Soul/Funk

2012年3月 9日 (金)

Mavis Staples / The Voice (1993)

偶然中古CDショップで見つけた1枚。

メイヴィス・ステイプルズが、プリンスのプロデュースの元
作ったアルバム「Time Waits For No One」(89年)は、
SPOOKYの山村君がこのCDを持っていて、聴かせてもらった
ので知っていたのですが、もう1枚、ペイズリー・パークから
アルバムを出していたのは知りませんでした。


The_voice

こちらも、プリンスが全面協力をしていますが、プロデューサー
のクレジットがあるのは1曲のみ。
(アルバムトータルとしては、エグゼクティブ・プロデューサー
とクレジットされています)

12曲中8曲がプリンスの曲ですが、「Time Waits For No One」
に比べるとプリンス印が薄いです。
(「Lovesexy」収録の「Positivity」のカバーあり)

でもこちらの方が、メイヴィスの持ち味が出ていて、私は好きですね。

プリンスもこの時期は、伝統的なファンクやソウルに寄っていた
時期だから、結果的にメイヴィスの凄みをうまく引き出した感じです。

ライ・クーダー、ウィルコと組んだ近年の作品が、原点回帰の
素晴らしい作品だったので、プリンスと組んだ作品は、
今聴くと違和感があるかと思いますが、これはこれで、味わい深いです。

廃盤のようなので、もし中古ショップで見つけたら迷わずゲットしてください。


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2012年2月 3日 (金)

Mayer Hawthorne / How Do You do (2011)

今更ですが、メイヤー・ホーソン。

ファーストをCDショップの試聴機で聴いたときは、
あまりピンとこなくてスルー。

このアルバムは輸入盤が安くなっていたので、
なんとなく購入したのですが、これが気持ちよくてヘビロテ中です。


Mayer_hawthorne

やはり、出会いのタイミングは重要ですね。
昨年に聴いていたら、今ほど良く感じなかったかもしれません。

メイヤー・ホーソンはプロジェクト・ネームで、
本名はアンドリュー・メイヤー・コーヘン。

この方は、元々ヒップホップのDJで、趣味で宅録でソウル・ミュージック
を作っていたらしいですが、これが評判でこちらが本業になったそうです。

古き良きソウル・ミュージックのリバイバリストは大勢いる訳ですが、
なぜこの音がこんなに気持ちよいのか?

歌は元々本業でないので、希代の名ボーカリストというわけではありません。
演奏もアレンジも至ってシンプル。
曲が良いのはもちろんですが、歌、演奏、アレンジ、ミックス、
すべてのバランスがちょうど良い塩梅なんですね。

でも、完全に王道という訳でもなく、ちょっと外している。
(ベースが中心となっているミックスがすごい新鮮!)
やはり元DJの編集感覚なのでしょうね。

アルバム後半になるに従って、ダリル・ホールにしか聴こえなくなる
のがたまにきずかも。
(それは私が単にホール&オーツ世代だからなのですが)

と思って、ダリル・ホールの音楽番組「Live From Daryl's House」
ウェブサイトをみたら共演していました。

「プライベート・アイズ」一緒に唄ってます。
(ブッカーTがオルガンで参加してます。)
必見!

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2012年1月29日 (日)

Original Album Classics / Shuggie Otis (3CD)

シュギー・オーティス。

アル・クーパーのスーパーセッションに、15歳で参加していた
天才ギタリスト。

この方のソロ作品が気になったのは、レコード・コレクターズの
「ポール・マッカートニー」特集でアルバム「マッカートニー」のように
宅録された名盤として、シュギーの「Inspiration Information」が
ピックアップされていたから。

その紹介文には、デヴィッド・バーンのレーベルからこのアルバムが
再発されていて、ハイラマズが多大な影響を受けていると。
デヴィッド・バーン、ハイラマズとシュギー・オーティスが全く繋がらな
かったものの、すごく気になったので、すぐに取り寄せました。

これが、ハイラマズそのもののインスト曲があったり、スライの「暴動」の
ようなリズム・ボックスを使用したクールなファンクなナンバーが
あったり、まさに突然変異なアルバムで、ブルース・ギタリストが作った
とは思えない仕上がり。

このサウンドを、管弦楽器以外を自ら演奏し、ミックスまでやって
作り上げたなんて、かなり狂気が漂っています。
でもこれがすごくいいのです。


Shuggie_otis

シュギーは3枚しかソロアルバムを出しておらず、その3枚をまとめたものがこれ。

1st「Here Comes Shuggie Otis」(1970)
2nd「Freedom Flight」(1971)
3rd「Inspiration Information」(1973)

1stは、スーパーセッションの延長な感じ、2ndはかなりファンキーに
なってきて、3rdに繋がる要素が見え始め、3rdで大爆発!

ファーストから順番に聴くと「Inspiration Information」が突然変異では
なかったことがわかりました。

アマゾンだとこの3枚組が、なんと現在1,213円。
「Inspiration Information」単品で買うよりも安いです。
ハイラマズのファンはマストでしょう。



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2012年1月23日 (月)

George Jackson / Don't Count Me Out: Fame Recordings Vol.1

ジョージ・ジャクソン。
恥ずかしながら、この方のこと知りませんでした。

すごくジャケが気になりまして、昨年知ったキャンディ・ステイトンと
同じフェイム音源ということで音も聴かず購入。


George_jackson

ジャケの写真は、70年代のジョージ・ジャクソン。
現在は76歳になられております。

ジョージ・ジャクソンは、どちらかと言えば、ソングライターとしての
方が有名で、このアルバムは、キャンディ・ステイトンはじめ
他の歌手に提供した曲を本人が唄ったもので、いわばデモのようなもの
なのですが、これがすごく良いのです!

録音や演奏のクオリティは、デモレベルではなく、これはいつか
リリースしようと考えていたとしか思えません。

ジョージ・ジャクソンのボーカルは、サザン・ソウルにしてはあまり
アクがなくソフトなのですが、私のようなサザン・ソウル初心者には、
これがちょうど良くて、曲の良さと相まって非常に気持ちよいです。

私が裏方的な方が好きなこともありますが、この音源にすぐにはまりました。

題名にFame Recordings Vol.1とあるように、Vol.3までリリースされる
予定だそうです。楽しみです!



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2011年11月23日 (水)

Meshell Ndegeocello / Weather (2011)

ミシェル・ンデグオチェロの最新作は、ジョー・ヘンリーのプロデュース。

ミシェルといえば、多くのアーティストのレコーディングに参加している
腕利きのベーシストでもあるのですが、本作は、ベーシストとしての側面を
ほとんど封印して、シンガーソング・ライター・アルバムを作ってくれました。


Meshell_weather


冒頭から、ジョー・ヘンリー作品に共通する独特のアコースティック
サウンドが全開。
相変わらず、ジョー・ヘンリーのプロデュース作品は音が良いです。

レコーディングは、ジョーの家の地下のスタジオで、わずか5日間で録音。
レコーディングメンバーと、プロデューサーとの信頼関係がないと、
とても5日間でレコーディングを終えられません。

このライブ感を生かしたサウンドが、凄く良くて、同時期に制作していた
ジョーのソロアルバム「Reverie」のサウンドと共通しています。

ミシェルの深淵なボイスが、ジョー・ヘンリー・マジックの施された
サウンドに融和されている感じで、レナード・コーエンの「Chelsea Hotel 」
なんか最高のカバーに仕上がっています。


私は、ジョーの最新アルバムより、こちらの方が気に入りました。
でも、両方聴くことをお勧めします。


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2011年10月20日 (木)

The Original 7ven / Condensate (2011)

祝!ザ・タイム再結成。

しかし、プリンスの許可がおりず、「ザ・タイム」を名告れないため、
ジ・オリジナル・セブンに改名。
プリンスとザ・タイムの関係って、そんな絶縁状態でしたっけ?

でも、ジャム&ルイスも加わったオリジナル・メンバーでの再結成と
聞けば無視できないですよね。


Original7ven


冒頭の「Strawberry Lake」のあまりの、スライ&ファミリーストーン
ぶりに「?」になったのですが、その後は、まさにプリンスが奏でて
いたミネアポリス・サウンドが展開されており、思わず頬が緩みます。

これぞ、プリンス・ファンが、プリンスに求めるサウンドだし、
モーリス・デイは、おちゃらけを封印して、めちゃめちゃマジだし、
メロディや唄い方も明らかにプリンスを意識しているし、
これって、プリンスに対する復讐?

このサウンドでプリンスがニュー・アルバムを出したら、
絶賛されること間違いないでしょうね。

SPOOKYのヤマムラ君に、このアルバムについての見解を聞くことにしよう。



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2011年5月 7日 (土)

The Baby Huey Story: The Living Legend (1971)

ベイビー・ヒューイ。
このFat man が気になったのは、このアルバムのプロデューサーが、
カーティス・メイフィールドだから。

ベイビー・ヒューイは、このアルバムがリリースされる前に、
ドラッグが原因で26歳という若さで亡くなっています。


Baby_huey_2


インストが多いのは、アルバムの完成途中でベイビー・ヒューイが
亡くなったので、前身バンドの曲を持ってきたり、カーティスのレーベル
「カートム」のミュージシャンを集めたりして、なんとか仕上げたからのようです。

時代的にかなりサイケ色が強いのですが、ホーン・アレンジやパーカッションに
カーティス色が出ているのはそのせいですね。

このアルバムを再発したレーベルは、ジュディ・シルのリイシューも行った「Water」。
わかってらっしゃる!

ベイビー・ヒューイは、ジミ・ヘンドリクスとも、交遊関係にあったそうです。
このアルバムを聴けば2人が意気投合したことも、なんとなくわかります。

もともと、DJネタとしてこのアルバムは有名だったようですが、
カーティスのお仕事として、もっと語り継がれるべきアルバムと思います。


1. Listen to Me (M.Johnson)
2. Mama Get Yourself Together (J.Ramey)
3. A Change Is Gonna Come (S.Cooke)
4. Mighty Mighty (C.Mayfield)
5. Hard Times (C.Mayfield)
6. California Dreamin' (J.Phillips)
7. Running (C.Mayfield)
8. One Dragon Two Dragon (J.Ramey)

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2011年4月16日 (土)

Allen Toussaint / Everything I Do Gonh Be Funky - The Hit Songs & Productions 1957 - 1978

こんなん出ました。

以前にもプロデュース作品をまとめたCDが出ていましたが、
こちらは2枚組で50曲も入っています。


Toussaint_works


Disc1は「Happy Time - Session And Solo Recordings」と
名付けられ自身のソロも入っています。

そしてDisc2は「All These Hits - Mint/Instant/Sansu Records」。
アーロン・ネヴィルやミーターズの作品も入っています。

アラン・トゥーサンのプロデュースワークの軌跡を手っ取り早く辿れます。

やっぱりこの方の作る音楽には品がありますね。

このアルバムには入っていないけど、トゥーサンのプロデュース作品で
一番好きな、ミーターズの「Cabbage Alley」収録
「Chug Chug Chug-A-Lug (Push And Shove) Pt.1」をどうぞ!


Disc1「Happy Time - Session And Solo Recordings」

1. I Want You To Know - Fats Domino (1957)
2. Walkin' With Mr. Lee - Lee Allen (1957)
3. Tic Toc - Lee Allen (1957)
4. Young Schoolgirl - Fats Domino (1958)
5. I'm Gonna Be A Wheel Someday - Fats Domino (1958)
6. Whirlaway - Al Tousan (1958)
7. Happy Times - Al Tousan (1958)
8. Java - Al Tousan (1958)
9. Wham Tousan - Al Tousan (1958)
10. Naomi - Al Tousan (1959)
11. Moo Moo - Al Tousan (1959)
12. Beverly Baby - Allen And Allen
13. Heavenly Baby - Allen And Allen
14. Tiddle Winks - Allen And Allen
15. Whipped Cream - The Stokes
16. Pie Crust - The Stokes
17. Banana Split - The Stokes
18. Fat Cat - The Stokes
19. Young Man Old Man - The Stokes
20. Poor Boy Got To Move - Allen Toussaint & The Stokes
21. Go Back Home - Allen Toussaint & The Stokes
22. Omar Khayyam - The Rubyiats
23. Tomorrow- The Rubyiats
24. Baby Do Liddle - Willie And Allen
25. I Don't Need One - Willie And Allen

Disc2「All These Hits - Mint/Instant/Sansu Records」

1. Ooh Poo Pah Doo Pts 1 & 2 - Jessie Hill
2. Over You - Aaron Neville
3. Mother In Law - Ernie K Doe
4. A Certain Girl - Ernie K Doe
5. Fortune Teller - Benny Spellman
6. Lipstick Traces - Benny Spellman
7. Its Raining - Irma Thomas
8. Wrong Number - Aaron Neville
9. Ruler Of My Heart - Irma Thomas
10. I Like It Like That Pt 1 - Chris Kenner
11. I Like It Like That Pt 2 - Chris Kenner
12. All These Things - Art Neville
13. Oogsey Moo - Jessie Hill
14. It Will Stand - The Showmen
15. Hot Tamales Pt 1 - The Primemates
16. Hot Tamales Pt 2 - The Primemates
17. Nearer To You - Betty Harris
18. I'm Evil Tonight - Betty Harris
19. Working In A Coal Mine - Lee Dorsey
20. Holy Cow - Lee Dorsey
21. Everything I Do Gohn Be Funky (From Now On) - Lee Dorsey
22. Sophisticated Cissy - The Meters
23. Look A Py Py - The Meters
24. Yes We Can - Lee Dorsey
25. Night People - Lee Dorsey

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2010年12月23日 (木)

ビル・ウィザース世界初CD化の2枚

ビル・ウィザースのコロンビア移籍後の2枚が紙ジャケでリリースされました。

「Making Music」(1975年)
「Naked & Warm」(1976年)

どちらも、何故いままでCD化されなかったか不思議なぐらい良いアルバムです。

Bill_2cd

「Used Me」路線が好きな方は、ファンキー度高めな「Naked & Warm」、
「Lean On Me」のメロウ路線が好きな方は「Making Music」でしょうか。

というわけで、どちらも押さえておきましょう。
音も2010年のリマスターだし、紙ジャケで1,995円
(ソニーさんのこの価格設定はありがたい!)なので、問題無し。

ソウル、ファンク・ファンはマストでしょう。

音だけですが、「Making Music」収録の「She's Lonely」がありました。

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2010年11月25日 (木)

The Isley Brothers / It's Your Thing (1969)

アイズレー・ブラザーズの紙ジャケ再発シリーズ。

やっぱり目玉は、日本初CD化のこれでしょう。
(2010年リマスタリングです。)

Itsyouthing


私は、70年代の作品はほとんど聴いていますが、
このアルバムの存在は知りませんでした。

しかし、アルバムタイトル曲はR&Bチャート1位にもなっているのに、
なぜ今までCD化されなかったのでしょうか。
権利の問題、本人達の意思?

唱法やアレンジにJBとスライの影響が見受けられますが、
本家にも劣らぬかっこよさ。
これはソウル/ファンク・ファンなら反応してしまうでしょう。

アイズレーといえば、この後ロックの要素を取り入れたり、時代ごとに
スタイルを変えていったので、サウンドのイメージの統一感がないのかも
しれませんが、どの時代も本流から外れることなくヒップな音楽をクリエイト
していることは、本当に凄いことだと思います。

アイズレー・ブラザーズをもっと掘り下げないとダメですね。

かっこよすぎるビデオクリップがありました。

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