Punk/New Wave

2012年5月24日 (木)

World Party / Arkeojogy (5CD)

新作は、2000年の「Dumbing Up」以来途絶えている
ワールド・パーティーですが、5CD(全70曲)もの音源を
蔵出ししてくれました。

Arkeology_3

元々、コンピレーションやシングルにカバー曲や未発表曲を
多く発表していたのですが、それをかなり聴いていた私も
聴いたことがない曲が満載。まさにお蔵出し。

やっぱり興味深いのはカバー。
こんな曲をやっています。

Lucille (Little Richard)
Man We Was Lonely (Paul McCartney)
Dear Prudence (The Beatles)
Like A Rolling Stone (Bob Dylan)
Stand (Sly & Family Stone)
Happiness Is A Warm Gun (The Beatles)
Cry Baby Cry (The Beatles)
Fixing A Hole (The Beatles)

ベタな選曲で、アレンジもあまり変えていないですが、
愛情あふれるカバーで良いんですよね。

ワールド・パーティーって誰?というかたに説明しますと、
元ウォーター・ボーイズのキーボーディストだった、
カール・ウォーリンガーのユニットで、1986年にデビュー。
今までに5枚のアルバムをリリースしています。

やはり、おすすめは、セカンドの傑作アルバム「Goodby Jumbo」。
あと、最新作の「Dumbing Up」。

Dumbring Up」は、2006年にPV集が収録されたDVD付きで再発されたので、
こちらは、ベスト盤としても楽しめます。

ロビー・ウイリアムスがカバーしてヒットした「She's One」の
ワールド・パーティー・バーション。


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2012年4月 5日 (木)

Paul Weller / Sonik Kicks (2012)

ポール・ウェラーの新作、よいです!

前アルバム「Wake Up Nation」の先行シングルで、
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズが
参加したサイバー感あふれる「7 & 3 Is The Striker's Name」が
すごくよくて、アルバムもその路線かと期待したのですが、
そうでもなくて残念だったんです。


Sonik_kicks


本作は私が期待した、そのサイバー・サイケ・ロック。

今までのポール・ウェラーにはないテイストが満載で、
このキャリアでこのような作品を作ってくれて
とても頼もしい限りです。

やはり、サイモン・ダインを共同プロデュースとコラボレーター
として起用したことが吉に出たと思います。
ポール・ウェラーは、ほとんどの楽器をこなしていて、
熟練感がないのが余計によかったりします。

渋いトラフィック路線もよいのですが、やはりポール・ウェラーには、
いつまでもモダニストでいて欲しいですからね。

ゲスト豪華で、ノエル・ギャラガー(元オアシス)、
グレアム・コクソン(元ブラー)、アジス・イブラヒム
(元ストーン・ローゼス)等。

ストリング・アレンジャーとして、ハイラマズのショーン・オヘイガンも
参加しています。

US盤(Yep Roc Records)には、デラックス・エディションにも
入っていない曲(シングル「That Dangerous Age」のB面「The Piper」)
がダウンロードできるコードが入っています。
この曲も良い曲ですよ。



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2012年2月19日 (日)

Public Image Ltd. / Album (1986)

SPOOKY ELECTRIC甲斐くんの
「P.I.L.のRiseを20年ぶりに聴いてグッときた」
というツィートを見た次の日に、CDショップに行ったら、
輸入盤のリマスター盤が出ていたので購入。

最初にCD化された時は、「Compact Disc」というタイトルに
変更されたのですが、今回はオリジナルの「Album」に戻りました。

Album1

このアルバム、初期のP.I.L.が好きな人には不評のアルバム。
レコーディング・メンバーは、ビル・ラズウェル、スティーヴ・ヴァイ、
ジンジャー・ベーカー、坂本龍一。
ジョン・ライドン、どうしちゃったの?というメンバーです。

でも、私は、当時バイト仲間で組んでいたバンドで、「Rise」を
コピーしたこともあってこのアルバムは結構好きなんです。

スティーヴ・ヴァイがギターなので、ハード・ロックなイメージが
ありますが、ガムラン等、当時流行り出したワールド・ミュージックにも
ちゃんと目を向けています。
(そのために教授を招聘したのでしょうが)

この時代の音楽は今聴くのが辛いものも多いですが、
やはりジョン・ライドン、抜かりないです。

Album2


リマスター盤ですが、音はよくはなっていますが、ちょっと期待はずれ。
「Rise」の12インチ(写真右の12 inch Single)の音が良いので、
それを基準にするとですが。


「Rise」のビデオ初めて見ました。



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2012年2月12日 (日)

U2 / From The Sky Down (DVD)

結局、アクトンベイビーBOXは買わなかったのですが、
BOXに入っていたこのドキュメンタリー映画は気になっていました。

ようやく日本版が単独で出たので購入。
これ、予想以上に重要な映像でした。


From_the_sky_down


アクトンベイビーの20周年を記念して、エッジ、ジミー・ペイジ、
ジャック・ホワイトの「It Might Get Loud」を撮った
デイヴィス・グッゲンハイムが、過去の映像とメンバー・関係者の
インタビューでまとめたものなのですが、興味深いシーンがてんこ盛り。

なんと言ってもアルバム制作のシーンに釘付け。
イーノやラノワの作業シーンや、ボノがあれこれ細かなところまで指示を
出している様子など、ここまでレコーディング現場を見せたのは初めて
ではないでしょうか。

バンドマン、レコーディングに関わる方には、おおいに参考になると思います。

制作現場のことばかり書きましたが、デビューから「Rattle &Hum 」
までの貴重な映像も満載なのでU2のファンはそれだけでもおつりがきます。

ちなみに単独版はデレクターズ・カットということで、ボックスに
入っていたものより10分長いそうです。

映画の中に出てきたエッジが弾き語る「Love Is Blindness」。

映画の中では、コメントがかぶってきますが、DVDのおまけに
フルバージョンが入っています。

YouTubeにフルバージョン版がありました。



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2011年11月29日 (火)

Talking Heads / Chronology (DVD)

75年のCBGB出演から、2002年のロックの殿堂入りの再結成までを
ライブ映像でとらえたDVD。

だんだん音楽性が高くなってプロフェッショナルになっていく様子が、
よくわかります。


Talkingheads_dvd

トーキング・ヘッズって、リアルタイムで聴いた時は、
すでに「最先端のインテリバンド」なイメージだったので、結成当初の
コンセプトありきで、演奏はヨレヨレの映像が意外でしたね。
(デヴィット・バーンのギターはうまいけど)

この映像を楽しむには、メンバーが映像を見ながらコメントする字幕が必須。
貴重なコメントがいっぱい出てきます。

特にバンドが大所帯化した時のコメントが興味深く、ミュージシャンを補強
してテクニカルの部分を強化した訳でなく、楽器をパーツ化することで、
グルーヴを作ったいう箇所は思わず納得。

ブラック・ミュージシャンを起用して、搾取したみたいに言われていた
この時期の映像もよく見れば、各メンバーはテクニカルな演奏というより、
単調なフレーズやリフを繰り返しており、凄腕のミュージシャンを起用して
パワーアップしたと思っていた自分の先入観を反省した次第です。


トーキング・ヘッズって知ってるつもりで、ちゃんと理解できていない
バンドでした。
(一応全アルバムは聴いているのですが)

そういう私には、このDVDは大変ありがたいです。

日本版のWikiには、ロックの殿堂の再結成で、デヴィット・バーンと
他のメンバーの溝が…みたいな表記がありましたが、
この映像とコメントから、それは否定できると思います。
(ドラムのクリスの嬉しそうな顔を見れば一目です。)


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2011年11月13日 (日)

V.A. / Achtung Baby Covers (Q Magazine)

U2のアクトン・ベイビー、20周年記念リマスターが出ましたが、
高価なボックスセットよりも気になったのが、Qマガジンの付録の
カバーアルバム。


Q_magazine_u2


しかし、アマゾンでもすでに完売のようなので、
YouTubeで音源をチェック。

どのバージョンも、オリジナルに敬意を払いつつも、
バンドの個性を忍ばせ力作です。

その中で一番の出来は、ジャック・ホワイトの「Love Is Blindness」
でしょう。
これはオリジナルを超えたかも。

その他は、パティ・スミスと、ディペッシュ・モード、ガービッジが
よかったです。

このアルバムは、この手の企画ものでは、飛び抜けて出来が良いので、
おまけでなく、一般に販売して欲しいですね。


Nine Inch Nails – Zoo Station
U2 (Jacques Lu Cont Mix) – Even Better Than The Real Thing
Damien Rice – One
Patti Smith – Until The End Of The World
Garbage – Who’s Gonna Ride Your Wild Horses
Depeche Mode – So Cruel
Snow Patrol – Mysterious Ways
The Fray – Trying To Throw Your Arms Around The World
Gavin Friday – The Fly
The Killers – Ultraviolet (Light My Way)
Glasvegas – Acrobat
Jack White – Love Is Blindness.



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2011年10月31日 (月)

Pete Astor / Songbox (2011)

久しぶりに寄った渋谷タワーのパンク・ニューウェーブ・コーナーに、
ポツンと置いてあった段ボール仕様のブツが。

よく見ると「Pete Astor」の文字が!
(ピーター・アスターは数年前にピート・アスターに改名しています。)

説明書きが何もないので、これが新作なのか、ベストなのか分からなかった
のですが、とにかく購入。
帰ってすぐ調べたら、紛れもなくピーター・アスターのニューアルバムで一安心。


Peteastor_songbox

中身は、CDの他に歌詞入りのポストカード12枚と、缶バッジが入ってました。
(限定でCD収録曲を他のアーティストがカバーしたCDーRが入っている
バージョンがあるようです。)

そしてこのアルバム、私が待ち望んだピーター・アスター節全開の素晴らしい内容。

The Wisdom Of Harry(別プロジェクト)もいいですが、
こちらをメインに、定期的なリリースをお願いしたいですね。

この限定版、少量しか流通していないようなので、ファンの方はお早めに。



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2011年10月16日 (日)

The Smiths Complete (Box Set)

ジョニー・マー監修のリマスター盤8枚組のボックス。

過去にリリースされた日本盤の紙ジャケと比べるとちゃっちいですが、
輸入盤だと4,000円台で購入できたので、お買い得でした。
(日本盤も輸入盤に対訳をつけたものです)


Smiths_complete

リマスターの全体的な印象は、ベースとドラムがぐっと前に出て、
ギターの解像度がアップしたことで、ザ・スミスの凶暴性が増した印象。

80年代の音源ですから、あまりやり過ぎてオリジナルとかけ離れるのも
いかがかと思うので、良い塩梅ではないでしょうか。

ただし、ファーストだけは、がらっと印象が変わりました。
音が薄いイメージが一掃。
そして、キーボードがこんなに入っていたとは!

初めて気がついたのですが、ファーストに参加しているキーボーディスト
は、ポール・キャラックだったんですね。
そう、スクイーズ、マイク&ザ・メカニクスで活躍し、
ソロでも充実した活動を行っている、あのポール・キャラックです。

今まで、完成度の高い後期のアルバムの方をよく聴いていたのですが、
音が良くなったことで改めてファーストの凄みを感じでおります。

これからザ・スミスを聴く方は、是非ファーストからのサウンドの変遷
に注目して聴いて欲しいですね。

ラストアルバム「Strangeways, Here We Come」には、
ビートルスの「Abbey Road」に感じる"バンドとしての極み”を
同様に感じることができます。


大好きな曲「Stop Me If You Think You've Heard This One Before」

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2011年10月11日 (火)

The Waterboys / An Appointment With Mr Yeat (2011)

ウォーター・ボーイズの新作は、全曲アイルランドの詩人、
W.B.イェイツの詩にマイク・スコットが曲をつけたもの。

このアルバムの伏線としては、まず、88年リリースのアルバム
「Fisherman's Blues」にイェイツの詩を使った曲「The Stolen Child」
を収録。

97年にイェイツの歌を集めたオブニバス・アルバム「W.B.イェイツを唄う」
に、ウォーター・ボーイズ、マイク・スコット&シャロン・シャノン
(新録)の曲を提供。


Waterboys_yeats

(右「W.B.イェイツを唄う」には、ヴァン・モリソン、ポーグスのシェーン、
ワールド・パーティー、クランベリーズ等が参加した好盤です)


ということで、この企画、意外性はまったくなかったので、
正直あまり期待していなかったのですが、嬉しい誤算。
個人的には「Fisherman's Blues」以来の傑作だと思います。

イェイツということで、ケルティックな音になるんだろうな、
と勝手に想像していたのですが、その要素はほどほどで、
私がウォーター・ボーイズに求める壮大なロックが展開されており、
大満足。

今回ケイティ・キムという女性ボーカリストが、多くの曲で
フィーチャーされているのですが、
彼女の声がサウンドとマイクの声にすごくマッチしています。

企画ものということで、パスした方、お考え直しくださいませ。

本作で一番ウォーター・ボーイズらしい曲、「September 1913」。
ライブ映像がありました。

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2011年7月29日 (金)

Chris Difford / Cashmere If You Can (2011)

今回もスクーイズ関連です。
グレン・ティルブルックの元相棒、クリス・ディフォードの
最新ソロアルバム。
(ちなみに、グレン・ティルブルックとクリス・ディフォードは
ニューウェーブ界のレノン&マッカートニーと称された
ソングライター・チームで、クリスが歌詞、グレンが曲担当でした。)


Chris_2011


今回は、コラボレーターに、おなじみブー・ヒュワディーンに加え、
レオ・エイブラハムを迎え、とても粋なブリティッシュ・ポップを
作ってくれました。
(レオ・エイブラハムは、ブライアン・イーノやポール・サイモンと
の仕事で知られるミュージシャンで、ソロアルバムもリリースしています)


しかし、ここまでブリティッシュを感じさせるアルバムもそうありません。
やはり、一番近く感じるのはレイ・ディヴィスでしょうか。
前作もよかったですが、今作も素晴らしいです。
(前作のことはここに書きました

クリスもグレンもソロでこれだけ充実しているのに、昨年のスクイーズ
再結成の時になぜオリジナルアルバムを作らなかったかが気になります。
(スクイーズとしては昨年、セルフカバー・アルバム「Spot The Difference
をリリースしています。)


スクイーズのメンバーが元気なうちに、オリジナル・アルバムをなんとか
作って欲しいものです。

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