Power Pop

2012年5月 3日 (木)

Brendan Benson / What Kind of World(2012)

ジャック・ホワイトつながりで、ラカンターズのバンドメイト、
ブレンダン・ベンソンの最新作を紹介します。

Brendan_new

ジャックに比べて、話題になっていませんが、こちらも良いアルバムです。

ブレンダン・ベンソンをデビューから追っている者にとって、ラカンターズ
はちょっと違和感があるんですよね。
(ブレンダンのことを知らなかったら、素直にかっこいいと思うのでしょうが)

ブレンダン・ベンソンには、やはり爽快なPOWER POPを奏でて欲しいですからね。

とは言え、ブレンダンも41歳。
昔のようなはっちゃけた、POWER POPではなくなっていますが、
音楽の幅が広がり、ソングライティングもより磨きがかかっているし、
ミュージシャンとして良い歳の取り方をしていると思います。

このアルバムを聴いていて、素晴らしかった再結成ポウジーズのアルバム
思い出したのですが、クレジットを見たら、ポウジーズのケンとジョンが
参加していました。やはり繋がっているんですね。
ちょっと嬉しくなりました。


彼の代表曲になりそうな美しい曲。「Bad For Me」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月18日 (土)

Cotton Mather / Kontiki (Deluxe Edition 2CD)

コットン・メイザーの名盤「Kontiki」のデラックス・エディションが
リリースされました。
(「Kontiki」のことは2008年にここに書きました

Kontiki_deluxe

まず、本編。
今回リマスターしたかどうかの表記はありませんが、
細かな音がはっきり聴こえるようになった気がします。

そしてボーナスディスクは、デモ音源12曲。
XTCやジェリー・フィッシュ並みに作り込んだデモや、未発表曲を
集めたものなのですが、とても興味深い音源です。
(未発表曲「Flying Annie's Kite」が最高の発見!)

レコーディング時に、デモにあったニュアンスを本番に
活かせないことがよくあるのですが、
このアルバムは見事に鮮度を保ったまま録音されていることがわかります。

また、「Kontiki」を名作に仕上げたのは、プロデュースとミックスを
担当したブラッド・ジョーンズの手腕によるところがかなりあるなと。


Kontiki (Deluxe Edition)の紹介ビデオがありました。

ビデオの最後に、今年のSXSWでコットン・メイザーが再結成し
演奏するとのテロップが!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月16日 (木)

The Plimsouls / Beach Town Confidential (1983 Live)

プリムソウルズのライブアルバムがまた出ました。

これで3枚目。


Plimsouls_beach_town

しかし、オリジナルアルバムに入っていない曲が
6曲も演奏されています。
プリムソウルズは、97年に再結成アルバムを出しているのですが、
その中にも入っていないので、この6曲はこのライブアルバムで
初出になります。

逆にパワーポップ・ファンには人気のファーストの曲は少なめで、
ピーター・ケイスの指向が変わってきたことがうかがえます。
(ハープの出番も増えてます)

録音状態もよく、ピーター・ケイスがミックスにも
関わっているので、臨場感のあるライブがパッケージされています。

過去2作のライブ盤より音が良いです。
なので過去のライブアルバムを持っている方もこれは無視できないですね。

アナログは13曲、CDは17曲。
アナログには17曲のMP3のダウンロードコード付き。
私は両方購入してしまいました。
(ピーター・ケイスものは何でも手に入れたい!)

ピーター・ケイスのオフィシャルサイトを見ると、
3月よりナーヴス時代の盟友ポール・コリンズ(ex.The Beat)
とのツアーが!! でもアメリカだけでした。(残念!)

ピーターが、プリムソウルズの名曲「Million Miles Away」をバンドで
歌う映像がありました。
ポール・コリンズとのツアーもこんな感じなのかなぁ・・・


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月14日 (土)

Alex Chilton / Free Again:The 1970 Sessions

アレックス・チルトンが、BOX TOPSを辞めて、ビック・スターとして
活動を開始する前に録音していたのにリリースされなかった
幻のソロアルバム「1970」。
96年にリリースされたものの、長らく廃盤状態だったので、
このリリースはありがたいです。

その「1970」とアウトテイクス+アーデント・レコードの
コンピレーション・アルバムにはいっていた2曲をコンパイルしたものが
本CDになります。

(アーデント・レコードのコンピのことは以前ここに書きました。)

1970

(CD、アナログとも購入したのですが、アナログはクリアビニールでした)

1970年といえば、ビートルズが解散して、新しい音楽の流れが生まれ始めていた時。

バーズが、カントリー・ロックからジャム・バンドへ推移していった
ように、ジャンルの交配がはじまっており、このアルバムはまさにその流れの最中という感じ。

かなりバーズに影響をうけたサウンドですが、チルトンのボーカルが
黒っぽいので、そこまでカントリーにはなっていません。

あと、メロディアスな曲では、ブライアン・ウイルソンの影響も見えます。

ストーンズの「Jumpin' Jack Flash」のカバーもいかしているし、
今の耳で聴けば、荒々しいサウンドもOKなのですが、もし70年に
でていたら、とっちらかりすぎと評価されたかもしれません。

どの曲も素晴らしいので、今こそ再評価されるべきアルバムだと思います。
 
私は、バーズ、ビッグ・スター、マシュー・スウィートと繋がって、
ロックの好みの系統が決まったので、アレックス・チルトンが70年に
やろうとしたことが、すごく腑に落ちます。

CDは20曲入りですが、アナログは、12曲目の
「All We Ever Got From Them Was Pain」で終わります。
(若干、曲順も違います)

このアルバムを堪能するには、こちらの方がいいですね。

今年の再発大賞は早くもこれで決まりかも。


この曲も名曲です。「The EMI Song」


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月 8日 (日)

Matthew Sweet Plays GIRLFRIEND Billboard Tokyo

マシュー・スウィートが名盤「ガールフレンド」を全曲演奏するライブに
行ってきました。


Plays_gf


バンドは、リズム隊にヴェルヴェット・クラッシュのリック・メンクと
ポール・チャステイン、ギターにマシューのニューアルバムにも
参加していたデニス・テイラー。

バンドは鉄壁なので、唯一の不安はマシューのコンディション。
ビルボードは1日2公演なのですが、私が押さえたのは最終日の2回目公演。

不安的中、マシューの声が・・・

普段1日2公演なんかしないでしょうし、さらに巨漢になっていたので
体調のせいもあるかもしれませんが
明らかに声をつぶしていて高い音が出ず・・・

今回で3度ライブを見ましたが、こんな状態になったのを
見たのは初めてです。(少し持ち直した曲もありましたが)

とはいえ、バンドの演奏はよかったです。
「ガールフレンド」にはアコースティックな曲もあるので、
アコギも使うのかなと思っていたのですが、すべてエレキで演奏。

デニス・テイラーはかなり細部まで、ロバート・クワインと
リチャード・ロイドのフレーズをコピーしていたし、
リックのドラムとポールのベースは、抜群の安定感、
マシューのリズムギターと3人の演奏は、ガレージ版「ガールフレンド」
を奏でるには最高の布陣だと思います。

なので、万全のコンディションで聴きたかったというのが本音ですね。

マシュー・スウィート&スザンナ・ホフスだったら、ビルボードも
ありですが、マシュー単体では、どう考えてもビルボードはミスマッチ。
メシを食いながら見る音楽じゃないし。

いつものように、ギターをフィードバックをさせ、ステージを去った
マシューに対して、空気を読んですぐにアンプのスイッチを切った
リック・メンクが印象的でした。

このメンバーで新作+オールタイムベストのライブを是非見たいので、
次回は、オールスタンディングの箱でお願いしたいです。

あと、リック、ポール、早くヴェルヴェット・クラッシュの新譜を
出してくれ!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 5日 (水)

Matthew Sweet / Modern Art (2011)

3年ぶりのマシューの新作。
前作と同様、プロデューサーは、マシュー。

レコーディング・メンバーも1曲を除き、ドラムはリック・メンク。
ギターに前回の来日でギターを弾いていたデニス・テイラー、
その他の楽器はマシューと、ほぼ自主制作に近い形でのレコーディングの模様。
レーベルもMissing Piece Recordsというレーベルに変わっています。


Modern_art

(アナログとCDでは、微妙にバックの絵柄やトリミングが違います)


60s、70sのカバーアルバムを作って、改めて自分の好きな音楽に
向き合ったことが、このアルバムに影響していると思われます。

パワーポップ的な曲はバーズばりの12弦ギターをフィーチャーした
③の「She Walks The Night」ぐらい。
その他は、サイケデリックなフレーバーをふりかけた、ひと捻りした曲が並びます。

「Girlfriend」でファンになった人には、たぶん不評だと思うのですが、
この路線は、私は賛成。
2000年以降にリリースされたアルバムの中で一番すきです。

このアルバムの感覚に近いアーティストは誰かと考えていたのですが、
サウンドというより全体の雰囲気的が、レフトバンクに近い気がしました。
たしか、マシューもレフトバンクは、リスペクトしていたはず。

ほとんどの楽器を自分でこなしているので、
自分の手癖の部分が出てしまっていますが、今までのマシューの楽曲とは
明らかに違うテイストがあります。

ようやく「Girlfriend」の呪縛から抜け出したのではないでしょうか。
「Girlfriend 」をまるごと演奏するツアーを開始したことも、
影響があるのかもしれません。

(日本でも年明け早々ライブがあります。)

このアルバムは、おのれの道を行くマシューの覚悟があらわれているように思えます。
私は断固支持をしたいと思います。

アナログとCDを購入したのですが、収録曲が違っているのでお知らせします。

CDは12曲。
アナログはプラス1曲の13曲。
そして、アナログについているダウンロードは、
アナログ収録曲プラス3曲の16曲と大判振る舞い。
マシュー・ファンにはアナログをお勧めします。
(アナログは、2枚組です)


| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年5月20日 (金)

The Smithreens / 2011 (2011)

最近は、カバーアルバムや企画ものばかりで、
オリジナルのアルバムとしては、なんと12年ぶり!

インターバルが空いたのは、バンドが停滞していたともとれるので、
危機感があったのでしょう。
プロデューサーに盟友ドン・ディクソン、レコーディングにはミッチ・イースターを
むかえ、パワーポップ界の役者を招集。
(2006年からベースが、Severo "The Thrilla" Jornacionという方に
変わっています。PVにも写っているどう見ても日本人にしか見えない人です。)

昔からのファンなら泣いて喜ぶアルバムを作ってくれました!
個人的には「Green Thoughts」以来の傑作だと思います。


Smithereens2011_2

(ジャケットは1989年リリースの「11」のデザインを流用。思わずニヤリ)

いつものスミザリーンズ節の中にも、今までとちょっと違うセンスを
入れているところが、頼もしいですね。最後の曲なんて、モロにThe Whoだし。
(The Whoのカバーアルバムのことは、ここに書いてます

結成31年。継続は力なりです。


| | コメント (3) | トラックバック (0)

2011年5月17日 (火)

Playlist: the Very Best of Matthew Sweet (2011)

Zoo、Volcano時代のベスト盤が出ました。
(今回はソニーのレガシーシリーズの一環としてのリリースです)
アルバムで言えば、「Girlfriend」から「In Reverse」まで。


Matthew_best


未発表音源はありませんが、シングルやコンピ収録バージョンが入っていて、
ちょっとマニアック。
初めてマシューを聴く人にとっては、もっと入れるべき曲があると思いますが・・・

しかし、アマゾンで838円と激安なので、「Girlfriend」しか聴いたことのない
人にはよいかもしれませんね。


01. I've Been Waiting / Girlfriend
02. Girlfriend / Girlfriend
03. Sick of Myself /100% Fan
04. Superdeformed / No Alternative (Compilation)
05. The Ugly Truth / Altered Beast
06. Walk Out / 100% Fan
07. Faith In You / In Reverse
08. Where You Get Love / Blue Sky On Mars
09. Time Capsule [Demo] / Single (Time Capsule)
10. We're the Same / 100% Fan
11. Falling / Altered Beast
12. Evangeline / Girlfriend
13. Don't Cry No Tears [Live] / Son Of Altered Beast
14. Looking At The Sun / Girlfriend Legacy Edition

個人的には、ニール・ヤングのカバーなら「Don't Cry No Tears」よりも、
レガシー・エディションに入っていた「Cortez The Killer」の方が、
シングル収録曲なら「Devil With The Green Eyes」収録の「Eskimo」が
おすすめです。

(以前マシューのシングルやプロモ盤を紹介した記事はこちら


今は亡き、ロバート・クワィンがギターを弾いている映像がありました。(渋い!)
マシューもまだ巨大化する前で、凛々しいです!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年4月23日 (土)

The Posies / Blood / Candy (Japan Deluxe Edition+7)

こちらも再始動組。

ボウジーズ5年ぶりのニューアルバム。
昨年リリースされていましたが、ボーナス曲7曲をプラスした日本盤がでました。


Blood_canday


ボウジーズは、90年代の始め、ティーンエイジ・ファンクラブや、ダイナソーJr.
などと共に轟音ギターバンドのひとつとして認識したのですが、
中でも一番パワーポップ寄りで、親近感がありました。

98年に一端解散(休止?)の後、2005年に復活。
このアルバムは、復活後の2作目です。

中心人物の2人、ジョン・オウアとケン・ストリングフェロウは、
休止中もそれぞれ、ソロアルバムを出していたし、ケンはR.E.M.のツアーサポート、
そしてジョンとケンのまさかのビッグスター加入と、さかんに活動していたので、
正直、ポウジーズの不在もあまり気になっていなかったのですが、
このアルバムを聴いて反省。

そうした外の活動の影響をうまくバンドにいかした
素晴らしいアルバムを作ってくれました。

とにかく曲がいいです。
なので、日本盤にボーナスで収められた、ピアノやギターのみの
デモ版が凄く良いのです。

特にピアノだけで歌われる「For The Ashes」や「Licenses To Hide」は
デモバージョンの方が好きですね。

ということでおすすめは、ボーナス7曲が入った日本盤。
タワーレコードで買ったら、「Notion 99」のデモバージョンの入った
CD−Rも付いてました。


ジョン、ケン、マットの3人で歌う「Licenses To Hide」。素晴らしい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年3月31日 (木)

Big Star's Third Concert NYC 3-26-11

大学の後輩であるumiくんのツイッター(onsoku1017)でこの情報を入手。
umiくんありがとう!

ということで、こんな豪華なBig Starのトリビュート・コンサートが
先日ニューヨークで開催されていました。

参加者は、Big Starのオリジナル・メンバーのジョディ・スティーヴンス、
R.E.M.のマイク・ミルズにマイケル・スタイプ、Yo La Tengo、M.ワード、
マシュー・スウィート、Teenage Fanclubのノーマン・ブレイクなど。

1978に発売された、Big Starのアルバム「Third/Sister Lovers」の曲を中心に、
オールスター・バンドがプレイしたようですが、こんな組み合わせもありました。

マシュー・スウィート&マイク・ミルズ(R.E.M.) 「September Girl」


やっぱり、マイケル・スタイプはすごいヴォーカリストです。

マイケル・スタイプ(R.E.M.)「Kangaroo」


マイケル・スタイプ(R.E.M.) 「The Letter」(アレックス・チルトンが
在籍していたバンド「The Box Tops」のヒット曲)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧