Punk/New Wave

U2 / Unforgettable Fire [Deluxe Edition](2009)

ヨシュア・トゥリーまでのアルバムの中で唯一、
デラックス・エディションが出ていなかった「Unforgettable Fire」が
ようやくリリースされました。

Unforgettablefire_2

(2CD+DVDもあります)

私の中では、このアルバムの再評価が著しく、
近年ではヨシュア・トゥリーを押さえてこのアルバムを一番よく聴いています。

今のような長年トップバンドとしてサバイブできたのは、
このアルバムのおかげと思うのです。
ニュー・ウェーブバンドとしてのU2の最高傑作は
まぎれもなくこのアルバムですね。

この鋭角的な感覚は、他のアルバムにはありません。
イーノ先生と初めて組んだこともあり、お互い手探りだったと思いますが、
最高の融合が見られます。
(イーノ先生のキーボードもこのアルバムが一番たくさん入っているし)

バンドの代表曲、「Pride」、「Bad」はもちろん、「Wire」なんて
今聴いても最高にカッコいいです。

リマスター効果としては、ドラムが立体的になったのと、
シンセの微妙な表情が見えるようになったのが特徴でしょうか。
もちろん、ボーカル/ギターも膜が1枚とれた音に聴こえます。
(80年台の録音なので、ビートルズのリマスター盤のような違いは
期待しないでください)

ボーナスディスクはアルバムからカットした12インチ、7インチ、
CDシングルのB面などを収録したものですが、
初出は①⑥⑦⑩⑫。
興味深いのは、⑩のダニエル・ラノワがミックスした
アフリカっぽい「A Sort of Homecoming」。
これは面白いです。

とにかくこの名盤が少しでも良い音で聴けるようになったことだけで、
大満足です!


ボーナスディスク・リスト
01. Disappearing Act / Unreleased track from The Unforgettable Fire sessions
02. A Sort of Homecoming (live)/From Wide Awake in America EP
03. Bad (live)/From Wide Awake in America EP
04. Love Comes Tumbling /From Wide Awake in America EP
05. The Three Sunrises /From Wide Awake in America EP
06. Yoshino Blossom / Unreleased track from The Unforgettable Fire sessions
07. Wire (Kervorkian Remix)
08. Boomerang I (instrumental)/ B-side from Pride single
09. Pride (extended single version)/ A-side from Pride single
10. A Sort of Homecoming (Daniel Lanois Remix)
11. 11 O'Clock Tick Tock (long version)/ B-side from Pride single
12. Wire (Celtic Dub Mix)/From 1985 NME 7 vinyl promo
13. Bass Trap / B-side from The Unforgettable Fire single
14. Boomerang II / B-side from Pride single
15. 4th of July (long version)/ B-side from Pride single
16. Sixty Seconds in Kingdom Come /B-side from The Unforgettable Fire single

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Bad Lieutenant / Never Cry Another Tear (2009)

ピーター・フックの抜けたニュー・オーダーは、正式に解散したのか
していないのかよくわからないのですが、バーナード・サムナーの新音源は、
ニュー・オーダーではなく、新ユニット「バッド・ルーテナント」でした。

メンバーは、バーナード・サムナー(ニュー・オーダー)、フィル・カニンガム
(ニュー・オーダー)、ジェイク・エヴァンス。
ジェイク・エヴァンスは無名の存在で、偶然にジェイクのパフォーマンスを見た、
バーナードが気にいってスカウトした模様。
(最初はブラーのアレックス・ジェイムスもメンバーだった用ですが、
途中で抜けたそうです。)
3人ともソングライター兼ギタリストです。

Badlieutenant

(国内盤はボーナストラック1曲入りで、スリップ・ケース仕様です)

しかし、レコーディングには、ニュー・オーダーのドラム、スティーヴン・モリスも
参加しており、ほとんどピーター・フック抜きのニュー・オーダーとも言えなくもない
のですが、若い衆2人がソングライティングに絡んでいるので、
ニュー・オーダーぽくない曲もあります。(3曲ジェイクがヴォーカルをとっています)
でもほとんどの曲は「ニュー・オーダー」印がついています。

ライナーノーツによると、若い2人が、ザ・フーやニール・ヤングなどオールドロックが
好きなので、そういうサウンドになってしまったそうで、お得意のエレクトロニックな
ダンスナンバーは控めで、ギターサウンド中心のかなり王道ロックです。

ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダーの昔からのファンには、王道すぎて
物足りないとう方もかなりいると思いますが、私なんかは、バーナード・サムナーの
声を聴いただけで反応してしまうので、このPOPなアプローチもいけるのですが。

ニュー・オーダーのギタポ面が好きな人なら、文句無しに楽しめると思います!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Elvis Costello & The Attractions / Live At The El Mocambo

エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ、1978年カナダ・トロントでの
油の乗り切った演奏が堪能できるライブアルバム。
現在、コステロの版権を持っているHip-O Recordsから、リリースされました。

元々はプロモーションとして関係者に配られたものですが、93年に出た
ファーストからサードアルバムのボックスセット『2 1/2 Years』の
ボーナス・ディスクとして正式リリースされました。
私もこのボーナスディスクのためだけにボックスセットを買いました。
(日本盤のみの94年に単発でリリースされました。でもすぐに廃盤。)


Elmocambo

(このLPを見つけた時は狂喜したのですが、どうもコピーのようです。)


この歴史的音源が一部のマニア以外にも聴かれることはめでたいことです。

なにせ、ライブバンドとして鉄壁のユニットだった、
エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズの単体でのライブアルバムは
今までなかったのですから!
(デラックス・エディションのボーナスディスクとしてはありましたが)

とにかく熱い。
セカンドアルバム「This Years Model」時のライブなので、パンキッシュで
唾を飛ばしまくりのライブです。
といっても同時期のパンクバンドのように勢いだけ突き進むのではなく、
しっかりとした演奏力とクオリティの高い楽曲で最高のライブを展開しています。

アトラクションズとのライブは最後のライブになった94年に見ていて、
その時は円熟味を増した演奏が最高でしたが、このライブアルバムの時期の
”Topをとってやる”的な野心に満ちた演奏はまた格別です。

コステロのファンなら昇天ものですね。
また廃盤になる前にゲットしておきましょう。

1. Mystery Dance
2. Waiting for the End of the World
3. Welcome to the Working Week
4. Less Than Zero [Dallas Version]
5. Beat
6. Lip Service
7. (I Don't Want to Go To) Chelsea
8. Little Triggers
9. Radio Radio
10. Lipstick Vogue
11. Watching the Detectives
12. Miracle Man
13. You Belong to Me
14. Pump It Up

| | コメント (2) | トラックバック (0)

Prefab Sprout / Let's Change The World With Music (2009)

ビートルズ・モノボックスようやく到着。

その前に今年の重要作、プリファブ・スプラウトの8年ぶりのニューアルバムを紹介します。

プリファブ・スプラウトは、今やパディ・マクアルーンのプロジェクトネームで、
ほとんどソロみたいなものですが、今作もパディひとりで作り上げた感が漂っています。

一通り聴いたあとで、クレジットを見たら、
「Written, Perform, Recorded and Produce by Paddy McAloon」とあり、
すべての楽器までプレイしてました。


Prefab_new


1曲目のラップには驚きましたが、曲はいつものパディ節だし、サウンドは、
トーマス・ドルビーがプロデュースしていたころのエレクトリックな感触になっており、
昔からのファンには歓迎されるのでないでしょうか。

私が気になるのは、打ち込みのドラム。
打ち込みにしたのは、予算がないからなのか、すべて自分でやるためなのか
不明ですが、ドラムは生でやって欲しかったですね。

ものすごく完成度の高い作品なのですが、今やパソコン1台でこのCDの中に
入っているサウンドは作れてしまうわけでシンセの音も含めてどこかで
聴いたことのある音になっているのは、ちょっと残念ですね。
あと、ギターがほとんど入っていない点もその印象を強く持ってしまう原因でしょう。

トニー・ヴィスコンティがプロデュースした前作「The Gunman And Other Stories」
で生な音を追求したから、今回はその反動かもしれないですね。

しかし、ブライアン・ウイルソンに匹敵するような完璧なアレンジのこれらの曲を、
生楽器でつくったらもっと大傑作になったと思うのですが・・・

アルバムタイトルを含め、歌詞に出てくる「I Love Music in Every Style」や
「Music Is a Princess」など普通の人なら白々しくなるのですが、
パディ・マクアルーンなら納得させられてしまいます。
(この人は神父になるために神学を学んだ人なので、そのあたりの影響が強く
出ているのでしょう)

思い入れが強い人なので色々書きましたが、ロック界最高峰のソングライター
が作ったすばらしい曲がこのアルバムに詰まっていることは間違いないです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

7 Worlds Collide / The Sun Came Out (2009)

今回もジョニー・マーがらみで。
元クラウディッド・ハウスのニール・フィンがチャリティー目的で作ったプロジェクト、
「7 Worlds Collide」の2枚目。
2001年の1枚目は、ライブ盤でしたが、今回はスタジオアルバムです。

7wc_2

主な参加ミュージシャンは以下です。

Neil Finn (ex. Split Enz、Crowded House)
Tim Fine (ex. Split Enz、Crowded House)
Liam Finn (ニール・フィンの息子でソロシンガー)
Phil Selway (Radiohead)
Ed O’Brien (Radiohead)
Johnny Marr (ex. The Smith、The Cribs)
Jeff Tweedy (Wilco)
John Stirratt (Wilco)
Glenn Kotche (Wilco)
Pat Sansone (Wilco)
KT Tunstall
Sebastian Steinberg
Don McGlashan
Bic Runga
Lisa Germano
Glenn Richards

というわけで、クラウディッド・ハウスとスミスとレディオヘッドとウィルコの
合体なんですよ!

1枚ものと2枚ものがリリースされていますが、断然2枚組でしょう。

ジョニー・マーとジェフ・トゥイディーの共作曲にニール・フィンが歌う
ポップな曲「Too Blue」からスタート。興味深い曲が続きます。
②「You Never Knowはウィルコのニューアルバム収録曲と同じバージョンのよう。
ジェフ・トゥイディーの⑫は、ウィルコに残したかったのではと思える程よい曲です。


ジョニー・マーが歌い、レディオヘッドの2人を従えた⑦、
リアム・フィンとの共作⑧などジョニー・マーがらみの曲はどれも興味深いですね。

奥さんと共演したニール・フィンの③他、ニールが曲作りに参加した曲は
やはりどれも出来がいいです。
特にウィルコをバックに歌う2−①は最高ですね。

以外な発見だったのは、レディオヘッドのドラマー、フィル・セルウェイが歌う2曲。
作曲も本人です。
これがすごくいいです。彼はソロでも活躍するのではないでしょうか。

ということで、クラウディッド・ハウスとスミスとレディオヘッドとウィルコに
興味のある方は要チェックです。

このCDの売り上げは、貧困の克服を目指す国際的団体「Oxfam」へ寄付されるそうです。


ディスク1
1. Too Blue (Johnny Marr/Jeff Tweedy)
2. You Never Know (Jeff Tweedy)
3. Little By Little (Neil Finn/Sharon Finn)
4. Learn To Crawl (Ed O'Brien/Jonny Marr/Neil Finn/Liam Finn)
5. Black Silk Ribbon (KT Tunstall/Bic Runga)
6. Girl, Make Your Own Mind Up (Don McGlashan)
7. Run In The Dust (Johnny Marr)
8. Red Wine Bottle (Liam Finn/Jonny Marr)
9. The Ties That Bind Us (Phil Selway)
10. Reptile (Lisa Germano)
11. Bodhisattva Blues (Ed O'Brien/Liam Finn/Neil Finn)
12. What Could Have Been (Jeff Tweedy)
 
ディスク2
1. All Comedians Suffer (Neil Finn)
2. Duxton Blues (Glenn Richards)
3. Hazel Black (KT Tunstall/Neil Finn)
4. Riding The Wave (Tim Finn)
5. The Witching Hour (Phil Selway)
6. Over And Done (John Stirratt)
7. Change Of Heart (Bic Runga/Dan Wilson)
8. Don't Forget Me (Pat Sansone)
9. Long Time Gone (Don McGlashen)
10. The Cobbler (Bic Runga)
11. 3 Worlds Collide (Glenn Kotche)
12. The Water (Sebastian Steinberg)


7 Worlds Collideのライブでは、マー先生がスミスの曲
「Please, Please, Please Let Me Get What I Want」をやったようで、
早速YouTubeにアップされています。
これが泣けます!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Paul Weller / Just A Dream ー 22 Dreams Live(DVD)

4月の来日公演に行けなかったので、お詫びに最新ライブのDVDを購入。

今のウェラー先生、のっています。
ここ10年で今が一番いい状態なんじゃないでしょうか。

ギターのスティーヴ・クラドック以外総取っ替えのニューバンドがいいです。
メンバーは以下。

Guitar / Steve Cradock (Ocean Colour Scene)
Bass / Andy Lewis(Acid Jazzレーベルの重鎮)
drums /Steve Pilgrim (The Stands)
Keyboards /Andy Crofts (The Moons)

(DVDではグレアム・コクソン(Blur)他、ゲストプレイヤーが加わります)

それぞれ、ポール・ウェラーが過去にレコメンドしたバンドばかりで
まさに「ポール・ウェラー・チルドレン」たち。

このメンバーがポール・ウェラー・サウンドを理解して、
的確で熱い演奏をしてくれます。それにのせられ、御大も熱くこたえます。


Weller_dvd


いやーかっこいいです。
これこそ、ウェラー先生に望んでいたサウンドです。

The Jam、スタイル・カウンシル、ソロとサウンドは変化していますが、
このライブを見れば"MOD"という芯は全く変わっていないのがよくわかります。
(モッズじゃなくモッド)

The Jam、スタカン、それぞれの時代しか聴かない人は是非、
今のポール・ウェラーの姿を見て欲しいですね。

このDVD、Brixton AcademyでのライブCDまでついています。
DVDでは、中盤ストリングス隊を従えての、まったりタイムがあるのですが、
CDはそのあたりを排除して終始熱いライブが楽しめます。
(この面子での「Shout To The Top」も良いです!)

でかい音で聴きましょう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Joe Jackson / At The BBC (2009)

ジョー・ジャクソンのBBC音源が2枚組でリリースされました。

録音時期は79年から83年で、アルバムでいえば、ファーストから
Night & Dayになります。

80〜83年のツアーから抜粋したライブ盤はあったものの、あぶらの乗り切った
この時期のライブをまとめてもらったのはありがたいですね。


Joe_bbc

まずは、ジョン・ピールセッションの4曲。
キーボードレスのソリッドなロックで、エルビス・コステロ&ジ・アトラクション
に対抗するような暴力的なサウンドがかっこいいです。

そして82年のハマースミス・オデオン。
アルバム「Night & Day」がヒットしていた頃で、このアルバム中心の選曲です。
ジャズを取り込んだおしゃれなサウンドになっています。


個人的に一番盛り上がったのが、Disc2の80年英国の大学でのライブ。
ファーストからサードまでのパンクなジョー・ジャクソンが堪能できます。

ジャジーなジョー・ジャクソンもいいのですが、やっぱりこの時期が最高です。

83年のライブは、当時のベスト的な選曲で、箱も小さめでフレンドリーな
空気が伝わっています。
演奏もツアーを重ねたおかげで一番まとまっているように思えます。

ということで、ジョー・ジャクソンファンには見逃せない音源なので、
日本にはあまり入荷されていないようですが、買いです!


Disc 1
John Peel Show 1979/2/21
1 One More Time
2 Got The Time
3 Fools In Love
4 I'm The Man

Hammersmith Odeon 1982/10/2
5 Look Sharp!
6 Cancer
7 Real Men
8 Breaking Us In Two
9 Fools In Love
10 Chinatown
11 Target
12 T.V. Age
13 It's Different For Girls
14 Tuxedo Junction
15 Steppin' Out

Disc 2
Hatfield Polytechnic 1980/1/14
1 Sunday Papers
2 One More Time
3 Friday
4 It's Different For Girls
5 Don't Wanna Be Like That
6 Happy Loving Couples
7 I'm The Man
8 Got The Time
9 Is She Really Going Out With Him?
10 Come On

Regal Theatre Hitchin 1983/1/22
11 On Your Radio
12 Another World
13 Sunday Papers
14 Look Sharp!
15 Is She Really Going Out With Him?
16 Steppin' Out
17 A Slow Song

| | コメント (0) | トラックバック (0)

U2 / No Line On The Horizon (2009)

U2 5年ぶりのニューアルバム。

まだ3回しか聴いていませんが、変化はすごく感じとれます。

クレジットを見ると7曲がU2とプロデューサーのブライアン・イーノと
ダニー・ラノワの共作になっています。
(今回からダニエル・ラノワからダニー・ラノワに改名しています)

音を聴くと、ブライアン・イーノとダニー・ラノワのソロアルバムで
聴かれる音がしっかり感じ取られ、
まさに、U2+イーノ+ラノワの名義の作品といってもよい仕上がりです。


Nloth


(中央の=はプラケースの上からシールを貼っています)


今までは、レコーディングでのコーラスはエッジしかやっていなかった
と思いますが、ラノワがコーラスに加わった③や⑪なんかは、
ラノワのソロアルバムに収録されてもおかしくないぐらい、ラノワ印です。

(曲ごとのクレジットがないので正確な情報ではないのですが、
私にはラノワの声に聴こえました。違ってたらごめんなさい。)

全体を覆うシンセサイザーは、イーノ以外のなにものでもなく、
これまたイーノの色が濃く出ています。

(イーノプロデュースのコールドプレイもよかったですが、
これを聴くとU2との仕事はひとつ上のレベルだと思えてしまいます)

この3者のさじ加減が、今まで聴いたことのないU2になっており、
とても興味深いです。

またプロデューサー2人が作曲に関わったことにより、
曲がより複雑になっています。

ラジオライクな曲は、ファーストシングル「Get On Your Boots」しかないので、
一見ジミに聴こえますが
何度も聴くごとに発見のある深いアルバムだと思いますね。

あえて過去のU2のアルバムにたとえるなら、「The Unforgettable Fire」が
精神的に近いのではないでしょうか。

これだけ、大物になったベテランバンドにもかかわらず、ネクスト・ステージを
提示できるU2はやはり凄いとしか言いようがないです。

最初に見た時には「何これ?」と思ったジャケットも音を聴いた後では、
アルバムを端的に表しているビジュアルと思えてきました。

またU2にしてやられたという感じですかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Kitty Daisy & Lewis / Kitty Daisy & Lewis (2008)

外資系CDショップでは、極地的に盛り上がっている、
16歳、18歳、19歳の3兄妹からなるキティ、デイジー & ルイスの
ファーストアルバム。


K_d_l


ここまで、50年代ただようサウンドは、ある意味パンクだと思ったら、
なんとこの兄妹の母親は、レインコーツのイングリッド・ウェイスでした。
(このバンドでベースを弾いているそうです)

どうりでボーカルの長女デイジーの声はニュー・ウェイブの香りがすると
思いました。

ロカビリー、スウィング、カントリー、ハワイアンまでぶち込んだレトロサウンド
ですが、演奏がうまければどこにでもいる後追いバンドですが、このヘロヘロの
オルタナ感が、パンク・ニューウェイブを通過した私のような人間にはたまりません。

この感覚は狙ってもできないです。

アナログにこだわった、暖かいサウンドもナイスです。

ひょっとしたら、次はもうこんないい塩梅なレトロサウンドは
作れないかもしれません。

純粋なカントリーやロカビリーのファンの方には、あまり勧められませんが、
ニューウェイブを今でも引きずっている私のようなロックファンなら、
きっと楽しめます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Glenn Tilbrook & The Fluffers / Pandemonium Ensues (2009)

少し前まで日本各地でソロライブを行っていた、元スクイーズのフロントマン、
グレン・ティルブルックのサードアルバム。
(ライブ、行けなくて残念!)

正式リリースは2月ですが、ディスクユニオンが先行で仕入れてくれたので
ゲットしました。


Fluffers


今回は、バンド名義でのリリースです。
音もバンドサウンドになっており、曲のほとんどがメンバーとの共作だし、
曲によっては、他のメンバーがボーカルをとる曲もあります。


今までのアルバムのなかで、最もスクイーズから離れたアルバムかもしれません。
とはいえ、グレンの持ち味のビートリーな素晴らしいメロディは
健在なのでご心配なく。

おすすめは、従来の路線に近い②、ポール・キャラックが書きそうな
ソウルテイストな⑤、今までの作風ではあまり見られなかった
このバンドならではの⑥、バネッサ・パラディがコーラスで参加した⑦、
(最終インスト曲には旦那のジョニー・デップがナレーションで参加。
何繋がりでしょうか?)マッカートニー的な粋なポップソング⑨など。

全体的に、スクイーズとも今までのソロとも違うサウンドで、
聴きごたえのある充実した作品ですね。

この作品が売れて、次はこのバンドで来てくれたら最高なんですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Paul Weller / Live At The BBC (DVD)

近年ベスト盤やBサイド集などアーカイブものを多数リリースしている
ウェラー先生ですが、また出ました。

BBCに残した音源・映像をまとめたもので、CD4枚組とDVD1枚もので
リリースされました。


Weller_bbc


とりあえず、安かったので輸入版DVDを購入。

まず、元スクイーズのジュールズ・ホーランドが司会を務める
「LATER」の93年から08年の出演11曲。

2008年新作「22 Dreams」から2曲入っています。
おぉ、バックバンドが、ギターのスティーブ・クラドック以外変わっています。
このバンドはロックでかっこいいです。
(長年連れ添ったスティーブ・ホワイトのドラムはちょっと苦手なもので)
来年4月のライブ、見に行きます。

次に「LATER」プレゼンツでの96年のライブ7曲。
コーラスのカーリン・アンダーソンが懐かしいです。
今なにをしているのでしょうか?
ジャムの「Tales From The Riverbank」のアコースティックバージョンが
グッときます。

さらに、06年の「BBC ELECTRIC PROMS」でのライブが9曲。
ゲストボーカルに、エイミー・ワインハウス、カール・バラー
(ダーティ・プリティ・シングス)、リチャード・アーチャー(ハード・ファイ)
を迎えております。
後者2人は、なんとジャムの曲「In The City」と「Down In The Tube Station
At Midnight」をチョイス。
でも、明らかに曲に負けています。

最後の本家の「Town Called Malice」があまりにもかっこいいので
余計に目立ちます。
ポール・ウェラーはいつの時代も、イギリスの若手ミュージシャンを応援している
からご愛嬌ということで。

最後に老舗「TOP OF THE POPS」92年から06年までのパフォーマンスを6曲。
全部クチパクかと思ったら、一部はちゃんと演奏しています。
野外フェスでの「Town Called Malice」のライブは大盛り上がりです。
イギリスの若者もちゃんとポール・ウェラーをリスペクトしているんですね。


ということで、ひさしぶりにポール・ウェラーにどっぷりつかりました。
50歳になって、顔の皺も深くなりましたが、バンドを一新してロックな方向に
向かいそうなので、次のアルバムが楽しみになってきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ULTRAVOX ! / ULTRAVOX ! (1977)

イーノ繋がりで、イーノがプロデュースしたウルトラヴォックスの
デビューアルバムを。

ちなみに、このあとU2でも組むスティーブ・リリー・ホワイトとバンドとの
共同プロデュースです。


Ultravox


私、このバンド今まで素通りしてきました。
ミッジ・ユーロのエレポップのイメージがあったので、
購入リストに入って来ませんでした。

イーノ先生のプロデュースということで、今更ながら入手したのですが、
この時のフロントマンは、ジョン・フォックスで、ミッジ・ユーロは
まだ加入していなかったんですね。

1曲目から、ディランの「Subterranean Homesick Blues」を思わせる
ロックで意表をつかれます。

パンクなんだけど、メロディーがしっかりしていてプロトタイプのパンクバンドとは
一線を画します。

よく考えると77年ということは、このあたりから「New Wave」と呼ばれるバンドが
台頭してくるわけで、このバンドがその第一期みたいなもんなんですね。

3曲目あたりから、アレンジも凝ったサウンドに変わって来て、
ちょっとゴズな香りもあり、まさに「New Wave」の要素を盛り込んだ曲が続きます。

④、⑤、⑥、⑦は非常に、デヴィット・ボウイぽいのですが、77年と言えばボウイが
「Hero」がを出した年。

ジョン・フォックスもボウイに影響を受けていると思うのですが、ウルトラヴォックスの
サウンドはむしろボウイの77年以降のサウンドに近く感じます。

ボウイもこのあたりのNew Waveサウンドにいち早く目をつけていたのは
間違いないでしょう。

たまたま格安で手に入れた、ジョン・フォックスのLPが思いのほかよっかたので
今後このあたりの抜け落ちているアーティストも聴いていこうかと思っております。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

David Byrne & Brian Eno / Everything That Happens Will Happen Today (2008)

元トーキング・ヘッズのディヴィット・バーンと、U2のプロデューサーとして
有名なブライアン・イーノのコラボアルバム。

81年にも、2人が組んだアルバムがあるので27年ぶりのニューアルバムです。
前回のアルバムが、2人ががっぷり四つに組んだ実験的なアルバムに対して、
今回は、イーノがリリースのあてもなく録音していたインストゥルメンタルに、
バーンが歌詞とメロディーを付け歌うという分担がされており、2人は一緒に
スタジオに入らなかったそうです。

だからといって、2人の味が薄まっている訳でなく、みごとなコラボレーションです。


Byrne_eno

(国内盤を買ったら、卓上カレンダーが付いていました。)


今回はボーカルアルバムになっており一聴した感想は、イーノの歌ものアルバムの
味わいもあるし、まるでリメインライトの続きを聴いているかのような、
トーキング・ヘッズ調の曲もあり両者のファンにはたまらない内容になっています。

私はイーノの「歌ものアルバム」が大好きなので、この路線は大歓迎。
近年の両者のソロアルバムも聴いていますが、これが一番ですね。

サウンドはイーノお得意のアンビエントではなく、「エレクトロニックなゴスペル」
を意識したらしく、これまでイーノがプロデュースしてきた作品のような繊細な
サウンドも聴かれますが、とてもアーシーなフィーリングにあふれています。


⑦にはドラムで、ロバート・ワイアットが参加していますが、全体的に
このポジティブでおだやかなサウンドは、近年のワイアットの作品にも通じますね。

私的には年間トップ10入り確実なアルバムです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

The Smiths / The Sound Of The Smiths (2008)

ザ・スミスのメンバーが関わった初めてのベスト盤。
リマスター監修をジョニー・マーがおこなっております。

2006年の紙ジャケでの再発の時は、マスターをさわってないので、
初めてのリマスターになります。


Smiths_best


まず、スタジオ版からのベストDisc1。
音を聴くと、特にギターの分離がよくなって細かい音まで聴こえます。
しかし、ベース、ドラムはかなり控えめです。
もう少し前に出してもよかったのではないかと思うのですが、
多分マー先生は最近の音圧の高いサウンドが嫌なんでしょうね。

どうしても、ライブ盤「ランク」での凶暴なイメージこそがバンドの本質と
思ってしまうので、オリジナルもボトムを上げた音で聴きたくなってしまいます。
まあ、良い音になって発売されたことは、めでたいです。

ファンにとって目玉はDisc2。
シングルのB面やライブのレア音源。

私もスミスの全シングルは持っていないので、初めて聴く音源もあり新鮮です。
(でも、アルバムバージョンと違うシングル収録曲は、アルバムバージョン
の方がよいですね。)

やっぱりどっきとするのは、BBCやピールセッションのライブ音源。
「Hatful Of Hollow」の評価が高いように、ライブ音源の方がダイレクトに
興奮するんですよね。

それと、Disc2ではDisc1で感じたベース・ドラムのオフ気味加減を感じないのは
なぜでしょうか?
12インチ用はフロアでかけられることを予想して、はじめからボトムを
あげていたんですかね。
やっぱりアナログ12インチを爆音でかけるのが、一番よい音かもしれません。

このリマスター版ベストを聴いてしまうと、オリジナルアルバムもリマスター版で
聴いてみたくなります。

リリースされたら、買い直さないといけないですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

The Police / Certifiable [DVD & CD] (2008)

SPOOKYのヤマムラくんに、ポリス再結成の日本公演に誘われたのですが、
箱が東京ドームということでパスした私。

おわびにこれを購入し、追体験しております。

このDVD、種類が色々ありまして、ドキメンタリー映像の付いた2DVD版や
2DVD+2CDのデラックス版もありますが、
私は、コンサートDVD+ダイジェストCD(1枚)版を購入。

ヤマムラくんからも、ドームでも充分再結成ポリスの凄みは伝わって来たと、
聞いていたので期待してDVDを拝見。


Police


シューティングの場所はブエノスアイレス。会場は10万人近くいるでしょうか。
盛り上がっています。

おぉ、アンディ・サマーズ老けたなと思ったら、この方スティングより
10歳近く上なので、御年66歳でした。
(なにせ、あのアニマルズにいた人ですから)

スチュワート・コープランドは、あんなにクールだったのに、
自転車の選手みたいな格好で熱血おやじになってます。
スティング、昔のままです。
ミック・ジャガーとスティングはずっと昔のイメージのまま歳と取るのでしょう。

肝心のバンドですが、サポートメンバーを入れず、3人の演奏です。
多少シーケンサーなども使っていると思いますが、3人でこの演奏力は驚異的です。
3人ともすごいですが、スティングの歌いながらのベースプレイには、
今更ながらですが感嘆します。

現役ミュージシャンの意地で、シンクロニシティーなどの音のたくさん入った曲も
アレンジして3人でプレイしております。
(スチュワート・コープランドのパーカッション・マニアぶりも微笑ましいです)

どうしてもギターで空間を埋めるため、アンディーが大活躍ですが、
アンディーが弾くほどプログレっぽくなります。
元々プログレ畑の人達と交流があり、ロバート・フィリップとアルバムを
作っている人なので、さもありなんですが。

昔のポリスとは、ひと味違いますが、まだまだバンドのマジックは健在です。

昔好きだったバンドの再結成って見たいようで、見たくないような微妙な
気分になるのですが、ポリスは充分期待をクリアしておりました。

私のように、来日公演をパスした人も、このDVDなら熱くなれると思います。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

The Blow Monkeys / Devil's Tavern (2008)

ポール・ウェラと共に、私のようなロックファンにソウル・ミュージックの
すばらしさを教えてくれたDr.ロバート率いるブロウモンキーズの再結成アルバム。

これが実にすばらしいです。

再結成アルバムでここまで充実したアルバムを作ったのはあまり例がないですね。

Bm


私の趣味としては、スタイリッシュなブロウモンキーズよりも、Dr.ロバートのソロ
でのフォーキー路線の方が好きなのですが、この再結成アルバムは、80年代の
バンドの音とソロがブレンドされ、とてもいい湯加減なんです。

「I Don't Mind」のようなの一皮むけたブルー・アイド・ソウルもかっこいいですし、
ソロに近いフォーキーな曲「Travelin' Soul」にもグッときます。


このアルバム、オフィシャルサイトから、ファンに募金を呼びかけ、
それを資金にして制作されたそう。

これだけ素晴らしいアルバムをまだつくれることを証明したのですから、
次はお金の心配をしない環境でこの作品をしのぐレコードを作って欲しいものです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Squeeze / Frank (1989)

スクイーズのアルバムが、大量のボーナストラックを追加し、
リマスターされリリースされました。

リリースのインフォーメーションは、今年の春ごろに知ったのですが、
その後失念しておりました。

先日、タワーレコードの「スクイーズ」のコーナーをのぞくと
出ているじゃないですか。 その中から取り急ぎ選んだのがこれ。

スクイーズのアルバムの中でも1、2を争う出来だと思います。


Frank

このバンドは、クリス・ディフォード&グレン・ ティルブルックが
2枚看板なのですが、このアルバムでは、今やイギリスの人気司会者になった、
ジュールズ・ホーランド(ピアノ)が大活躍です。
(ジュールズは、一度脱退してこのアルバムで復帰、後にまた脱退しています)

もう一人の準メンバー、ポール・キャラックがキーボードで加わった時には、
ソウルな味付けをバンドにもたらすのですが、ジュールズの場合は、
ジャズテイストが強くなります。

ジュールズが歌う、粋なブギの「Dr.Jazz」なんかアルバムのいいアクセントに
なってますし。
他の曲もピアノを弾きまくり、他のスクイズのアルバムにはない味を出しています。

⑬以降の6曲がボーナストラックですが、デモやライブ以外の曲はジュールズの
ピアノがフィーチャーされていて、ジュールズが主導権をとっていたことをにおわせます。

クリス・ディフォード&グレン・ ティルブルックの曲も「If It's Love」、
「Rose I Said」、「Love Circles」、「She Doesn't Have To Shave」など、
80年代のレノン=マッカートニーの称号にふさわしいPOPな名曲を聴かせてくれます。

スクイーズは聴いたことがないという方は、このアルバムから入られてはいかがでしょうか?


| | コメント (0) | トラックバック (0)

The Clash / Live At Shea Stadium (2008)

1982年、ビートルズでもおなじみのニューヨーク、シェイ・スタジアムでの
クラッシュの歴史的コンサートの音源です。

最近になって、ジョー・ストラマーの部屋からマスターテープが出て来たそうです。


Clash


先日、SPOOKY ELECTRICのCDのデザインをお願いしているグレイグさんと
打ち合わせをしていて、最近どんなCDを聴いている?という話になって、
私がこのクラッシュのライブの話をしたら、クレイグさん(日系3世)は当時、
このツアー(The Who+The Clash)をなんとロスで見たそうです。
なんともうらやましい!

ロスでもThe Whoを見に来ていた客を熱くさせていたそうです。

それは、このCDを聴いてもよく伝わってきます。

82年といえば、アルバム「コンバット・ロック」をリリースした年で、
このアルバムでようやくアメリカで売れました。

そんな好調さを感じさせる力の入ったライブで、これを聴いて熱くならない
ロックファンはいないでしょう。

びっくりしたのが、おもいっきりダブな曲「Armagideon Time」を完璧に
演奏していること。ライブでこの完成度はすごい。
逆に、単純な8ビートの方が力が入りすぎて危なっかしいです。

やっぱり、クラッシュはいいバンドだ!
思わず叫んでしまいます。

もしこの会場にいたら、最後の「Should I Stay Or Should I Go」と
「I Fought The Law」で昇天でしょう。

音もとてもスタジアムで録ったと思えない生なましい音です。
クレジットをみたら、録音はビートルズ、ストーンズでおなじみの
グリン・ジョンズでした。

このアルバムがクラッシュのライブ盤の決定版になるのではないでしょうか。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

U2 / Under Blood Red Sky [Deluxe Edition] (2008)

初期3部作に続き、ライブ盤「Under Blood Red Sky」のデラックスエディション
がリリースされました。

目玉はレッドロックスでのフルライブの模様を収めたDVD。

レコードが8曲に対して、17曲がDVDに入っています。
今見るとちょっと気恥ずかしい部分もありますが、レッドロックスの雰囲気が
U2にマッチしてロックファイルムとしては、名作でしょう。

Blood_redsky

(DVDは5.1chでのニューミックスです。映像ディレクターのコメントが字幕で入ります。)

これを見てふと思ったのは、83年のリリースでなぜ8曲という中途半端なサイズで
出したのか?

「Two Hearts Beat As One」と「I Threw A Brick Through A Window」
「A Day Without Me」を入れて「New Years Day」の前の「October 」も残して
12曲のライブ盤にしたらかなり印象がかわったのではないでしょうか。

実際「I Threw A Brick Through A Window」と「A Day Without Me」はかなり
良い出来ですし。

と思って、LPのクレジットを見直したら、レッドロックスの音源を使ったのは、
「Gloria」と「Party Girl」だけで、あとはドイツのロックパラストの音源でした。

U2本によると、レッドロックスの録音は、レコーディングを担当した、
スティーブ・リリーホワイトが体調を崩して満足のいく音が録れなかったということ
になっていますが、この映像の音が残っているということは、それはデマ?

レッドロックスの演奏の出来が悪かったと判断したなら、LPに採用された
「Party Girl」でボノが「ギターヒーロー!」とエッジを紹介する時に、
いきなり音を外しているのにOKな訳のがよくわかりません。

まあ、当時はいろんな事情があったのでしょう。(テクノロジーの問題も含めて)

CDの方もエッジの監修のもと、良い音になっていますし、輸入版であれば
CD+DVDが2,600円ぐらいで買えるのでU2ファンは文句なしに買いですが。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Ian McNabb / Truth and Beauty (1993)

元アイシクル・ワークス、イアン・マクナブのソロ第一弾。

リバプール出身らしくメロディアスなギターサウンドが特徴ですが、
アイシクル・ワークス時代より落ち着いた印象がこのアルバムにはあります。


Mcnabb

この後、ニール・ヤングのバンド「クレージー・ホース」を丸々引き連れて、
そのまままニール・ヤングしたアルバムをリリースしましたが、
やっぱりニール・ヤングのスタイルをそのまま拝借したアルバムより
このアルバムのような独自の特徴を出したものの方が評価できます。
(曲はすごくいいんですけどね)

この人、シンガーソングライターとして優秀だと思いますし、誰かのプロデユースに
手を出す訳でもなく、いちミュージシャンとしてコンスタントに自身のアルバムを
リリースしていることが潔いですね。
(マイク・スコットのバックでベースを弾いてましたが)

アイシクル・ワークスでさえジミだったのに、さらにイアンのソロとなると
追いかけている人も少ないとは思いますが、このアルバムには良い曲が詰まってます。

(おすすめは、②、③、⑥、⑨)

スタジオ最新作の「Before All Of This」前半アコースティック、後半バンドという
編成になっていますが、相変わらずよい曲を書いてますよ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Joe Jackson / Look Sharp! (1979)

ジョー・ジャクソンのデビューアルバム。ジャケットもいかしています。

「NIGHT&DAY」のヒットのおかげで、ピアノを弾きながらしゃれた歌を
うたう人というイメージが強いですが、初期はパンキッシュなサウンドで、
ライブでも暴れていました。

レーベルもポリスと同じA&Mだし、パンクムーブメントに一丁乗っかろうとする
レコード会社の思惑があったんでしょうね。

しかし、音楽的なバックボーンがあるひとなので、粗暴なパンクにはなりません。
このあたり、非常にエルヴィス・コステロに近いです。
(実際よく比較されていました)


Look_sharp

やっぱり昔からいい曲書きます。

①、③、⑦なんか今でもライブで演奏されれば大盛りあがりでしょう。

95年の来日公演を見たのですが、それまでピアノと弦楽器を中心にしっとりとした
演奏を聴かせていたのですが、(なにせ会場が渋谷Bunkamuraのオーチャード
ホールですから)アンコールでギターを持ち出し、ファーストやセカンドの
パンクナンバーをやり出したものですから、おしゃれな曲を聴きに来ていた客は
引いていました。

(私は大いに盛り上がりました!)

近年はクラッシックにも進出したり、ちょっと縁遠い人になってしまった感が
あったのですが、最新作「Rain 」は近年の作品の中ではずば抜けて
よい出来なので、昔ファンだった方は、安心して購入してください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

Peter Astor And The Holy Road / Paradise (1992)

元ロフト、ウエザー・プロフェッツのピーター・アスターのサードアルバム。
(ウエザー・プロフェッツは、アラン・マッギーのレーベル「クリエイション」
の看板バンドでレーベルの精神性を表していた)

ファーストとセカンドは中古屋さんでもよく見かけるのですが、このアルバムは
なかなかなくて、昨年ようやく見つけました。

このアルバムと次のアルバムはフランスのレーベル「DanceTeria」からリリース
されていて日本にはあまり入ってこなかったようです。


Peterastor


ピーター・アスターは、バンド時代からヴェルヴェッツ・チルドレンと言われていて、
VU/ルー・リードの影響を受けたサウンドが特徴ですが、このアルバムは「ネコアコ」
といってもよいぐらい、ピュアポップです。

この人、淡々と歌うのでどうしてもジミになりがちですが、本当に良い曲を書きます。
「Paradise」は、彼のソロアルバムの中でもベストな曲が入っています。

このアルバム、現在入手困難なので、①、②、⑥、⑧、⑨が収録された
ソロ時代のベスト盤「Injury Time 」をどうぞ。

(このベスト盤は「Pete Astor 」名義なので注意です)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Lloyd Cole / Bad Vibes (1993)

マシュー・スウィートとも交流のある、ロイド・コールのソロ3作目。
マシューはこのアルバムにベースで参加しています。

ロイド・コールは、マシューの91年作「Girlfriend 」に参加しており、
この2枚のアルバムは雰囲気が似ています。
(両方のアルバムに参加している、フレッド・マー(ドラム)の存在も大きい)


Lloyd_cole

ロイド・コールはソロになってからも良いアルバムを出しているのですが、
不当に評価が低いんですよね。
たぶんファーストがこけたのが大きく影響しているのだと思います。

このアルバム、「Girlfriend 」のような豪快なギターは出てきませんが、
ツボを押さえたビターテイストなロックで、もう15年も前のアルバムですが、
今聴いてもいいです。
(ボブ・クリアマウンテンのミックスもすばらしいです。)


ロイド・コールの「はじけない」ところが今ひとつ人気の出ない原因だと
思いますが、逆にそのクールさが魅力ともいえるので、
ロイド・コール&コモーションズは知っているけどソロは聴いたことがない
という人には、このアルバムから聴いてみるのはいかがでしょうか。

マシュー・スウィートがらみで、このアルバムを紹介しましたが、
最新作「Anti Depressant」もすごくよいのでこちらもぜひ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

プライマル・スクリーム/Sonic Flower Groove (1987)

最新アルバムをリリースしたばかりのバリバリ現役バンド、プライマルの
ファーストアルバム。

プライマルはアルバムごとにスタイルを変えるバンドですが、原点はギターポップ。
初代ギタリスト、ジム・ビィーティーの12弦ギターが全体のサウンドの印象を決定
づけています。

ジム・ビィーティーはこのアルバムだけで、脱退。
自身のグループSpirea Xを組み12弦ギターを全面的に使った「Fire Blade Skies」
を4ADからリリースしています。
(現在は、Adventure In Stereo。まだ活動してるのでしょうか?)

Primal1


ボビーのけだるいボーカルに12弦ギターのキラキラな音の組み合わせは、
これっきりなのですが、今聴いても新鮮ですね。
ストーン・ローゼスのファーストは相当これを参考にしたのではないでしょうか。

プロデューサーは、レッド・クレオラのメイヨ・トンプソン。
(⑥を除く。⑥はエルヴィス・コステロのプロデュースで有名な
クライブ・ランガー&コリン・フェアリー)
意外な組み合わせな感じもしますが、メイヨ・トンプソンのソロアルバムを聴けば、
このポップさも納得します。(ストレンジ・ポップの傑作!)


Primal2


(Spirea Xの「Fire Blade Skies」とメイヨ・トンプソンの「Corky's Debt To His Father」。
このアルバムの魅力を味わうための重要資料です)


「Sonic Flower Groove 」はもう20年前のアルバムですが、ギターポップ好きには
たまらないエッセンスが全部詰まっています。

今のプライマルとは切り離して、聴いてみてください。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

テレビジョン/Live At The Old Waldorf San Francisco,6/29/78

2003年にライノハンドメイドからリリースされた1978年のライブ盤。

テレビジョンのライブ盤はハーフオフィシャルのようなCDが出ていますが、
それとは比べ物にならないほど音がいいです。
ライブの内容も最高。
なんでこれを、レギュラーでリリースしないのでしょうか。
理解に苦しみます。

Television

78年ですからセカンドアルバム「Adventure」がリリースされた年。
ライブはそのセカンドの「The Dream Dream」からスタート。
セカンドからは他に「Foxhole」、「Ain't That Nothin'」、「Careful」
が演奏されています。
ファーストに比べて著しく評価の低いセカンドですが、曲は良いです。

オリジナルアルバムには、未収録だった「Little Johnny Jewel」に続いて
ライブのハイライト「Friction 」、「Marquee Moon」と必殺の2曲。
トム・ヴァーレンとリチャード・ロイドの緊張感あふれるギターの絡み合いは
何度聴いてもしびれます。
(これを期待して見に行った、92年の再結成ライブで、マーキームーンのイントロを
しくじり、やり直したのはがっかりでした)
そしてアンコールで、ローリング・ストーンズのカバー「Satisfaction」。
(最後に2人の痙攣ギターが炸裂!)

9曲ですが、テレビジョンの神髄を捉えていて大満足です。

小さなライブハウスでの空気をパッケージしたこのライブ盤、
現在入手困難なようですが、テレビジョンファンは探してみる価値ありです。
(音だけでいい人は、iTunes Storeにアップしていたので、そちらでどうぞ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プリファブ・スプラウト/Jordan The Comeback (1990)

私がはじめて聴いたプリファブ・スプラウトのアルバムがこれでした。
それまでも、このバンドの名前は知っていたのですが、当時はもっと
ロックな音楽が好きだったので、後回しになっていました。
(プロデューサーがトーマス・ドルビーなので余計に非ロックを感じていたかも)

最初の印象もロックぽくないなと思っていたのですが、何度が聴いていくうちに
曲の良さを実感し出しました。


Prefab

このバンドは、ソングライター、ボーカルのパティ・マクアルーンの
ワンマンバンドですが、パティは、プリファブ・スプラウトを別にロックバンドとは
思っていないのでしょう。
自分の音楽を追求する場であって、出力される音楽はどう呼ばれようが関係ない
のかも知れません。
タイプ的には、ブライアン・ウイルソンに近いのかも知れません。

このアルバムは、19曲、64分におよぶ大作で、CDの解説によると当初2枚組で
3部構成のアルバムにする予定だったそうで、歌詞もアメリカ伝説の銀行強盗
「ジェシー・ジェイムス」が出て来たりして、色んなメタファーを使って
アメリカの歴史をひもといていく内容になっています。

表面的にはトーマス・ドルビーのデジタルな音ですが、バンジョーなんかも
加えてアメリカ的な彩りを加えています。
ひょっとして、ビーチ・ボーイズの「Smile 」が頭にあったんでしょうか?

タイプ的に類似性を感じる、スクリティ・ポリティのグリーン・ガートサイドが
ニューアルバムでブライアン・ウイルソン的なアプローチを見せたので、
よけいにそんな感想を抱いてしまいました。

久々に聴き返してみて、やっぱりこの緻密な構成力はすごいです。
このアルバムはまだリマスター版が出てないので、早くいい音で聴きたいですね。
(「スティーブ・マックィーン」のデラックスエディションはすごくいい音に
なってました)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザ・フィン・ブラザーズ/Everyone Is Here (2005)

スプリット・エンズ、クラウデッド・ハウスで一緒に活躍した
ティム・フィン、ニール・フィンのフィン兄弟が作ったセカンドアルバム。
(ちなみにファーストはFINN名義です。)


Finn


(ライブやPVが収録されたDVDのついた2枚組もあります)


クラウデッド・ハウスのアルバムの中では、2人が在籍した、「Wood Face」が
一番好きな私は、このアルバムはど真ん中。
2007年に出たクラウデッド・ハウスの再結成アルバムよりこちらの方が好きです。

哀愁を帯びた曲も最高だし、2人のハーモニーもすごくいいです。

プロデューサーはミッチ・フルーム&フィン・ブラザーズ。
2曲だけですが、以前エイミー・マンの時に紹介した、ジョン・ブライオンが
プロデュースしています。

このアルバム、熱心にクラウデッド・ハウスを追いかけている人以には、
ほとんど知られていないのではないでしょうか。
こんな良いアルバムが知られていないのは、あまりにももったいないで
ピックアップしました。


Tim_neil


2人のソロ最新作、ニール・フィン「One Nil」、ティム・フィン「Imaginary Kingdom」
良い出来なので、ザ・フィン・ブラザーズを気に入った方はこちらもどうぞ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザ・スタイル・カウンシル/Cafe Bleu (1984)

ポール・ウェラーが人気絶頂のThe Jamを解散させて作った
スタイル・カウンシルのファースト。

ブラックミュージックを取り込んだ後期The Jamを聴けば、スタイル・カウンシルの
音楽性もそんなに驚くことでもないのですが、当時は、パンクスピリットはどこに
いったんだと批判も浴びました。


Cafebleu


(ジャケットのポール・ウェラーがしている、ジーンズにトレンチコート
それにローファーというスタイルが流行ったんです)


日本では、ポール・ウェラーのファッションとクールなサウンドが、「おしゃれ」
と取られThe Jamなんか全く知らないOLなんかにも人気がでちゃいました。

当時、私は大学生。プールバーなんかが乱立していた時代で、スタカン=おしゃれ
が記号化していて、The Jamのファンだった私はなんだか居心地が悪かったです。

歌詞を読めばそのパンク精神は変わってないんですけど。
なにせ、曲名が、「ホワイトハウスに爆弾落とせ」ですから。

日本人を勘違いさせた「My Ever Changing Moods」と「You're The Best Thing」
の2曲は名曲ですし、エヴリシング・バット・ザ・ガールのトレーシー・ソーンを
ボーカルに迎えた「The Paris Match」なんかは確かにおしゃれです。

何がかんだいっても、ターンテーブルに乗る回数は、セカンドよりも
こっちなんですね。

このアルバムを聴くと反射的に大学時代を思い出してしまうからでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スクイーズ/Some Fantastic Place (1993)

元祖ブリットポップ、スクイーズの10枚目。

解散、再結成を繰り返していますが、やはりニューウェイヴ界の
レノン/マッカートニーと言われたグレン・ティルブルックとクリス・ディフォードの
ソングライティングは実に魅力的です。


Squeeze


このアルバムのメンバーは、グレン・ティルブルック、クリス・ディフォード、
キース・ウィルキンソンのオリジナルメンバーに、準メンバーのポール・キャラック、
ドラムは、なんとエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズのピート・トーマスが
加わっています。
(たしかこの時期、コステロはアトラクションズと離れていたので、ピート・トーマスも
暇だったかもしれません)

スクイーズの初期のアルバムも魅力的ですが、当時求められていたニューウェーブ
色が今となってはアダとなっている部分もあります。
しかしこのアルバムはそんな呪縛から逃れエバーグリーンな良質なポップソングを
聴かせてくれます。

グレン・ティルブルックのマッカートニー直径のビートリッシュ・ソングに、④のように
ポール・キャラックの歌うソウルっぽい曲が加わることで、ぐっと幅が広がります。


グレン・ティルブルックが前回来日した時に、吉祥寺に来てくれました。
コンサートには行けなかったのですが、新星堂のイベントに参加しました。
ギター1本で5曲ほど歌ってくれたのですが、歌はもちろんのこと、ギターがうまい!


複雑なフレーズを難なく弾きこなしながら歌う姿に感動でした。
しかしこの人は本当に歌うのが好きなんですね。
いつも愛くるしい笑顔でサービス満点。

後にグレン・ティルブルックのドキュメントDVD「One For The Road」を見たら、
日本で見たまんまでした。


スクイーズは現在、再結成ツアー中。日本にくる予定はなしです。
イギリスでは盛り上がっている様子なんですが。残念!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ウォーターボーイズ/This Is The Sea (1985)

マイク・スコット率いるウォーターボーイズの傑作サードアルバム。

これを聴くたび、前回の来日でベーシストとしてバンドに加わっていた
元アイシクル・ワークスのイアン・マクナブが言った
「マイク・スコットは僕たちの世代のボブ・ディランなんだ!」の
言葉を思い出します。

ウォーターボーイズはアイリッシュ的要素を取り入れ、スケールの大きな曲が
魅力的でしたが、その世界をこのサードアルバムで完成させたと言ってよいでしょう。


Waterboys


(EMI 100のLPと、未発表曲や別バージョンが入った2枚組CD)


今でもライブで重要曲である、「Don't Bang The Drum」、
「The Whole Of The Moon」、「Medicine Bow」、「This Is The Sea 」と
4曲も含んでいますし、他の曲もいいです。

当時からU2とよく比較されていましたが、リリース時期の近い「War 」と比べたら、
完成度という点ではこちらが上のような気もします。

(マイク・スコットは、次作「Fisherman's Blues 」のおかげでアイリッシュと
思われがちですが、スコットランド出身です。)


This Is The Seaを傑作にしているのは、鍵盤担当のカール・ウォーリンガーの力が
大きいですね。
彩り豊かな鍵盤のおかげでぐっと深みが増しています。

(カール・ウォーリンガーはこのアルバムを最後に脱退し、ワールド・パーティーを
作っています)

そして最後を締める大曲「This Is The Sea」。
12弦ギターのストロークから紡ぎだされる歌は何度聴いても感動します。


日本ではあまり評価されていませんが、このアルバムはEMIがベスト100として
LPを復刻した時にも入ってましたし、2004年には2枚組のデラックスエディションも
出ていて、名盤の扱いを受けています。


98年の渋谷クアトロで見たライブは、最高でした。
ひとりでもいいので来てくれませんかね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

キンバリー・リュー/Essex Hideaway (2005)

ロビン・ヒッチコックと共にソフトボーイズを支えたキンバリー・リューの最新作。

キンバリー・リューはソフトボーイズのギタリストとして活躍した後、
「Walking On The Sunshine」のヒットで有名なKatrina And The Wavesを結成します。
このバンド、ソフトボーイズとは全く結びつかないので、最近までキンバリーが作った
バンドだとは知りませんでした。


そして久々に出したソロアルバムがこれ。
ソフトボーイズを思わせるねじれたサイケポップで楽しませてくれます。


Rew


(クレジットを見てびっくり!このアルバムでピアノ/オルガンを弾いているのは、
ディープ・パープルやゲイリー・ムーアでおなじみのドン・エイリーじゃないですか)


わたしは、どうもギタリストのソロアルバムを好む傾向があり、キンバリーも
けっして歌は巧くないのですが、いい味出しています。

それに、やっぱりギタリストとしてすばらしい!
①のたたみかけるギターなんか若いミュージシャンには出せない味です。

あと、イギリス人らしいドラッド調の⑥や、ヴォードビルな⑦などNew Waveバンド
出身らしからぬ幅広い音楽性も魅力です。

でも、ロビン・ヒッチコックに歌い方までそっくりな⑧とか⑪がやっぱり
一番似合っていますね。

2002年に再結成されたソフトボーイズが今イチ盛り上がらなかったので、
もう一度気合いの入ったアルバムを出して健在ぶりをアピールして欲しいものです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

エコー&ザ・バニーメン/Echo & The Bunnymen (1987)

オリジナルメンバーの作品としては、これが最後のアルバム。

この後ボーカルのイアン・マカロック抜きでエコー&ザ・バニーメン名義の
アルバムを出しましたが全く売れませんでした。
イアンのソロもあまりうまくいかず、現在は再結成しています。
(このあたりが「伝説のバンド」になりきれなかったのでしょう)

Bunnymen


(日本版のアナログと25周年記念のリマスターCD)


私にとって80年代UKのフェイバリットバンドは、U2、スミス、エコバニ。
現在の評価としては、この順番になってしまいますが、85年当時の日本では、
イアン・マカロックのアイドル的な人気もあったので、エコバニが一番人気が
あったかも知れません。

エコバニと言えば、よくドアーズを引き合いに出されるように、そのサイケで
ダークなサウンドが特徴で「ネオ・サイケデリック」なんて呼ばれていました。

このアルバムでも、その要素は健在なのですが、初期に比べるとかなりPOPに
なっており、昔からのファンには「魂を売った」と思われたかも知れません。

一部には熱狂的に受け入れられたものの、セールスに悩んでいたのも事実で
それを打破しようとして、ちょっと色気を出したのもわかります。

実際このアルバムは、アメリカでキャリア最高の売り上げを記録しています。

ギタリストであった私にとっては、ギターのウイル・サージェントは
お手本のような存在で、このアルバムのシンプルでありながらツボを押さえた
ギターをよくコピーしました。

(「All In Your Mind」と「Lips Like Sugar」はバンドでもプレイをしていて、
なかなかの出来だったんですよ!自画自賛)

「The Game」と「Lips Like Sugar」がシングルカットされ、「Lips Like Sugar」が
日本でもラジオでも頻繁にかかりヒットしました。
あまり接点が見えないですが、なぜかシールがカバーしています。
(ベスト盤に収録)

このアルバムは、今聴くと完成度も高いし、曲も良いので文句がつけようがない
のですが、「ポーキュパイン」や「オーシャンレイン」の独特の世界を愛する人
には不評なのでしょう。

でも私は断固支持します!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザ・スミス/"Strangeways , Here We Come" (1987)

ザ・スミスのラストアルバム。
ギターのジョニー・マーは本作を最高傑作と語っています。

多くの人が、前作「Queen Is Dead」を最高傑作に押し、このアルバムは、
必ずしも評価が高いとは言えませんが、不思議な味わいがあります。

それは、もう解散がわかっていた状態で制作され、グループ最後の力を振り絞り、
線香花火のように最後の輝きを放っているからでしょうか。


Strangeways


(右、シングル曲を中心にまとめられた日本版の「Stop Me」。
⑤はシラ・ブラックのカバー、めったに人の曲をやらないバンドなので貴重です。)

サウンド的には、いままであまり使われなかったピアノが効果的に使われて
いますし、アレンジも細密になって、初期のストレートなギターポップからは
ずいぶん遠くなりました。
このあたりが、初期が好きな人には今イチ受けが悪い要因なのでしょう。

随所に悲哀感が、滲み出ていますが曲はどれもすばらしいです。
(シングル受けする曲は、「Stop Me」ぐらいですが。)
トータルアルバムとして恐ろしく完成度が高いです。
このあたりが、ビートルズの実質的ラストアルバム「アビーロード」に例えられる
所以でしょう。


そういえば、学生時代に組んでいたバンドで、どうしてもスミスのカバーが
やりたくて、(というか、ジョニー・マーのギターが弾きたくて)「Stop Me」を
無理矢理選曲してしまいました。(ボーカルが女の子なのに)

難しいことはやっていないのに、かっこいい。無駄な音が一つもないんですね。
これはセンスがないとできません。

解散後、モリッシー、ジョニー・マー両方のソロコンサートに行きましたが、
やはりスミスのライブを見たかったというもどかしさが残りました。

この2人が、レノン/マッカートニー、ジャガー/リチャーズ並みの最高のコンビ
であることは衆知な事実なんですけどね。

昔のアルバムを見るように、思い出に浸りながらこのレコードを聴いてしまいます。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

U2初期3部作(Deluxe Edition)/War(1983)

25年前、TVから流れる「New Years Day 」の寒々しいPVを見てビビッと
きて以来ずっと追っかけております。

もう、このアルバムはよーく聴きました。
今回改めて、ファーストから順に聴いてきて、今まで「War」で突然変異のように
U2が成長したように思っていましたが、それは違いました。

War

(有名な少年ジャケット。1stと同じ少年です。今回のジャケットはオリジナルと
少しだけトリミングが違います)

セカンドの時に、「War」の下地はすでにあったわけで、やはりキラーチューン3曲、
「New Years Day」、「Sunday Bloody Sunday」、「Two Hearts Beat As One」と
アルバムの最後を完璧に閉める「40」の存在がこのアルバムを押し上げている
のだと思います。
残りの曲のクォリティはセカンドアルバムとあまり変わらない気がします。

ただ感心するのは、エッジのアレンジ能力(ピアノ、アコギの使い方)やギターの
音色やフレージングが一段と凄みを増していること。

あの音は真似したくなるんですよね。
今の30〜40歳代でギターを弾く人の多くに影響を与えたと思います。
(私もその一人)

ボノのことに触れていれませんが、悪意はないです!(ボノは最初からすごかった)


ボーナスディスクですが、はじめて聴いたのは、
②の「Angels Too Tied To The Ground」これは、単にボツ曲でしょうか?
(どこにもクレジットがないのはなぜ?)

それと、⑤、⑥のリミックス
このNew Years Dayのミックスは、97年のアルバム「POP 」の予行演習みたいと
思ったのですが、99年に作ったリミックスなんですね。(だったら今イチ)

「Two Hearts Beat As One」は⑨のClub Mixが80年代を感じさせてくれます。

でもU2のリミックスって最近のものも含めてあんまり面白くないんですね。
コーネリアスにやらしてみたらどうでしょう?


「War」はまぎれもない傑作ですが、このあと20年もの間、トップバンドで
いられたのは、次作「Unforgettable Fire」があったから。

実は、リマスター音源を一番聴きたかったのはこれなんですが、
まだDeluxe Editionリリースのアナウンスがされていません! 

ユニバーサルさん早いとこお願いします!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

U2初期3部作(Deluxe Edition)/October(1981)

鉄は熱いうちに打てということで、1年の短期間でリリースされたセカンド。
プロデューサーは引き続きスティーブ・リリーホワイト。

「レコーディングを経験すると、バンドはうまくなる」と巷では言われますが、
(私も実感)1年でかなり演奏力は上がっています。


October


(まだまだ少年の面影が残っている4人)

現在ライブでこのアルバムから取り上げられる曲が少ないことからもわかるように、
突出した曲はないのですが、ピアノやスライドギターを効果的につかいスケール感
は一段とアップしました。
(ライブでNew Years Dayのつなぎとして演奏されるOctoberのピアノは最高!)

U2は、テレビジョンなどのニューヨーク・パンクに影響を受けたとインタビューで
応えてますが、全体の印象としては、パティー・スミスを参考にしたのかな、
なんて思いが頭をよぎりました。
(アルバム「Easter」あたり。比べると結構似てます)

あと、U2は現在でもアイルランドの楽器や、ケルティックそのままのメロディーは
使わないのですが、「Tomorrow」ではイーリアン・パイプをつかってモロに
アイリッシュなサウンドにしています。このあたりは、アメリカに住むアイリッシュ
の受けを狙った戦略だったのでしょうか。

やはり全体的にはジミで、次作「War」への助走的な位置づけをされるアルバム
ですが、今聴いても「I Fall Down」や「October」、「Scarlet」は良い曲でだし、
Octoberの時点で、かなりのレベルまできていたことがわかります。

ボーナスディスクの目玉は、⑥⑦⑧のBBCセッションの3曲。
アルバムより良い出来じゃないですか!?
それと、アナログEPシングルにしか収録されておらず、なかなか聴けなかった
「A Celebration」、「J.Swallo」、「Traah, Trampoline And The Party Girl」
(Live盤 Under A Blood Red Sky収録「Party Girl」のオリジナル)が貴重です。

このアルバムもあまり聴き込んでいなかったのですが(反省)、今回再発見できて
よかったです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

U2初期3部作(Deluxe Edition)/Boy(1980)

U2の1st〜3rdアルバムがリマスター+ボーナスディスクの2枚組でリリース
されました。

U2との最初の出会いが「War」でした。すぐに気に入り、セカンドアルバム
「October」を買ったのですが、「War」と比べると今ひとつ地味で、
「War」ばかり聴いていました。

そんなことで、ファーストアルバムは長い間持っていませんでした。
U2との初遭遇から5年ぐらい経ってようやく購入したのですが、
そのときもあまり熱心に聴いていませんでした。

あれから二十数年、この機会に再装丁された初期のアルバムを今の耳で
聴き直したいと思います。第一回は「Boy」です。

Boy

(豪華なブックレットが厚手のケースに入っています)

「ファーストアルバムには、そのバンドのすべてが詰まっている」という格言はU2にも
当てはまっています。

このアルバムで、現在のU2の骨格はすでにかなり出来上がっています。
(特にエッジのギターはエフェクトの進化でサウンドは変わっているが、奏法自体は
この時点からほとんど変わっていません)

ただ、演奏がついていっていない。
(リズム隊の弱さはこの時代ではよく指摘されるところ)
プロデューサーの苦労した後が、かなり伺えます。

今でもライブの定番「I Will Follow」や、ここぞという時に演奏される
「Out Of Control」、「The Electric Co.」などは名曲で、演奏も
こなれているのですが。

なんでシングル曲「11 O'Clock Thick Tack」をアルバムに入れな
かったのでしょうか?
これは曲、アレンジともにすごく良いので、これがアルバムに入っていれば
かなり印象が変わったと思います。

U2という超大物バンドのデビューアルバムということで辛口な評価になって
しまいますが、エッジ以外はほとんど楽器もできない状態からスタートして、
この時点でまだ3年ぐらいなことを考えるとかなりすごいです。
(スタートはパンクですから)

最後に未発表曲、ライブを収録したボーナスディスクですが、⑭の「Cartoon World」
は、いままでブートを含めて聴いたことのない曲でした。
キンクスみたいなリフの曲でここまでU2ぽくない曲はめずらしいです。

やっぱり、今の耳で聴くと当時気がつかなかった点も多くあり、はじめてきちんと
このアルバムと対峙できたような気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

XTC/Skylarking (1986)

XTCのアルバムの中で、アバンギャルドな面とPOPな面が一番調和のとれた作品。
(その次がOranges & Lemonsかな)

その要因は、プロデューサーがトッド・ラングレンだということが大きいでしょう。

XTCファンの多くからこのアルバムは傑作と呼ばれていましたが、
アンディー・パートリッジはドッドのオーバープロデュースで、あまり気に入って
いないなんて昔はコメントしてました。
しかし最近は、これを撤回してこのアルバムをフェイバリットと言っています。
(トッドのストリングズアレンジは素晴らしいなんて言ってます)


Skylarking


(LPと、実験的なインスト曲と一緒に収録された「Dear God」のEP)


トッド・ラングレンとアンディー・パートリッジ、この両者はやはりお里が共通の
ビートルズだということもあって、音楽的な相性はよいのですが、近親憎悪的な
ちょっとしたことで諍いがあったようです。

でも、Skylarking はどう聴いても傑作でしょう。

1曲目の虫の鳴き声のSEから入って2曲目の「Grass」の流れなんて、いつ聴いても
最高ですね。
「Ballet For A Rainy Day」、「Season Cycle 」、「Earn Enough For Us」なんて
ポール・マッカートニー直径のブリティッシュサウンドで、ジェリー・フィッシュなんか
もろに影響を受けているのではないでしょうか。

それと、忘れてはいけないのが、もう一人のXTC、コリン・ムールディング。
このアルバムでも5曲書いてますし、(Grassはコリン作)すばらしいメロディーライン
のベースを弾いています。
この時期メンバーのクリエイティビティもピークにあったんじゃないでしょうか。

Skylarkingは、それまでセールスが不調だったアメリカでも、まずまず売れたの
ですが、シングルを切った「Grass」のB面曲「Dear God」が思わぬヒットに。

アメリカ版はセカンドプレスから「Dear God」が本体に入り、最新のリマスター
CDでもボーナストラック扱いですが収録されています。

はっきりいってこれは要りません!

「Dear God」が入ることで、アルバムのコンセプトが変わってしまいます。
アンディー・パートリッジはどう思っているのでしょうか。

「Dear God」は、本アルバムとは関係ない曲と理解して、
このすばらしいアルバムを堪能してください。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ロビン・ヒッチコック & ザ・ヴィーナス3/Ole! Tarantula (2006)

この方多作の人なので、どのアルバムを紹介しようかと悩んだのですが、
最新作にします。

ソフトボーイズ、エジプシャンズ、ソロと合わせてキャリア25年のベテランですが、
まだまだ枯れていません。


Venus3


デビュー当時は、ジョン・レノン meets シド・バレットなんて言われていましたが、
彼を紹介する表現としてはかなり的確です。(あと、ボブ・ディランも加えると完璧)

この人の作る作品は、詩にしてもサウンドにしてもかなりひねくれています。
そしてジョン・レノン似の独特の声で歌われると、なにもしなくてもサイケデリックに
なってしまいます。

音楽的なベースは、やっぱり、ビートルズとボブ・ディラン、バーズなどの
フォークロックあたりが顕著ですがそれだけでは収まらない雑食性が魅力です。
このあたりが、今回はバンドメンバーとして参加しているR.E.M.のピーター・バックと
趣味が合うのでしょう。

ザ・ヴィーナス3のメンバーは、ピーター・バック、スコット・マッコーイ
(ex.ヤング・フレッシュ・フェローズ〜現在はR.E.M.のサポートメンバー)
ビル・リーフリン(ex.ミニストリー現在はR.E.M.のサポートメンバー)というわけで、
完全R.E.M.人脈です。

(この3人にジョン・ラムバーグを加えた、The Minus 5もピーターバックの課外活動
として頻繁にアルバムを出しています)

このアルバム、このメンバーから予想される、フォークロックを土台にした
サイケデリックサウンドなんですが、ロビンのすごいところは、むやみに難解に
なることなくPOPさをキープしつつロックなところ。実にカッコいいです!

この他にもたくさん聴いて欲しいアルバムがあるのですが、手始めとして1999年の
「Jewels for Sophia」なんかいかがでしょうか?

これが気に入ったら、ソフトボーイズやエジプシャンズとのアルバムへいって、
どっぷりとロビン・ヒッチコックの世界に浸ってください!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ワールド・パーティー/Goodbye Jumbo (1990)

カール・ウォーリンガー=ワールド・パーティーの2nd アルバム。
カール・ウォーリンガーは、元ウォーターボーイズのキーボーディストで
「This is The Sea」(これは名盤!)まで在籍していました。

このアルバムを発見したときは、元ウォーターボーイズとは知らず、
印象的な象のジャケットが気になり、ジャケ買いでした。


World_party1


カール・ウォーリンガーのボーカルは、よくミック・ジャガーとジョン・レノンを
足して割ったような声と言われますが、サウンドはビートルズ直径といっても
よいでしょう。

(②のWay Down Nowでは、Sympathy For The Devilのフレーズを挿入してますが)


World_party2


当時レコード会社のクリサリスも、力を入れておりこのアルバムから、
「Way Down Now」「Put The Message In The Box」「Thank You World」と
3枚もシングルを切っております。

(シングルのB面に、ビートルズの「Happiness Is A Worm Gun」の完コピカバーあり)

シングル曲以外の「And I Feel Back Alone」や「Love Street」
「Sweet Soul Dream 」のバラード曲も良い出来ですし、ファンキーな曲のときに
プリンスっぽくなるところも面白いです。

(Sweet Soul Dreamのバックコーラスに、シンニード・オコナーが参加してます)

こう書いてしますと、とりとめがないように聞こえますが、ギターポップファンなら
間違いなく楽しめると思うので、ご心配なく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

U2/The Joshua Tree (1987)

U2との最初の遭遇は、もう四半世紀前にもなりますが、「New Years Day」
の雪の中で演奏される寒々しいVPを見た時です。

すぐにビビッときて、この曲の入ったアルバム「War」を購入。
「New Years Day」以外にも、『Sunday Bloody Sunday」、
「Two Harts Beat As One」、「”40"」など後のU2クラッシックになる曲が
入っていて愛聴しておりました。

そして印象的なギターに興味を持ち、コピーしてみたらプレーズは案外シンプル
なのですが、「New Years Day」のソロなどはアイリッシュ的なメロディがやはり
独特で、エッジは余計な音を出さない新しいタイプのギターヒーローだと思った
ものでした。

この頃、Punk、New Waveの流れで色んなバンドも聴くようになっていたのですが、
U2は、エコー&バニーメンや、ザ・スミスなどのコアなUKロックのファンからは、
その暑苦しいキャラのため邪道扱いにされていたんですね。
(私は、この3バンドみんな大好きなのですが)

そしてその評価を逆転させたアルバムが「The Joshua Tree」です。

アイリッシュの視点からアメリカーナに接近したサウンドは、もはやNew Waveでは
括れないものになっており、最初に聴いた時は、良い曲がいっぱい入っているけど、
ジミかな?なんて思いましたが、まさにスルメアルバムでどんどん引き込まれて、
LPを購入してから3ヶ月間ほとんど毎日聴いていました。


U2

(未発表曲目当てで購入した12インチシングル。今回発売になった
デラックスエディションに収められました)


このアルバムが世界的に大ヒットし、その後のU2の活躍はご存知の通り。
今や世界最高峰のロックバンドに君臨しております。

U2が独特なのは、ほとんど楽器ができない状態からバンドをはじめ、
かつメンバーチェンジもなくここまで大きなバンドになったということ。
これは本当にすごいことだし、共感を覚えます。

最後に、The Joshua Treeのボックスセットの解説にあった、プロデューサー、
ブライアン・イーノのコメントを紹介します。
ロックバンドの経験がある人ならば、なるほどと思う深い言葉です。

「多くの偉大なバンドと同様、彼ら4人の相性はわけのわからない、
この世にふたつと存在しないものだった。
ゼロからバンドを企画したとしても、おそらくその結果がU2やローリング・ストーンズ
やヴェルヴェット・アンダーグラウンドにはならないに違いない。
と言うのも、あまりにあり得ない才能や欠点の組み合わせだからだ。
最高のバンドの場合、各人の強みや欠点が、組み合わせの中で欠かせない要素に
なっている。そこでは全員が、自分一人ではとても鳴らせないようなすばらしい音
を互いに引き出し合うのだ。」


| | コメント (0) | トラックバック (0)