ出来る音像なのですが、リマスターはさらに効果アップです。

ビートルズのリマスターでも感じた「え!こんな音入っていたの」という箇所が
たくさん出てきます。

おまけのDVDは約17分のドキュメンタリーなのですが、ジミのレコーディングを
担当した、エディー・クレイマーがミキサーをいじりながら嬉々として
レコーディングのエピソードを語ってくれます。

(合間に今は鬼籍に入られた、ドラムのミッチ・ミッチェル、
ベースのノエル・レディング、マネージャーの、チャス・チャンドラーの
インタビューが挿入されます)

あと2枚のオリジナルアルバムも買い直しですね。

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